綾町キャンプも4日目に入り、そろそろ選手の疲労もたまってくる頃ですが、大きなケガ人もなくキャンプは進んでいます。シーズン立ち上げのキャンプということもあり、大きな目的は体つくり。そのため、ここ綾町での1次キャンプでは、走るメニューが多くなってきます。
3日目となった昨日のトレーニングでは、重りを引っ張りながら走るメニューが行われました。重りを巻き付けながら前へ前への意識。上に飛ぶのではなく、前に進む。「お尻から太ももの裏の筋肉を使って走り切る。今後は練習試合も入ってくるし、これからボールを使ったメニューも増えて来るので、スプリントではなく、しっかりと自分のところでコントロールしながら走ろう」と篠田フィジカルコーチからメニューの意図が詳しく説明されていました。
さらに午後のメニューでは60mの加速走も行われました。これは午前中の前へ前への意識を持ちながらフィジカル的要素が増えてきました。
「走る量は普通ですし、まだまだ平気です。楽勝ではないですけど、キツイメニューではないし、コンディションをあげるという意味ではいい刺激を入れている感じですね。今年はさらにいろいろな道具を取り入れながら、いろんな筋肉を鍛えられればもっと強くなれると思いますね」と話してくれたのはショウゴ。
またリョウタも「みんなのやる気がみなぎっていてみんなスピードが早かったです。例年と走る量は変わらないと思いますけど、走っているようなイメージもありますね。そろそろきつくなってくる頃に”ヨーヨーテスト”もありますからね(苦笑)」とリョウタが予想した通り、次の日の午後にはフィジカルテストが実施されました。
今回のフィジカルテストでは、10mダッシュ、5mターンからのダッシュ、垂直飛び、ジャンプ後のバランスを見るメニュー、ヨーヨーテスト。
「現状でのコンディションチェック。走るほうがメインになるけど、疲れた中でもどれだけの力が出せるかの筋力測定も行う」と篠田フィジカルコーチから説明があり、最後には「こういう時だからこそ元気を出していこう!!(笑)」と盛り上げながら行っていました。
ジャンプ系のテストでは、GK陣が高い数値を出すなど、それぞれが現状のコンディションを確認していました。そして最後のメニューとヨーヨーテストと呼ばれる体力測定。音に合わせて20mの距離を何度もシャトルランする持久力テストです。徐々にスピードが上がっていき、何本走れるかどうかをテストします。
最後まで残っていたのはラルフやヤスト、昨年特別指定選手に登録していた1人・順天堂大 旗手怜央選手など若いメンバーが中心となりましたが、最も長く走れたのは2020シーズンからチームに加入することが決まっているカオルこと筑波大 三笘薫選手。「きつかったです(笑)。ヨーヨーなら得意ですけど、試合だとまだまだです。ヨーヨーは大学からやっていたので慣れはありました。自信にはなりますけど、みんなシーズンが始まったばかりだし、大学生なのでこういう部分は負けられないです」と笑顔で話してくれましたよ。
脱落した選手や監督、コーチ陣からも拍手が起こり、カオルに期待している人、多数です!!(我々も!)
キャンプも中盤戦へと突入し、まだまだこれからという時期ですが、様々なフィジカルトレーニングで1シーズンを戦い抜く体をしっかりと作っていきます!!
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