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川崎フロンターレ アカデミー 
試合記録ページ

  • U-18
  • 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 EAST
  • 第11節

対戦チーム:FC東京U-18

日時/キックオフ:7/8(土) 15:00~  45分×2

会場:県立保土ヶ谷公園サッカー場

結果

  • 勝ち
  • 1
    • 0-0
    • 1-0
  • 0

得点

川崎

  • 90+4 オウンゴール

FC東京U-18

川崎メンバー

メンバー

GK
1 濱﨑知康
DF
2 江原叡志 17 柴田翔太郎 20 山中大輝 22 加治佐海 30 林駿佑
MF
7 志村海里 10 尾川丈 14 岡田泰輝 25 矢越幹都
FW
9 岡崎寅太郎

交代

  • 46分 7 志村海里 → 8 名賀海月
  • 67分 22 加治佐海 → 24 児玉昌太郎
  • 80分 20 山中大輝 → 5 土屋櫂大
  • 80分 9 岡崎寅太郎 → 13 髙橋宗杜
  • 86分 14 岡田泰輝 → 18 八田秀斗

コメント

■長橋康弘監督 コメント
FC東京さんとやってみてその技術もそうですし、一人ひとりフィジカルも素晴らしい選手が多かったです。うちの選手たちは知ってる選手たちばかりですし、そういう相手に絶対負けたくないっていう気持ちは 1 週間のトレーニングで出ていたので、もうシンプルにその気持ちをぶつけるしかないなっていうところで、選手たちはよく戦ってくれたと思います。今回先発出場した岡田泰輝選手についてですが、あのポジションは普段香取武選手が入っていたなかで、日々のトレーニングから下を向くことなくとてもよく頑張ってくれていて、やっぱり紅白戦を見ても本当に引けを取らない活躍を見せてくれています。選手たちにもよく言うんですが、紅白戦を見るのが非常に楽しみで。本当に選手の力っていうのがいい意味で詰まっています。チームの中での競争というのが、非常に良い流れになっていると思います。トレーニングの質というのが本当に高くなってきていたので、今日も心配はなく、彼らならやってくれると思っていました。前半の戦いは、もう少しやっていかなければならないところがあります。それでもやっぱり、選手たち一人ひとりそこの部分というのは、気にしてやってくれていたのを非常に感じました。あとはそこを詰み上げていくっていうのが大事になってくると思いますし、ずっと言われている課題として、試合の終わり方ですね。そこは全国大会前に、しっかり選手たちと作っていきたいと思います。U-17日本代表から帰ってきた柴田翔太郎選手、土屋櫂大選手についてですが、やっぱり代表に行った選手は必ず代表の基準を持って帰ってきてくれています。今回はチームからあの 2人が選ばれたんですが、一方悔しい思いをしている選手がかなりいて、2人が帰ってきた後のそういう選手たちの感度が非常に高かったです。2人の守備の基準がさらに上がったなと感じていて、残っていた自分らも上げていかなければならないと。加治佐海選手も今日は途中交代してしまったんですけど、彼は本当に悔しい思いしながらこっちにいましたけれども、やっぱり守備の基準を絶対あげなきゃいけないというところで、彼は前半からフラフラになるまで守備を頑張っていて、その辺も今日はよく出ていたと思います。そういった意味でも、やっぱり帰ってきた選手プラス、川崎にいた選手の変化というものが見られています。2週間後にはクラブユース全国大会が始まります。今日でリーグ戦 1 巡目が終わりましたけど、ここで学んだことっていうのをもう一度選手たちと一緒に整理していきたいと思います。とにかく選手たちと日本一を目指しているので、そこの目標を達成できるように、改善しなければいけないところ、ある程度通用したところ、これをしっかりと整理してやっていきたいと思います。今日もトップチームの試合があるなか応援に来ていただいて、いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。去年ここのグラウンドで優勝させていただいたんですけれども、その時の対戦相手も FC 東京さんでした。そういったサポーターの力っていうのも今日もなんとなく感じながら、ベンチで見ていたんですけど、ああいうゴールが生まれるっていうのは絶対にもうサポーターの皆さんのおかげだと思っています。本当に選手たちにはよく言うんですが、当たり前に思わず感謝の気持ちを忘れず、また引き続きサポーターの皆さんの気持ちに応えられるよう頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

■17柴田翔太郎選手 コメント
得点に繋がったコーナーキックについては、ゴール前密集していたので、ゴールに向かうボールを求められていました。まあ、自分のゴールにしてもらいたかったですけど。でもみんなの想いが乗ったゴールだったので、良かったかなと思います。思った以上にゴール方向にボールが向かっていったので、自分がイメージしてたよりもいいボールだったかなと思います。多摩川クラシコということで本当に負けてはいけない相手だと思いますし、U-17日本代表でずっと一緒にやっていた選手がいるので、負けたくないという気持ちはもちろんありますし、特に想いも強かったですが、チームが勝って勝点3を積めたっていうのが大きいなと思います。今回参加したアジアカップは今までの代表活動のなかでも一番成長を実感できたというか、本当にすごい経験ができたなと。メンタル面であったり、球際の強さっていうところは結構自信を持って帰ってこれたんですけど、今日も発揮できたと思います。ワールドカップ本戦出場が懸かったオーストラリア戦では、本当に今までないぐらいに緊張したのですが、それがやれたことでここに帰ってきて自信になりましたし、自分がチーム引っ張らなきゃいけないっていう想いでやりました。そこが一番自信を持って帰ってこれたところかなと思います。クラブユース全国大会については、去年ベスト16で敗れてしまって、優勝を目指せるチームだっただけに非常に悔しかったです。今年はスタートで出て、タフな戦いを戦い切りたいなと思っています。成長がそこに待っていると思いますし、個人もそうですがチームが優勝するということを考えて自分がプレーするべきだと思うので、そこを意識して絶対優勝したいなと思っています。この夏も非常に暑いと思いますが、この夏を乗り越えれば必ず冬の戦いに活きてくると思いますし、戦うというところは練習からやっていく必要があると思うので、練習から死に物狂いで自分がポジションを渡さないという気持ちでやっていきたいなと思います。今日もトップチームの試合があるにも関わらず、これだけのサポーターの方に足を運んで声援を送っていただきました。最後のゴールというのは、去年のプレミアEAST優勝したFC東京戦もそうでしたが、サポーターの皆さんが後押ししてくれてみんなで決めたようなゴールだったので本当に感謝したいです。自分たちが勝ちを重ねていくことでサポーターの皆さんも喜んでくれると思うので、クラブユース全国もサポーターの皆さんと一緒に喜び合いたいなと思っています。

レポート

前節は試合終了間際に追いつかれ、悔しい引き分けとなった川崎U-18。今節は多摩川クラシコ、FC東京U-18を県立保土ヶ谷公園サッカー場に迎えた。前半は川崎U-18ボールでキックオフ。開始2分、右サイドからのスローインを9岡崎寅太郎がヘディングで14岡田泰輝へパスを送り、ドリブルでペナルティエリア内へ侵入するも相手DFがクリア。直後の5分、中央でボールを受けた7志村海里がドリブルで相手DFを引き付け、左サイドを駆け上がった17柴田翔太郎にパスを繋ぐと、ダイレクトでゴール前へクロスを上げ9岡崎が飛び込むがこれは合わせることができず。13分、22加治佐海がペナルティエリア外からロングシュートを放つも枠を捉えることができない。20分、右サイドを崩され、相手FWに抜け出すが、カバーに入った20山中大輝がスライディングでボールを奪いピンチを防ぐ。川崎U-18は10尾川丈、25矢越幹都の中盤から持ち前のパスワークで試合を組み立て、攻撃の機会を伺う。40分、左サイドを7志村、9岡崎、17柴田とパスを繋ぎ突破すると、最後は17柴田が左サイドをカットインしシュートを打つが相手GKがセーブ。互いに決定的なチャンスを決め切ることができず、前半は0-0で終了。川崎U-18は後半開始から7志村に代え8名賀海月を投入。開始早々、FC東京U-18は前線へのロングボールのこぼれ球を拾いながらショートカウンターを仕掛け川崎U-18ゴールへ迫る。52分、8名賀が中盤でボールを奪いカウンターを仕掛け、左サイドの14岡田にパスを送りドリブルでペナルティエリア内に切り込むと、相手DFに倒されPKを獲得。しかし、キッカーを務めた10尾川のPKは相手GKがセーブ。54分、2江原叡志のスルーパスに抜け出した22加治佐が右サイドからクロスを上げるが相手GKがキャッチ。後半も徐々に川崎U-18が自分たちのリズムを作り始める。63分、ゴールから約35mの距離でFKを得ると、25矢越が直接ゴールを狙うが惜しくも相手GKに弾かれる。FC東京U-18もサイドからのクロスやCKからチャンスを作るが、1濱﨑知康を中心としたDF陣が身体を張って阻止。76分、10尾川が右サイドからペナルティエリア内に侵入。相手DFに阻まれるがこぼれ球を拾った9岡崎が相手GKの頭上を狙うシュートを打つも相手GKがセーブ。互いにチャンスを作るも得点には至らず、先制点が欲しい両者の争いは球際の激しさに現れる。川崎U-18は80分、20山中に代え5土屋櫂大、9岡崎に代え13髙橋宗杜を投入。81分、14岡田のスルーパスに抜け出した13髙橋が1対1の場面を迎えるが、シュートは相手GK正面。交代直後にチャンスを作る。得点が奪えないまま時間が過ぎ、迎えた90+4分、前線に人数をかけ、相手ゴール前に攻め込むと相手DFのクリアからCKを獲得。キッカーの17柴田がニアサイドへクロスを上げると、相手DFに当たりボールはそのままゴールへ吸い込まれ、川崎U-18が後半アディショナルタイムに待望の先制点を奪う。その後残り短い時間をFC東京U-18の攻撃を全員で守り切り1-0で試合終了。劇的な展開で多摩川クラシコを制し、勝利でEAST前期を終えた川崎U-18。プレミアリーグは一度中断期間となり、7/23(日)からはクラブユース全国大会が開幕。昨年ラウンド16で敗退となった悔しさを晴らすには「優勝」を目指すのみ。7/23(日)8:45よりGスポーツ富士見総合グランドにて、ヴィッセル神戸U-18とのグループステージ初戦に挑む。