日時/キックオフ:9/17(日) 11:00~ 45分×2
会場:前橋育英高校高崎グラウンド
■長橋康弘監督 コメント
非常に暑いなかでどのように守るかというところを、選手たちがグラウンドでよく話をしながら、後ろでしっかりと構えて守れていたので、その辺りは選手たちが自信を持ってそのやり方とか方法を決断できるようになってきているなと。その姿が今日も見られて良かったです。私としてはもっと前から守備に行くのかなと思っていたのですが、彼らがグラウンドの中で感じることを大事にしてほしいので、自分たちで喋って勇気を持って決断しようと。その決断に対して間違っていたと言うことはない。決めたことが正しい方向に行くように、目を揃えてやっていきましょうと共有をしています。やっていくなかで上手くなっていく感じは選手たちも感じていると思います。今年の始めは声が少なかったのですが、ここにきてグラウンドの中での声が増えてきて、解決方法をしっかりと考えながらやっている姿が見られるので、これを続けていってほしいなと思います。フロンターレは相手を見てサッカーをするので、正解は相手にあるということを見い出して共有していくことを攻守において良くやっているなと思います。毎週毎週選手たちの間で競争が見られていて、岡田泰輝や髙橋宗杜などこれまで悔しい思いをしている選手が結果を出して姿を見ると、リハビリ中の岡崎寅太郎も思うところもあるような姿が見られましたし、まだ試合に出れていない選手もいるなかで、そのような選手たちの1週間のトレーニングの取り組む姿はかなり変わってきましたね。チャンスを掴むという良い競争ができてきたなと思います。ですので、メンバー選考も苦労します。八田(秀斗)も児玉(昌太郎)も紅白戦で凄い良いプレーをしてくれていて、誰が先発でもいけるというのは選手たちも感じていると思いますし、ここに連れてこれなかった選手たちも、自分もやれるという気持ちを持って成長してるのがトレーニングから伝わってきます。私たちのフロンターレらしい技術を大事にしたサッカーをやっています。次の対戦相手の昌平高校もテクニックにこだわりを持ったチームですので、そこの部分で負けないように、そして勝負にこだわってやっていきます。等々力のピッチでサッカーをすることが選手たちの目標です。とにかく思う存分、全てを出してやってくれると思います。サポーターの皆さん、いつもいつも遠いところまで駆け付けていただきありがとうございます。土曜日は等々力です。ぜひ、私たちが全力で戦う姿を見にきてくれたらと思います。よろしくお願いします。
■9岡崎寅太郎選手 コメント
自分は2-0で勝っているときに出場して、監督からもっと前から攻めていくことを言われていました。でもチャンスがたくさんあったなかで決められず時間が経過してしまいました。得点シーンは大外で待っていたところを上手く児玉(昌太郎)がパスを流してくれました。シュートはファーサイドを狙ったのですが、相手の足に当たってコースが変わって、それでもニアに入ってくれて良かったです。昨年も夏にケガで離脱して、復帰してもそこから調子を落としてしまったので、今回はそうはさせないと絶対にゴールと勝利が欲しかったので、求めていたものが手に入って良かったです。チームは最高な形で来ていますし、自分も良いポジション争いができているので、次も観に来てくれた方に自分のプレーを披露できればと思います。サポーターの皆さん、いつも応援ありがとうございます。昨年の等々力での試合もそうだったのですが、勝負をしている最中でも本当に楽しくて、あれだけの応援をしてもらえるというのは凄いワクワクしています。そのなかで勝利と自分の良いプレーをサポーターの皆さんに届けられたら最高かなと思います。ぜひ応援よろしくお願いします。
9月から再開したプレミアリーグでは、ここまで2連勝と良い流れができている川崎U-18。今節は前橋育英高校とアウェイで対戦した。9月も中旬となるが、この日は朝から気温が30℃を超える暑さとなり、残暑が厳しいなかでの戦いとなった。試合は川崎U-18がボールを握る展開となると開始2分、敵陣浅い位置でFKを獲得。キッカーの8名賀海月がペナルティエリア内にボールを送るも、相手DFにクリアされる。序盤はブロックを組む相手の出方を伺い、DFラインでゆっくりとボールを回す時間が続く。10分、11岡野一恭平が14岡田泰輝とのワンツーで左サイドの突破を図るも、惜しくも相手DFに防がれる。12分、相手にボールを動かされ、左から中央へクロスを上げられるが、中に絞った2江原叡志がヘディングでクリア。16分、右サイドでボールを受けた13髙橋宗杜が中央へパス。このパスに反応した14岡田がゴール正面からフリーでシュートを放つも、相手GKにセーブされ得点ならず。決定的なシーンだった。徐々にゴール近づく川崎U-18は22分、2江原がパス交換から右サイドの深い位置まで進みクロスを送る。これは相手DFに防がれるが、こぼれ球にいち早く反応した14岡田がゴール前で冷静に押し込み、先制点を奪う。クーリングブレイク後も攻めの姿勢を崩さない川崎U-18。30分、14岡田が斜めの動き出しで相手DFの背後を取ると、13髙橋がスルーパス。14岡田はペナルティエリア内からシュート。しかし、ゴール上を狙ったシュートはクロスバーに当たり得点ならず。惜しいシーンだった。この時間帯は自陣でのパスミスが目立ち、相手のカウンターを受けるシーンが散見されるも、センターバックの5土屋櫂大、6由井航太の激しい守備で事なきを得る。37分、右サイドから中央へと崩し、中央からゴール前に抜け出した11岡野一がシュート。しかし、惜しくも左ポストに当たってしまう。このこぼれ球を14岡田が拾い、中央の岡野一へパス。岡野一は再びシュートを放つが、相手GKにキャッチされる。決定機を迎えるもなかなか追加点を奪えない展開が続く。42分、ペナルティエリア右に走り込んだ14岡田が受けるとマイナスのパス。パスを受けた8名賀がシュートを放つも相手DFに当たりCKに。43分、左からのCKでショートコーナーを選択。角度を変えると、8名賀がクロス。このボールにゴール前でフリーとなっていた11岡野一が反応。頭でコースを変えると、ボールはゴールに吸い込まれ、待望の追加点を奪う。11岡野一は、これで2試合連続のゴールとなった。45分、11岡野一が得意のドリブルで左サイドを駆け上がりシュート。ファーを狙ったコントロールシュートは惜しくもゴール右に外れる。前半のアディショナルタイムは2分。45+2分、相手FWと一対一のピンチを迎えるも、1濱﨑知康がビッグセーブ。最大のピンチをしっかり防いだ。後半、攻勢に出てきた相手に対し、守備の時間が増えるが、5土屋を中心に激しい守備でチャンスは作らせない。流れを取り戻したい川崎U-18は55分、8名賀に代えて24児玉昌太郎を投入。63分には18八田秀斗、9岡崎寅太郎を入れ、前線を活性化させる。66分、24児玉が抜け出し、ペナルティエリア内右からシュート。これは相手DFにブロックされ得点ならず。67分、右からのCKを得ると、ゴール前の14岡田、9岡崎が立て続けにゴールを狙うが、わずかにシュートはミートできず。途中出場の9岡崎は積極的に相手DFラインの背後を狙い、チャンスを伺う。73分、左サイドを切り込まれゴール前にクロスを送られるも、1濱﨑が落ち着いてキャッチ。75分、左からのCK。キッカーの4元木が精度の高いクロスを上げると、5土屋が打点の高いヘディングシュート。しかし、またしてもポストに当たり得点ならず。77分、24児玉のスルーパスに9岡崎が抜け出し、相手GKと一対一の場面になりかけるも、シュート直前で相手DFのタックルに遭い、決めることができない。81分、ペナルティエリア内でボールを受けた9岡崎が巧みに切り返してシュートを放つも、相手GKの好セーブに防がれる。こぼれ球を11岡野一が狙うが、ボールはポストに直撃。この日はポストに嫌われる場面が多く見られる。84分、6由井からのロングボールを受けた9岡崎が相手DFを引き付け、追い越してきた11岡野一へパス。岡野一はペナルティエリア内左からシュートを放つも、これも相手GKにセーブされる。88分、24児玉がペナルティエリア内中央でボールを受けると、右に開いた9岡崎へパス。岡崎はエリア内で右から冷静にシュート。このシュートは相手DFに当たったものの、ネットを揺らし試合を決定付ける3点目。この日は惜しいシーンが続いていた9岡崎。ついにゴールをこじ開け、喜びを爆発させる。88分には26齊名優太、7志村海里がピッチへ。後半アディショナルタイム4分も集中して試合を進め3-0で試合終了。攻撃では多くのチャンスを作り出し3得点。守備陣もハードなディフェンスでシュート機会をほとんど許さず、リーグ戦は4試合連続での無失点勝利となった。次節は9月23日(土・祝)、ホームで昌平高校と対戦する。昌平高校は今季ここまで唯一黒星を喫した相手。前回対戦の借りを返す舞台は等々力陸上競技場。入場は無料。大勢のサポーターで選手たちを後押ししよう。