CLUB OFFICIAL 
TOP PARTNERS

FRONTALE DIARYフロンターレ日記

2/16 (木) 2012

カテゴリー:

アウトドア&練習試合

text by

カテゴリー:

綾町での1次キャンプを終え、2次キャンプに行くまでの間は麻生グラウンドで調整。14日には麻生グラウンドの近くにある黒川青少年野外活動センターでアウトドアトレーニングを実施しました!1次キャンプでのテーマでもあったコミュニケーションをより深めるために行われたのです。

この黒川青少年野外活動センターは昨年、陸前高田の子どもたちを川崎に招待した「川崎修学旅行」でいろいろとお世話になった際に、チームマネージャーのほうから今回のアウトドアトレーニングができないという相談したところ、快くOKしてもらったのです!

このアウトドアトレーニングは何年前かにフロンターレでも実施しましたが、今回は久しぶりの体験ということで、サッカーをする上で重要なチームワークを高めることを目的としたトレーニングを行いました。

バスで麻生グラウンドを出発すると、10分足らずで黒川青少年野外活動センターに到着。はじめに施設スタッフの野口さんから今回体験するプログラムに説明を受け、3グループに分かれて、様々な課題に対してみんなで意見を出し合いながらチャレンジしていきます。

相馬監督からも「今日は普段とは違ったトレーニングになるので、積極的にチャレンジしよう。そしてコミュニケーションをしっかりとって、なにより楽しもう」と今回のトレーニングの趣旨が説明されました。

最初は相手の名前を呼びながらゴムボールを投げたり、2人で対面して常に同じしぐさをするといったメニューなど軽いウォーミングアップも兼ねながら体を動かしていき、その後は7つの杭の上に10人が乗り、地面に落ちることなく、年齢順に並び替えるという課題や、10人全員が手をつないだ状態で、フラフープを全員がくぐり抜けるという課題など、徐々に頭を使ったメニューも織り込まれていきました。

そのほかにも小さな板の上に全員が10秒間乗っていられるかという課題。見るからに簡単そうに見えますが、実際にやってみると体格の大きいサッカー選手が地面に落ちることなく10秒間乗っているのはなかなか大変そうでした。やっている選手たちも次第に「こうしてみては?」「こうすればいいんじゃない!?」などの意見を出し合う場面も見られ、積極的にコミュニケーションを図っていました。そして、考えた上で課題をクリアすると、スタジアムでゴールを決めたかのようにみんなで喜び合う姿がとても印象的でした。

「グラウンドではできない体験なので、コミュニケーションもたくさん取れて、やっていて楽しいね」と話してくれたのはヨウヘイ。イガも「最初は個人個人の力でやっていて部分があったが、みんなが助け合ってやろうという意識に変わってきた」と話すように選手たち自身もしっかりとコミュニケーションがとれていることを実感しているようです。

しかし1つクリアすればまたすぐに課題が出てきます。ジャングルのターザンをイメージするかのようにロープで5mほど離れた台の上に着地をするというメニューではそれぞれの身体能力の高さがうかがえましたが、着地場所に次々に人が飛び込んでくると、次第にその場所が人であふれかえっていき、その体勢をキープするのも大変に。それでも最後の人をみんなが抱え込み、見事にクリアしていましたよ!

続いては体を動かすことより集中力を保つメニューの登場です。全員が竹の筒をもってビー玉を地面に落とすことなく、10m離れた缶に入れるというメニュー。これは全員がリレー形式でビー玉を渡していくので、より集中力が問われたチャレンジとなりました。各チームとも最後の缶にビー玉を入れるのに苦戦していました。

さらには木の間に張り巡らされた紐に触ることなく反対側に全員が移動できるかどうかという課題。最初の課題に比べ、集中力や考える力もさらに必要となってきます。自分一人の力だけでなく、チームメイトの力を借りながら課題を克服する。自分が感じたことをチームに伝え、様々な意見が出る中で最善の方法でクリアした時はみんなで喜び合い、よりチーム内の結束が高まっていきました。

トレーニングを進めていくうちに「現状を打開しようとするときにアイデアを出すというのは、サッカーの試合でも流れをよんで自分たちで打開しないといけないという状況に似ている」と話してくれたのはコージ。やはりこういったトレーニングの中でもみんなでアイデアを出し合って状況を打開しようとするのは選手たちにとっても大事になってきます。逆にその状況を打開し、クリアすると「協力してクリアすると達成感があります」とノボリは楽しそうに話してくれました。

サッカーをする上ではコミュニケーションだけでなく、信頼関係も大切になってきます。トレーニングの中には信頼関係をより強固なものにするメニューもありました。一人が高さのある台から後ろ向きに倒れ、それをほかの人が支えるといったトレーニングです。これには最初は少々怖がっていましたが、一人がクリアするのを見ると次々のチャレンジし見事にクリアしていきます。これも下で支えてくれる人との信頼関係で次々のチャレンジできるのですね。

そして最後は全員の力で4mの壁を越える課題にチャレンジ。見るからに高そうな壁を、道具を使わずに乗り越えるには全員の力が必要となってきます。一人目をみんなで持ち上げ、壁を乗り越えると、今度は上に登った人が次の人を引っ張り上げる。と、このように順調に進んでいきますが、最後の1人になると下で持ち上げる人がいないため、どうやって上に行くかが問題となっていきます。それでもしっかりと助走をとって、思いっきりジャンプし、どうにか上の人が引っ張り上げ、登りきると一際大きな歓声があがりました。

ちなみに各チームが何分で登りきるかを計ってみると、驚くことに3チームとも5分ほどで登りきり、これには施設スタッフも大変驚いていましたよ!!

全てのトレーニングを終えると「我々スタッフも本当に楽しかった。ぜひこの雰囲気で試合に臨んで優勝してください。失敗したときはどうするのか?それがうまくいかない時もこういう明るい雰囲気を作ることが大事になってくると思うので、ぜひ頑張ってください!!」と野口さんから挨拶をいただきました。

最後はチームを代表してキャプテンのヒロキから「今年は一体感をテーマにやっていこうと思っているので、今日はとても大事なことが学べたと思います。シーズン中はいろいろあると思いますが、今日のこの経験を活かして優勝目指して頑張りたいと思います。今日は1日ありがとうございました!!」と施設の皆さんにあいさつをして、アウトドアトレーニングは終了となりました。

普段のトレーニングとはちょっと違った形で、チーム内の結束が高まった1日でした!!


また16日には筑波大学との練習試合が行われました。

キャンプ前に行われる練習試合ということで、平日にも関わらずたくさんのサポーターが麻生グラウンドに駆け付けてくれました。

「1次キャンプ最後の練習試合では結果が出なくて残念だったが、今日は結果と内容がしっかり出たので良かった」と相馬監督が話すように終始ゲームを支配し7-0の完勝でした。「この時期なので、息切れするかなと思ったけど、それでも限られた時間の中でよくやってくれた。新しい選手もいるので、コンビネーションはもっともっとよくなると思う。ここまで積み上げてきたベースを2次キャンプの練習試合中心にどれだけやっていきたい」と語るように練習試合ではどの選手もキレのある動きから何度もチャンスを作り出していました。

選手たちに話を聞いても仕上がり具合は順調なようです。ヤジは「コンビネーションは前より良くなってきましたが、今日も少しずれる場面がありましたし、そこはルイとも話しましたし、レナトとも実戦で合わせながら修正していきたいです。まず今日は45分動けたし、ここから新しいシステムや選手との絡みをより良くすることが重要です」と話していました。またキョウヘイも「チームとしてゼロで抑えられたことが良かったと思います。個人的にはチャンスでゴールを決めることやアシストという結果をゲームで出していきたいです。この前の練習試合と比べると、やりたいサッカーができていて、選手もイメージを理解していると思います。今日は結果がついてきたし、これからコミュニケーションをとっていけばもっと良くなるんじゃないでしょうか」と話してくれました。

始動してから約3週間。ここまで大きなケガもなく順調な仕上がりを見せています。明後日から始まる2次キャンプではFC東京、モンテディオ山形、サンフレッチェ広島との練習試合で開幕に向けてさらにチームを仕上げていくことでしょう。またチーム内での熾烈なポジション争い行われ、3月10日の開幕戦のピッチに誰が立つのか今から楽しみです!

  • ツイッター
  • フェイスブック

関連する日記

share with friends!
Tweet
FB Shere

2022-05

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最新の日記

過去の日記

カテゴリー

PAGE TOP

サイトマップ