FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/10 (木) 2013

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かわさき修学旅行

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広報部

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2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害に対し、川崎フロンターレでは「Mind-1ニッポン」を合言葉に、被災地への継続した復興支援活動を行っています。今回は、この活動の一環で先日行いました第3回陸前高田「かわさき修学旅行」のご報告を行います。

震災後、陸前高田市のみなさんとは、Mind-1ニッポンプロジェクトを通じ、川崎フロンターレと川崎市の共同で製作された「フロンターレ算数ドリル(上・下巻)」の寄贈や、フロンターレの選手全員で行った陸前高田市でのサッカー教室など様々な復興支援活動で交流を持たせてもらっていますが、川崎市の場所や街自体を知っている方はまだあまり多くありません。川崎という街を知ってもらい、より陸前高田市との絆が深まることを願い、陸前高田の子ども達及びその親御さんを川崎へ招待する「かわさき修学旅行」が10/5~6(一泊二日)の日程で開催されました。尚、この「かわさき修学旅行」は昨年、一昨年に引き続き、今年で3回目の開催となります。

この企画には、フロンターレの他、サポーター有志、川崎市、スポンサー、そして地元企業・団体から多大な協力をいただき開催に至っています。かわさき修学旅行参加者の誘導、案内などは川崎フロンターレサポーター有志、川崎市内の観光の調整を川崎市が実施。また川崎唯一の相撲部屋である「春日山部屋」では初日のちゃんこ等夕食のご提供、宿泊先となる川崎生涯研修センターは、宿泊施設の利用および併設されている温泉施設「志楽の湯」の利用すべてを無償協力していただきました。さらに、川崎観光の一つでもある「ラゾーナ川崎」では、買い物に利用できるクーポンの提供や遊戯施設で使用できる遊戯券の提供など便宜を図ってもらっています。クラブの掲げる『支援はブームじゃない』の合言葉に賛同し、活動を共にしてくださったみなさんと共に、かわさき修学旅行は行われました。

修学旅行初日となった10月5日(土)。あいにくの空模様となりましたが、そんな天気を吹き飛ばすような元気いっぱいの子ども達が東京駅に到着しました。サッカー教室でも顔を合わせているスタッフやサポーター有志がお出迎えしたこともあり、参加者のみなさんと久々の再会を楽しみながら、まずはバスで川崎へ。最初に向かったのは川崎大師。昨年のツアーでは台風のため急遽、観光を取りやめた場所です。バスを川崎大師近くに駐車し、みんなで仲見世通りへ歩いていくと、いつもの「トントコトコトン」の軽快なリズムが聞こえてきます。最初、何の音だか分からなかった陸前高田の子どもたちでしたが、職人さんの飴を切る姿が見えると、一目散にトントコ飴の試食を勧める店員さんのもとに!色んな味があるトントコ飴ですが、とりあえず試食させてもらえる飴を口いっぱいに頬張っていました。小雨降る天候のため、観光客が少なくいつもの活気がない少し静かな川崎大師に「ちょっと物足りないかな…」と心配していたスタッフでしたが、この日は陸前高田の皆さんが来ることを知ってか本堂前で何とサルの大道芸が開催されているではありませんか!何度も参拝に訪れているスタッフでさえも本堂前で大道芸が行われているのを見るのは初めてで、本当にラッキー!しかもテレビにも度々出演している有名なおサルさんの曲芸に、陸前高田の皆さんも子どもから大人までみんなで楽しむことができました(おサルさんありがとう!)。そして大道芸を堪能した後は、本堂にお参りし、おみくじを引いたり、おみやげを買ったりして川崎大師を満喫しました。

続いて向かったのが、ラゾーナ川崎。到着すると、施設マップを片手にお店めぐり。大人の方々はそれぞれ目的のお店にいかれましたが、子ども達はそのほとんどが、4階にある大型ゲームセンターへ。先述した通り、ラゾーナ川崎のご協賛でこの日は陸前高田の方々に大型ゲームセンターで楽しめる遊戯券(クレーンゲーム券)が提供されたため、子どもたちは、この遊戯券を片手に一目散に沢山の種類のあるクレーンゲームコーナーに駆けつけたわけです。今後の移動や荷物の量を考え、クレーンゲームで採るものは、アクセサリーなど小物なのかなと思ってましたが、そこは子ども。狙うは大物ばかり。スタッフやサポーター有志から「コレ、採れちゃったら持ち運びどうすんの!?」という心配の声も気にせず「採れてから考えるから」とおかまいなし。…そうです。得てしてこういう時に採れてしまうのです。結構多くの子どもたちが、大きいぬいぐるみや大きな箱のお菓子をゲット!最終的には、親御さんが大荷物を抱える羽目になっていました…。参加者の中でサッカーをやっている子どもたちは、ラゾーナ川崎の横のミューザ川崎内にあるスポーツショップB&Dまで足を伸ばし、サッカーのスパイクを購入していました。陸前高田の近くには大きなスポーツショップがなく、沢山のブランドの中から自分が気に入ったものを手にとって実際に履いてから購入することができないとのこと。多くの子どもたちが通販でスパイクを購入しているそうで、貴重な機会だったようです。

川崎大師観光、ラゾーナ川崎でのショッピングで色々動き回り、皆さんのお腹も空いてきた19時過ぎ、バスは本日夕食をご馳走になる春日山部屋へ。昨年の修学旅行の際もお世話になりましたが、今回初めて参加した人にとっては、(もちろん陸前高田に相撲部屋はありませんから)相撲部屋潜入初体験!大きい力士や初めて見る稽古場に一同感動。子どもたちはいきなり力士のお腹をプニョプニョさわっています。そして、夕食会場となる部屋の3階に陸前高田の皆さんが上がると、そこにはビョンジュン、大島、福森、風間宏希、山越の5人のフロンターレ選手が!これは、陸前高田の皆さんが翌日(日曜日)の試合観戦後、新幹線の関係上すぐに東京駅へ向かわなければならず、選手との交流時間を持てないことを選手たちが知り、この食事会で交流するため自主的に参加をしたのでした。選手はそれぞれ、陸前高田の皆さんの間に入り、塩ちゃんこを食べた後、山越選手の進行のもと、ビョンジュンの「半沢直樹の物まね」などで会場を盛り上げ、良いコミュニケーションをとっていました。

食事が終わると、宿泊先の川崎生涯研修センターへ。到着すると、温泉施設「志楽の湯」で今日一日の疲れをしっかり取ってもらい、子どもたちは就寝。大人の方は、この企画に協力してくれたサポーター有志やクラブスタッフと共に、懇親会を実施。私達も年に1度、陸前高田市を訪れていますが、こうして現地のみなさんの声を聞くことで復興の進捗状況や問題点を感じ取ることができ、また、修学旅行に今回参加した新しい方々とコミュニケーションの輪を広げる貴重な時間となっています。関係を深めれば深めるほど、我々が行う「Mind-1ニッポンプロジェクト」の活動意義を深く感じ、継続していくことの重要性を痛感します。

修学旅行2日目の10月6日(日)。昨日とはうって変わって、強い日差しが照りつけるサッカー日和!いよいよ今回のメインイベントでもある川崎フロンターレホームゲーム観戦と等々力のピッチで行うサッカー教室です。

試合観戦はもちろんのこと、これを機会に、よりホームスタジアムを満喫してもらおうと、等々力到着後まずは、「等々力のピッチで遊ぼう!」を昨年に引き続き開催しました。青々とした芝生に、子どもたちも大喜び。「プロの選手がどのくらいの大きさでプレーしているか体感してもらいたい」という育成コーチ陣の考えからフルコートでサッカーゲームを開催!飛び入り参加したお父さん方はヘロヘロになっていましたが、子どもたちは目をキラキラ輝かせながら笑顔で楽しんでいたのが印象的でした。

元気いっぱい走り回った後、参加者のみなさんが向かったのは、Doleランド・秋を開催している場外イベント広場「フロンパーク」。Doleの秋の味覚や川崎の名物を食べたり、復興支援ブースで陸前高田物産展に来ていたマスコットのたかたのゆめちゃんと交流したり、思い思いの楽しみ方でフロンパークを堪能していたのではないでしょうか。次は、選手バスの到着ゲート。試合に臨む選手達にエールを送ろうということで、2年連続掲げている「が」「ん」「ば」「っ」「ぺ」「し」のゲートフラッグに「今」「年」「も」を新たに子どもたちが事前に製作し選手たちをお出迎えしました。

試合前には、バックスタンドトラック上よりサポーターの皆さんへ参加者の一人、高田FCキャプテンの平野裕典くんから挨拶がありました。「僕は将来、川崎フロンターレの選手になることが夢です。その際には、みなさんどうぞよろしくお願いします」という何とも感動的で、そしてクスッと笑ってしまう心に響く挨拶でした。

試合結果はもうみなさんご存知の通り、陸前高田市のみなさんから大きなパワーをもらい、強豪柏が相手でしたが、ヨシトの2ゴールとレナトと決めるべき選手達が決め、3-1で勝利。選手達も「遠くから来てくれてたから絶対に勝ちたかった。勝たないとハイタッチして笑顔で終われないしね。(ハイタッチ時の)皆の笑顔が印象的だったし、踏ん張って勝つ姿を見せることができて本当によかった」(リキ)。「バスで会場に入る前から応援してくれていたし、本当にありがたいこと。うれしかった。頑張る姿を見せることが大切だが、勝ち試合を見せることができて何より」(ケンゴ)と陸前高田市のみなさんに感謝のコメントを残していました。勝利に向けひた走る選手達を見て、子ども達も何か感じてくれていたようでした。

2日間にわたって行われた「第3回かわさき修学旅行」も最後はフロンターレの勝利という最高の形で終えることができました。東京駅到着後、名残惜しそうな子ども達がいましたが、川崎フロンターレは今後も陸前高田の皆さんとの交流を続けて行きます!また笑顔で会いましょう!

最後に今回の川崎修学旅行にご協力いただいた「川崎市」「川崎生涯研修センター及び志楽の湯」「ラゾーナ川崎」「春日山部屋」「Dole」のみなさん、6日の朝食を献立から調理まで中心になって担当してくださった炊事ボランティアの皆さん及び研修センターのシロタ料理長、がんばっぺし幕の制作協力をしてくれた染太郎の景山さん、本当にありがとうございました。そしてこの企画を成功させようと2日間にわたり率先して力を貸してくれたフロンターレサポーター有志の皆さん、心より感謝しています。

また、「Mind-1ニッポンプロジェクト」に賛同し、試合直前にも関わらず試合前の記念撮影に協力していただいた柏レイソルの選手、スタッフのみなさんも本当にありがとうございました。

甚大な被害をもたらした「東日本大震災」から今年で2年が経過しています。震災直後から陸前高田市にはクラブスタッフや選手達が訪れています。街を覆い尽くしていた大量のがれきの山は次第に少なくなりましたが、元の街並みに戻るのはまだまだ時間が必要であり、実現に向け多くの課題が残されているのも現実です。川崎フロンターレができることは限られますが、「Mind-1ニッポンプロジェクト」を通じ、より多くのみなさんに被災地の復興に向けた厳しい現実と、まだ支援を必要としていることを伝えていければと思います。今後も、チームへの熱い声援と共に、「Mind-1ニッポンプロジェクト」へのご支援とご理解を宜しくお願いします!(写真提供:KANCHI)

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