フロンターレを愛するすべての人へ

長橋康弘スペシャルインタビュー

1997

 22歳になる年に、フロンターレに加入した。
 試合に出たいと強く思っていたので、フロンターレから話を聞いたとき、本当に1年で昇格するために選手を集めていたし、気持ちが伝わってきた。期限付き移籍だったけど、自分の思いとしてはフロンターレでずっと勝負したいと思っていた。
 でも、最初はベンチスタートだった。ポジションは、4バックのサイドハーフだった。エスパルスとは環境が違ったけれど、当時は社員選手だったタモさん(小松崎保)やベティさん(久野智昭)のプレーをみて、「お金じゃないんだ」と刺激を受けた。それぐらい、うまかった。寄せ集めのチームだったけど、「1年で絶対にあがるぞ」っていう気持ちがあったから、向かう方向は一緒だった。でも、勝ち点1が足りなくて昇格できなかった。