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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

12/22 (月) 2014

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U-13 ベトナム遠征最終日

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営業G

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川崎フロンターレU-13のベトナム遠征最終日。前日に引き続き、ビンズンFCとの親善試合がビンズンスタジアムで開催されました。相手はなんとU-15でビンズンFC関係者からも前日の内容、結果を見ると「今日は面白い試合になるだろう」と予想されていましたよ。

3日目の朝も同じく中庭で散歩と体操をしてから朝食へ。朝食も前日と同じくバイキング形式でした。選手たちはそれぞれ彩りよく、お皿に盛りバランスの摂れた食事を心がけているようでした。朝食後は、2日目と同様に、ホテルを出て近くのフットサルコートでトレーニングをします。この日は試合の翌日ということもあり、軽めのメニューでの調整となりました。

昼食も2日目と同じくホテルのレストランで食事。滞在3日目となると、躊躇なく生春巻きや香草の入ったフォーなどベトナム料理を楽しんでいる選手たちの姿も見えましたね。中には、癖の強いパクチーを苦しみながら食べている子もいましたが、これもいい経験になったのではないでしょうか。

場所は変わり、すでにビンズンスタジアム入りしているイベントスタッフは、ブースの準備を急ぎます。今回は日本で使用している「ファンタジスタ」と「サッカービンゴ」を現地で製作し、設置。日本では子ども達に人気があるんですが、ベトナムでは大人も夢中になって遊んでくれました!!フロンターレが実施しているアトラクションのようなものはベトナムでは馴染みがなく、とても珍しいそうです。

サントリー ペプシコ・ベトナム・ビバレッジ様からベトナム国内で販売を開始した日本でおなじみの「C.C.レモン」を約300本ご提供いただき、アトラクションに参加した皆さんにサンプリングしました。また、U-13の選手たちには水の「Aquafina」を約300本ご提供していただきました。今回もありがとうございました!

ベトナムでは日本のように「整列する」という風習があまりないようで、スタッフは子ども達を並ばせるのに一苦労…。ベトナム語で「1・2・3」を表す「モー・ハイ・バー」をうまく駆使し、「はーい、みんなここにモー、ハイ、バーだよ!」と日本語とベトナム語、そして必死のボディランゲージを混ぜて対応(汗)
子ども達も、見知らぬ日本人の必死な姿に圧倒されたのかきっちり並んで楽しく遊んでくれました。このフロンターレブースでは、両日共に約500名が参加し大賑わいでした!! 一方、グッズ売店は、商品の陳列がほぼ整うと地元の方たちが集まりだし「これはなに?」、「これはいくら?」と興味津々。いざ販売をスタートさせると、人だかりは隣のアトラクションブースへ…(笑)。物価の違いに苦戦をしながらも、ビンズンFCとの初コラボグッズをはじめ、フロンターレなグッズを多くの方々に知ってもらえるいい機会になりました。

暑さや物価の違い以外にも苦戦したのが…グッズガラポン!! ベトナムには“ガラポン”自体がないようで、説明するのがとても大変。一通り説明し、いざチャレンジ! となるとほぼ100%の方が、超高速でガラポンを回し、玉が”彼方へ飛んでいく”は”出ない”はで、スタッフ大慌て。アウェイの洗礼をガラポンで味わうとは思ってもいませんでした。ただ、今までベトナムになかった文化やグッズを少しでも体感してもらえたことが何よりも大きな経験だったかなとも思いました。

昼食を終えた、選手たちはバスに乗り込みビンズンスタジアムへ! キックオフ時刻は、前日と全く同じ。アップの際に遠目から見ても身長差や体格差が一目瞭然です。選手たちもカテゴリーが上となる選手たちが気がかりのようでアップしつつ、目では相手選手たちを追っている感じが見受けられました。
アップを終えて入場のために整列をすると、その差は言うまでもなく、フロンターレで一番身長の高い選手が相手の選手と同じくらい。試合前からフロンターレの選手たちは若干、委縮しているようにも見えました。

キックオフすると細かいパスワークでリズムを作ろうとするフロンターレU-13でしたが案の定、身体能力の差では敵わず、1対1の状況では勝つことができません。膠着した状態で時間だけが過ぎていくと、ファーストシュートを相手に打たれてからは、ズルズルと攻め込まれるシーンが多くなってきました。26分には、FW中島大成が個人技で相手ディフェンス2人をかわしてシュートを放つも、ボール枠外。
1本目を0-0で終えると、2本目からはフロンターレが、攻め込むシーンが多くなりはじめ、ついに19分DF山崎健翔のスルーパスに抜け出した、FWディアウ勇守歩が左サイドから相手GKのタイミングを外す、技ありシュートで待望の先制点を挙げます!! その後も追加点を狙いにいきますが、相手ゴールをこじ開けることができずに2本目が終了。
3本目はメンバーを多く入れ替えてキックオフ。さすがに選手たちも連戦の疲れと暑さの影響で運動量が落ちてくると、相手にゴールを脅かされるシーンが増えてきます。終了間際には、相手の放ったシュートがゴールポストに当たるなど、苦しい時間が続いた3本目も失点することなく守り抜き、見事1-0で勝利を収めました!! この日のMVPには決勝ゴールを決めたディアウ選手が選ばれ、立派なトロフィーを頂きました。最後には両チーム記念ボールの交換と、集合写真の撮影をして終了。

試合が終わりホテルに戻ると、すぐに夕食の時間です。最終日はレストランで選手、クラブスタッフが一緒になって食事をしました。約3日間、一緒に行動してきたクラブスタッフでしたが、選手たちとゆっくり話す機会もなかったので、この時には、ベトナム遠征中に起こったことや、また私生活の話など、クラブスタッフも選手たちと会話を楽しんでいました。
食後には、お世話になったホテルの方にお礼の挨拶とフロンターレグッズをお渡しさせていただきました。また、サプライズでホテルの方から、誕生日の近い選手とクラブスタッフにケーキのプレゼントもあり、素晴らしい演出をしていただきました。

今回の遠征では、初めての海外となる選手たちもいて、食事の面や、環境の変化を心配しておりましたが、宿泊した「ホテル・ニッコー・サイゴン」のスタッフ皆様のおかげで、選手たちも試合に集中して取り組めたと思っています。誠にありがとございました!

全日程を終え、U-13のキャプテン宮城天選手に話を聞きました。「日本と違う季節の中で、調整不足もあり、なかなかいいゲームはできませんでしたが、スタンドにはたくさんの観客もいて、モチベーションはすごく上がりました。その中で試合にも勝つことができて、自分たちのモチベーションはもっとあがりました。ベトナムの芝は思っていたほど悪くなかったのですが、日本とは違う芝なので、ボールが止まったりして普段よりは、やりにくかったです。今回遠征はとても暑かったので、日本に戻ってからも走り負けないように、今回のベトナム遠征で得た経験を糧にして、今後も頑張っていきたいです!」とのことでした。

続いてU-13 を率いる高田栄二監督に今回の遠征について話を伺いました。「今回、東急電鉄様をはじめ、サポートしていただきました企業様、そしてクラブスタッフの方々と皆様のご配慮のおかげで、今回の遠征ができたことは子どもにとって、とてもいい経験になったと思います。正直なところ、5月にトップチームと一緒に来たかったという思いもありますが、今回はビンズンFCのU-13、U-15と2つのカテゴリーとたくさんの試合ができて、すごくいい経験ができたと思います。ベトナムの国民の気質的に負けず嫌いというか、勝ちにこだわる部分はすごいと事前に聞いていたので、負けているゲームでも最後まで一生懸命プレーしてくるのが印象的でした。接戦のゲームでも、どんどん前に出てくるという部分では、日本人のおとなしさとは違う部分も見ることができて、子どもたちにとっては、プチACLではないですけど、このような経験ができたことは貴重な財産になると思います」
 高田監督の話にあったように、本当に多くの皆様に協力していただき、今回の遠征が実施できました。無事、けが人もなく帰国することができましたし、安全に終えたことを本当にうれしく思います。ご協力、ご尽力いただいた方々に御礼申し上げます。今後もベトナムでの展開は続いていくと思いますので、フロンターレのベトナム展開にも注目していてください。

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