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2005年06月 アーカイブ

2005年06月03日

小柄な選手の賢い術!

ボールが地面にあることの方がはるかに多いサッカーでは 「体格は関係ない!」、「サッカーは身体の大きさでは決まらない!」と、私は常に自分に言い聞かせプレーしてきた。それは実際に、ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)、ロマーリオ(ブラジル)、トーマス・へスラー(ドイツ)、ロベルト・バッジオ(イタリア)らがピッチの上でメッセージのように示してくれていたからだ。大柄な選手たちをてんてこ舞いさせるプレーは見ていて気持ちがよく、私がプレーする上で自信を与えてくれたとともに、彼らのプレーから沢山のヒントを得ることができた。

私は現役時代、180cmを超える大柄なDFたちを相手にいつも戦ってきた。まともにぶつかったら当然吹っ飛ばされることは目に見えていてケガにもつながる。現に、元柏レイソルのブラジル人DFネルシーニョ選手にまともに挑んだとき、吹っ飛ばされ手首を脱臼(全治3ヶ月の重傷)、即病院に搬送され手術を余儀なくされた苦い思い出がある。そんな経験を繰り返し、大柄な選手たちとも対等に、いや対等以上に戦うためにも、もっと「賢い術!」を身につけていかなければならなかった。

小柄な選手は、自分を生かす努力が必要で、大柄な選手が敵わない何かを持っていれば十分戦えるはずだ。その何かは、ボールを運ぶ・止める・蹴るという技術的なことであったり、走るスピードがあったり、様々な状況での判断するスピードが速かったり、局面での発想や想像力が豊かだったりもするが、「賢さ!」というものがあってこそ高い技術などを発揮できると思う。例えば、守備をしているとき、自分のマークする相手は勿論ケアーする。しかし、ケアーしながらも 「この相手からできるだけ離れてやろう!」、「攻撃に切り替わったとき相手を混乱させてやろう!」と、いつも攻撃のことを考えながら準備しておくことも必要だ。味方選手がボールを奪った瞬間には、できるだけ相手から離れた有利なポジションでボールをもらったり、相手の裏のスペースに向かって既に飛び出している必要がある。相手のマークが離れていれば時間があり、大柄な選手に潰される心配もない。前を向いてプレーすることができれば自分の良さをもっともっと引き出せるかもしれない。

接近戦であれば、DFが激しくチャージできないペナルティエリア内が望ましい。よく観客からは「あいつ守備しないでサボってるよ!」と思われがちだが、全てが「サボってる!」わけではなく、攻撃のために中途半端なポジションをとったり、相手DFと駆け引きしたり、常に次の状況を予測し相手の隙を狙っていることもある。真面目にプレーする中にも、賢く自分を生かすことを常に考えていくことも大切である。

指導者の中には、小柄な選手に対して 「あたりが弱いなぁ!」と嘆いたり、我慢できなくメンバーから外したり 「もっと力をつけて対人に強くならないと!」など、強さには強さで対抗しようと思っている無責任でセンスが無い人がいる。勿論、対人に強くなるための努力はしなくてはいけないが、実際直ぐには効果は出ないし難しい。ならば、極端だがまともに大柄な相手に近づかなければいいだけの話だ。近づくことで自分の弱さを露呈することになる。身体の強い選手には、できるだけ身体の強い選手が対抗すればいい。テクニック・スピード・高さを兼ね備えた選手がいれば最強であり、それにこしたことはないが、そんな選手はそうたくさんはいない。日本の小柄な選手が、生まれつき優れた強靭な身体を持った海外の選手たちとまともにぶつかったら勝負は見えている。

体格差だけではなく、様々な部分で埋められないことは当然あるが、それは違う方法でクリアーできることがあるはずだ。フロンターレにも今野選手のように判断に優れ、気の利いたプレーができる、お手本のような選手がいる。小柄なら小柄なりに大柄な選手とぶつからない「賢い術!」を身につけていくことができれば、ピッチで自分の持ち味を十分発揮できるはずだ。
小柄な選手でも、きっと観客からは堂々とした大きな選手に映るに違いない。
サッカーは体格ではなく、いろんな人に可能性があり、夢のある面白いスポーツでなければいけないから…

2005年06月16日

サッカー映画!

先日、「リトルストライカー!」という映画をTVで見た。
海外の試合は、よく見るが、サッカー映画は久しぶりだった。
主人公はイギリスのマンチェスターに住む、マンチェスター・シティの大ファン、ドジで気弱なサッカー少年ジミー・グリンブル(ルイス・マッケンジー)。ジミーは、グリーノック校のサッカー部に所属している。一人で練習しているときは、ドリブルやリフティングは上手だが、チームではマンチェスター・ユナイテッドファンの少年たちにいじめられ仲間外れにされたり、人前で行う試合では思うようにプレーできない。

ある日、不思議な老婆から 「シティにいたロビー・ブルーワーが履いた」という古いサッカーシューズを貰う。そのシューズを履いて試合に出場すると驚くようなロングシュートを決めることができた。皆は、古いシューズを見て最初は笑っていたが、ジミーが活躍するにしたがって信頼するようになりチームに欠かせない存在になっていった。ジミーの活躍でグリーノック校は決勝戦まで勝ち進んだ。決勝の舞台は憧れのプレミアリーグ、マンチェスター・シティのホーム、メイン・ロード・スタジアムだ。

試合当日ジミーは、一人の高慢なチームメート、ゴードンに履いていたシューズを捨てられてしまう。困ったジミーだったが、元シティの選手でコーチのエリック・ウィラル(ロバート・カーライル)からスタジアムのショップで新しいシューズを買ってもらいプレーするが、いつものようにはいかない。ハーフタイムにジミーは「老婆から貰った魔法の掛かった古いシューズでなければプレーできないんだ!」と、肩を落とすが、コーチのウィラルは 「プレーするには勇気が必要なんだ!」と、自分の経験を話し、ハリー(ジミーのママの昔の恋人/レイ・ウィンストン)もまた、ジミーはいつものようなプレーができるはずだと、シューズの謎を解くためタジアム内を駆ける。そして、ブルーワという選手など過去にはいないことを知り、古いシューズは魔法などかかっていなかった。「これまでのプレーは全て自分の実力だったんだ!」と、自信を取り戻す。後半、ジミーは見違えるようなプレーで優勝に貢献する。試合後に、ユナイテッドのスカウトから 「是非うちに来ないか?」と、誘われるが 「僕はシティに行く!」と答えた。ジミーが、世界的ビッグクラブよりシティを選んだところは、最高に格好良く思え、気持ちがいい瞬間だった。練習でできたことは試合でも必ず出せるはず。力を発揮するには、自信や勇気が大切だ。

この映画は、サッカーの母国イギリスと1998W杯でも優勝したフランスの両国で共同制作され、サッカーでは世界的に有名なマンチェスターが舞台だ。これを見ているだけでも雰囲気が伝わりワクワクしてきてサッカー好きにはたまらない作品だ。内容も少年はサッカーが大好きで、優しくて、いじめられても自分の力で段々たくましく変わっていく様子が描かれている。
自信を持ってプレーすることの大切さなど、いろんなことを感じさせてくれる作品だった。

また、この映画と似た 「ボールのまじゅつしウィリー」というサルが主人公の絵本がある。私は、サッカーに関する絵本だったため興味があり、思わず購入した。娘が小さいときには、この本を何度も読んであげていたが、また近々息子(もうすぐ2歳)にも読んであげたいと思う。是非、小さいお子さんがいる方はチェックしてみてください。

映画を見たり、本を読んだときの感じ方は、人それぞれ自由だ。作られたものだったり現実離れしていることも多いが、受け止め方次第では、自分を見つめ直すきっかけになったり、これからも頑張って行こうと思えたり、人に伝えられることなども多い。見て読んで感受性を得たり、想像力を高めたりすることも重要で、何よりも前向きになることができれば、最高で貴重な時間を過ごしたことになるだろう。

2005年06月24日

ファン感謝デー!

川崎フロンターレ「2005年ファン感謝デー」が6月25日(土)に開催される。
昨年までは、トップチーム練習場の麻生グランドなどで行われていたが、地域密着を目指し創設当時から地道な活動をしてきたことや、チームも5年ぶりにJ1復帰を果たすなど、着実にファンが増えたことから、フロンターレのオフィシャルスポンサーでもある「川崎競輪場」の協力で行われることになった。

麻生グランドで行われていたファン感謝デーは、山間の自然な環境で、クラブハウスや緑色の芝など、普段トレーニングしている場所で、選手たちをより身近に感じてもらうことができたという利点があったが、嬉しい悲鳴で収容できる人数も限界に達した。

ファン感謝デーは、日頃応援してくれている方々へ選手・スタッフが感謝の意をこめて行われる後援会会員を対象としたお祭りで、私も選手時代から特にこの日は、一人でも多くのファンの方々に楽しく過ごしてもらえるように心がけました。

選手たちはサインや写真撮影に気軽に応じてくれたり、ミニゲームやステージでのクイズでハッスルしたり、飲食など出店コーナーの店員になって商品を販売したり、ピッチ以外での一面も見ることができます。
フロンターレの選手を、より知ることができれば、試合でプレーする選手の気持ちに少しでも近づくことができるかもしれない。また、より一層一緒に戦っている実感が沸くはずで、フロンターレのために力強く気持ちのこもった応援をしてくれることが、選手たちに大きな力を与えてくれることになる。

私が出演している「SUKI!SUKI!フロンターレ」もファン感謝デーで番組の収録を行う予定です。是非、皆さん気軽に声をかけてください!運がよければ番組出演があるかもしれません!
川崎競輪場では、大多数のファンで盛り上がることが予想されますが、今年はどんな楽しいイベントになるのか今から楽しみです。
「2005年ファン感謝デー」で、新たな思い出が皆さんの心に刻まれることになるでしょう。

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