FOOTBALL TOGETHER! IN SOUTH AFRICA

Q.日本代表の3選手、グループリーグでどんなところが楽しみであり、どんなところが注意すべき点ですか?
A.
川島永嗣:
どのチームもヨーロッパの一線で活躍している経験のある選手がいて、そういう意味では戦い方も難しい試合になると思います。ただ、そういう選手やチームにチャレンジできるというのは、僕らにとってもモチベーションになるし、そういう部分が逆に普段以上の力を発揮できるんじゃないかと思うので、そこは楽しみです。

中村憲剛:楽しみというのは、本番を前にあまり僕は使いたくない。やっぱり戦って倒さないといけないので。本当に自分たちの力を出し切らないと勝てないと思うので、とにかくそこに集中したい。相手は素晴らしい選手ばかりなので、一瞬も気が抜けない戦いになる。23人全員でいい準備をして臨みたいです。

稲本潤一:グループリーグを見て初戦というのが一番大事な試合になる。そこでしっかりといい結果が出せるように、チームがひとつの方向を向いていけるようにしたいと思います。そこでもしつまずいても、まだ2戦あるという気持ちになれるように。前回大会はそこで多少、下を向いた感じがしたので。初戦の勝敗によっていろいろと変わってくると思いますが、チームをみんなでまとめていってグループリーグ突破を狙っていいたいと思います。

Q.川島選手、チームメイトからどんな言葉をかけてもらいましたか?武田社長には4人に期待する言葉をお聞かせください。
A.
川島永嗣:
練習のスケジュールがバラバラだったので。テセが井川がなんて言っていたのか教えてくれるそうです。

鄭大世:僕は今日、練習試合をやって、イガさんとクラブハウスで一緒だったんですが、イガさんが言っていたことは、今回は自分が落ちたことが一番のサプライズだと話していました。

武田信平:寺田周平や井川、その他にも黒津や森も代表候補になったことがあるんですが、この4選手が落ちたのは非常に残念です。これ以上選ばれてしまったらチームはどうやって練習するのかなと。1人でも多く選ばれて欲しかった。ワールドカップ予選ということでは、ここにいる4人がずっと出ていましたので、仕方がないかなと。先ほども申し上げましたが、選ばれるだろうなとは思っていましたが、一抹の心配があったので、選ばれた瞬間は本当に嬉しく思いました。各選手に言いたいことは、とにかくベストを尽くして戦ってきなさいということです。

Q.出場が決まっているわけではありません。仮に試合に出られないときも覚悟は決まっていますか?
A.
川島永嗣:
サッカー選手として試合に自分が出るために常に全力を尽くすというのは、当たり前だと思います。ただポジションは限られているので、そういう場合があるとは思います。ただ、ワールドカップに日本の代表として自分が行くということは、自分の思いだけじゃなくて、国全体やみんなの思いを背負って行っているので、自分がどんな役割を任されたとしても、自分の気持ちだけじゃなくてみんなの気持ちもしっかり背負った上で行動やプレーをしないといけないと思います。国の代表として自分自身ができることをやっていきたいと思います。

鄭大世:僕の場合はケガをしない限りは、日本代表ほど競争が激しくないので出場できるとは思います。ただ、もしケガをしたりコンディションが良くなくて外される場合も想定できます。代表だけではなくフロンターレでも一緒ですが、ベンチにいる姿を見る人もいる。そこで必死に応援していなかったり、自分だけ他人行儀に座っている姿は本当にみっともないと思う。それほどプロフェッショナルとしていただけないことはない。それが代表ともなれば規模も違ってきますし、自分がベンチでできる限りのこと、ベンチを盛り上げたり、途中出場で出るときに自分に何ができるかということを常に考えながら、国の代表として誇りをもって、自尊心を持って、国のためにこの身のすべてで貢献していきたいと思っています。

中村憲剛:自分が代表に入ってから、スタメンで出る試合もあれば、ベンチに座る試合もあったり、ベンチ外の試合もありました。その中でもそれぞれ役割というものがあって、自分はそれを全部経験しているし、自分が出る出ないよりもチームが勝つことが一番大事なので、その役割を。代表に入ってからはずっとその気持ちを持っているので、ワールドカップだからといってそれを強めるということじゃなくて、チームの勝利に貢献するために何が一番いいのかを考えてしっかりやっていきたいと思います。

稲本潤一:過去2大会、10年間代表にいますが、いろんな経験をして自分に今何ができるかを常に考えながらやってきました。出る出ないに関係なく、チームが勝つことが第一なので、それを手助けできるように全力でやっていきたいという気持ちです。チームのために頑張りたいと思います。

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