フロンターレを愛するすべての人へ

長橋康弘スペシャルインタビュー

1998

 ベット監督との出会いは大きかった。この年、はじめてレギュラーとして右サイドで出て、認めてもらったこともうれしかったし、何気なく悩んでいることをスッとアドバイスしてくれることも多かった。理論派タイプの監督だった。博多の森でのJ1参入決定戦は、一発勝負。すごく緊張したし、絶対に勝たなきゃいけないと思ってた。でも、負け方がフロンターレらしかった。なんでギリギリのところでいつもダメなんだろう―。チームとしての問題もあるかもしれないけど、鍵になる試合で自分自身も仕事ができていなかった。その理由を真剣に考え始めた。