2007 新体制発表会見 in洗足学園音楽大学

株式会社川崎フロンターレ
代表取締役社長

武田信平 Takeda,Shinpei

皆さん、こんにちは。今紹介を頂きました川崎フロンターレの武田でございます。今日は2007年の新体制発表会見にこんなにたくさんの皆さんに来て頂きまして本当にありがとうございます。また、洗足学園音楽大学の皆様には、この素晴らしいホールをお貸し頂き、また、学生さんには先ほど見せて頂いた、素晴らしい演奏、演技をご披露頂きまして大変ありがとうございます。本当に関係者の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
さて、2006年シーズンでございますけれど、皆さんご承知の通りでございます。天皇杯はちょっと不覚をとってしまいましたけれど、ナビスコカップはベスト4、3位。リーグ戦の方は2位ということで素晴らしい成績を取ることができました。私は選手たち、本当によく頑張ったと思います。フロンターレの選手たちというのは、有名な選手は1人もおりません。代表に選ばれました我那覇、中村、谷口にしましても、加入した時は本当に無名の選手でございました。その選手たちが非常によく頑張って、一昨年、J1に上がって2年目、この2位という素晴らしい成績を取り、また、あわせてACL、アジアチャンピオンズリーグへの出場権を得ることが出来まして、本来であれば、身内の話なんで非常に控えめに言わなければいけないんだと思いますが、私は、本当に彼らがよく頑張ってくれたということで、皆さんには胸を張って報告したいというふうに思います。ただ、この成績というのは、我々だけで取ったのではありません。やはりここに来てくださっています皆様を含めまして、ファン、サポーター、そして川崎市民の皆様の温かい、熱いご声援・ご支援のもとで取れた成績であると思います。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
2007年シーズンでございますけど、後ろにおります今日来ている8人の選手と外国人選手1名、合計9名の選手が新しく加入して頑張ってくれます。総勢は昨年より2名多い、33名。これはACLを踏まえまして選手層を厚くしておくと。今シーズンは33名の体制で戦ってまいります。スケジュールは、21日に合同練習開始となりまして、すぐ23日から第一次キャンプに入ります。3月3日、これが開幕です。今のところホームの開幕の予定となっています。その後、3月7日には、アジアチャンピオンズリーグでインドネシアに行って戦うというスケジュールになっています。いつも申し上げているのですが、開幕戦の相手、これはまだJリーグから言ってはいけないということになっていますので、ちょっとだけ言います。ウィンタースポーツ、スキーのジャンプです。ということで、いろいろありましたよね。プロモーションの時に。K点超えとかですね。で、開幕を迎えますので、よろしくお願いします。
入場者のことについてお話しますと、昨年は14,340人ということで、一昨年に比べますと700名くらいの増であったので、私としてはちょっと不満だなと。目標としては、15,000人という目標を掲げてきたのですが、若干下回ったなと。そこで今シーズンですが、17,000人のお客様に来て頂こうと頑張ってまいりたいと思っています。次にチケット関係のことをお話ししますと、今シーズンから、メインの中央部分にSAという座席指定席を設けさせて頂きました。屋根がかかっていないのですが、指定席ということで、ゆっくりと観戦して頂けるのではないかと思っています。また、チケット、Aゾーンにつきましては、若干の値上げをさせて頂いております。皆様には、是非その辺のところ、ご了解頂きたいなと思っています。それと共に、今17,000人というお話をしましたが、ぜひ、ここにいらっしゃる方はすでにシーズンチケットは全員の方がお買い上げ頂いていると思いますが、もしもまだ購入されていないようであれば、シーズンチケットを買って頂きたいし、また、スタジアムには皆さんのお友達を是非お連れになって、観に来ていただければと思います。そのことによって、等々力が満員になって非常に川崎市全体が盛り上がっていくと思います。それで、等々力が満員の状態が続けば、今日いらっしゃっています阿部市長がですね、屋根を付けてくれると思います。是非、よろしくお願いします。今、市長も手を振って、よろしいと。お墨付きを頂きました。
それからですね、今年のキャッチフレーズになりますけれど、「One for Goal,Goal for One」。何だどっかで聞いたことのあるフレーズだなとお思いになると思います。「One for All,All for One」、1人はみんなのために、みんなは1人のためにということで、ラグビーの世界で非常によく言われている、すごくいい言葉ですよね。これはラグビーだけではなく、スポーツ全般に通用する非常にいい言葉だなと思います。それを利用させて頂きました。まずですね、「One for Goal」、これはOneはGoalのためにということですから、1人1人の選手は、1点のゴールのために必死になって執念を燃やして勝ち取ろうと、そういう意味で「One for Goal」としました。次に「Goal for One」なんですが、Goalは1人のためにではなく、GoalはNo.1のため、No.1というのは優勝です。やっぱりGoalは優勝のために、1つでも多くGoalをしていこうと、そういう意味で、「Goal for One」としました。それからもう1つ。もう一度「Mind-1」です。今年はリーグ戦・カップ戦・天皇杯だけではなく、ACLも戦わなければなりません。今まで以上にみんなで心を1つにして、皆さんとも心を1つにして、川崎の市民の皆様と本当に心を1つにして戦わなければ、この戦いは戦い抜けないと思っています。そういう意味で、もう一度皆さんと心をあわせて戦ってまいりたいと思います。最後になりますけど、今シーズンの目標でございます。昨シーズンは、先ほど市長さんからもお話ありましたけど、4位以内ということだったんですけど、今年は3つのタイトル、リーグ戦・カップ戦・天皇杯。この3つのタイトルのうち、とにかく1つ、少なくても1つタイトルを取るということでいきたいと思います。さらに、アジアチャンピオンズリーグですけど、まずは、予選を突破しなければいけないと思います。それを直近の目標にして、是非、アジアチャンピオンになってトヨタカップに出れるように頑張ってまいりたいと思いますので、皆さん、どうぞ今シーズンもよろしくお願い致します。ありがとうございました。