日時/キックオフ:07/03(日) 17:00~ 45分×2
会場:富士通スタジアム川崎
■長橋康弘監督 コメント
スコアは4-0で勝つことができました。ただ桐生第一の皆さんの、最後まであきらめない姿勢に見習う部分が多々あったなと思っています。やはり、前半3-0で折り返して後半は1点しかとれなかったという内容を見たときに、少し物足りないかなという印象を持っています。プレミアリーグというのは各チームそれぞれのカラーがあり、今日の桐生第一さんからはすごく大事なことを学ばせていただきました。また、今日観客席を見たときに本当にびっくりしました。本当にたくさんの方に応援していただいていて感謝の気持ちでいっぱいです。選手たちにはそれを当たり前だと思わずに、感謝の気持ちを忘れないでやっていってほしいなと思っています。これだけ注目されているというところで、選手たちはトップチームを目指していますので、早くそこに近づけるような、フロンターレらしいサッカーをお見せできるように、選手たちと一緒に成長できるようトレーニングに励んでいきます。引き続き応援よろしくお願いします。
■FW 9 五木田季晋選手 コメント
前半の入りが相手に押し込まれる悪い形になってしまったが、1点取れたところで落ち着くことができたと思います。ただ、前半の入り方というのは改善していかなければいけないところですし、後半も1点しか取れていないので、もっともっと得点を取れるチームにしていければと思っています。その中でもチームみんなの目が合ってきている、ここに入ればボールが来るというのが、少しずつですが合ってきているところに得点を取れる理由があると思いますし、僕は味方が出してくれるパスがあってのゴールだと思っています。(多くの方に会場にお越しいただき)本当にこんな環境でできる高校生は、日本中どこにもいないです。サポーターの方が来てくれるからこそ、素晴らしい環境で試合ができています。サポーターの方々の応援というのは本当にパワーになるので、これからも応援してもらえたらうれしいです。
ここまでプレミアリーグEASTで10戦を終えて9勝1分と無敗を継続中の川崎フロンターレU-18。前節はFC東京U-18とのアウェイゲームに3-1で勝利し、勢いそのままに今節は桐生第一高校をホームに迎える。キックオフ前には小雨が降り、蒸し暑い気候の中、ピッチでは熱い戦いが繰り広げられる。序盤は桐生第一の勢いを多少受けてしまう展開となる。3分、桐生第一の左CKを合わせられるがシュートはバーの上にそれる。押し込まれながらも最後のところでシュートブロックなど体を張って守りを固める。徐々にペースをつかみ始め、11分、中央でMF大関友翔から浮き球のパスが右サイドのMF尾川丈へ。中央へクロスが上がると、これにFW五木田季晋が倒れこみながら頭で合わせ先制に成功。これで勢いづいた川崎U-18は続く16分、右サイドでのスローインをMF尾川がパスを受け、中央のMF由井航太へ。パスを受けた由井はペナルティーエリアに侵入しシュート。これがキーパーの手をかすめゴール左下に突き刺さり追加点。川崎U-18が2-0とする。17分、左FKを与えるとこれをボレーで合わせられるがGK濱崎知康の正面。19分、左サイドからDF元木湊大がファーサイドへクロス。これにMF尾川が飛び込むが惜しくも合わず。21分、桐生第一の攻撃。左サイドからのスルーパスに反応した相手FWに裏に抜け出されGK濱崎と1対1になるが、シュートは左ポストに当たり難を逃れる。前半30分以降は川崎U-18がボールを支配する時間が続く。ボールを失っても素早くプレスし、セカンドボールを回収。相手にリズムをつかませない。そして35分、ハーフウェイライン中央でMF由井がプレスをかけボール奪取し一気にカウンター。左サイドのMF志村海里がボールを受けると中へカットインし、中央のMF尾川へ。尾川のシュートは惜しくもDFにブロックされるも、こぼれ球がFW五木田に。これを冷静に決め切り川崎U-18が3-0とした。40分、MF由井が中央左でボールを受けクロス。裏に抜け出したMF尾川が頭で合わせるもGKにセーブされる。43分、中央でMF大関がスライディングでボール奪取し、左サイドへ展開。MF志村が中央へ切り込みシュートを放つもGKがキャッチ。川崎U-18がペースをつかんだままハーフタイムへ入る。長橋監督からは「テンポよくボールを動かすこと。チームのための判断をしていこう。相手の背後を狙って、目を合わせてプレーしよう」と声がかけられる。
後半開始直後の47分、左サイド裏に抜け出したFW岡崎寅太郎が中央に切れこみシュートを放つもGK正面。50分、中央で相手にフリーでボールを持たれると、ペナルティーエリア右外からミドルシュートを放たれる。これがバーを直撃するがこぼれ球にDFが体を寄せてしっかりブロック、難を逃れる。58分、左FKを大関が直接狙う。壁を越えたボールは惜しくもGKのセーブにあう。60分、後方からのロングボールに抜け出したFW五木田がGKと1対1を迎えるが、GKの果敢な飛び出しによりストップされる。74分、途中出場したMF川口達也の左FKにDF松長根悠仁がファーサイドで頭で合わせるもバーの上に外れる。77分、クロスのこぼれ球をMF川口がボレーシュート。GKが弾いたところにFW五木田が詰めるがゴールならず。78分、右サイドに展開しDF江原叡志がクロス。これにFW五木田が反応して粘ると、こぼれ球を拾ったMF尾川が抜け出し冷静に流し込んで追加点。試合を4-0とする。87分、ゴール前でのクリアが甘くなりこれを拾われると、DFラインを突破されGKと1対1になるが、シュートを右にそれる。終盤になっても川崎U-18のプレスが緩むことはなく、ここで試合終了のホイッスル。川崎U-18がホームで見事な勝利を収め8連勝。駆け付けた2,357人の観客に勝利を届けた。