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2005 / file04

FUTSALを楽しもう!

向島 建
Mukojima,Tatsuru

1966年1月9日静岡県生まれ。静岡学園高-国士館大-東芝を経て1992年清水エスパルス入団。1993年Jリーグオールスター戦出場。1997年川崎フロンターレへ移籍。以来2001年の引退まで要衝としてチームを支える。2002年から川崎フロンターレフロントスタッフ。2003年にはフットサル日本代表候補に選出。「SUKISUKI!フロンターレ(iTSCOM)」やサッカースクール・サッカー教室・講演・フットサル解説など川崎のサッカー伝道師として多方面で活躍中。

PUMA CUP 2005第10回全日本フットサル選手権大会(2/4~6)が駒沢体育館、駒沢屋内球技場で行われた。私はフットサル日本代表候補になった2003年の第8回大会から観戦している。日本全国から勝ち抜いた地域代表が集まることで、フットサルの日本全体のレベルをある程度知ることができた。また、代表合宿で一緒になった選手たちがチームの中心選手として出場していることもあり、その活躍を見ることができるチャンスでもあった。

今大会は、なんといってもFIRE FOXが主役で、関東リーグを制し、既に2冠を達成していた。日本代表の(11)木暮、(6)難波田は経験と実力を兼ね備えた選手で、チームへの貢献度は高い。現在最も安定している強豪チームFIRE FOXをどこのチームが破るかに注目が集まった。

大会2日目の準決勝、FIRE FOX(関東第一代表) 7-6 P.S.T.C LONDRINA(関東第二代表)戦が事実上の決勝戦といってもいい白熱した好ゲームだった。フットサルの特徴はプレーする楽しさが多くの人に支持されていて、私も実際にフットサルを観戦するよりもプレーする時間の方がはるかに多く楽しい。しかし、この準決勝のように見ている人をわくわくさせ感動を与えてくれるような試合が実際に行われている。

競技レベルの高いフットサルは、まだまだ関東に強豪が揃い、次に関西・東海・北海道と続き特に東北・北信越・中国・九州・四国の地域代表とはレベルに開きがある。チームによってはブラジル人を要し戦ってくるチームも少なくないが、全体のレベルアップが望ましく、大会自体がもっと盛り上がり緊張感のある好プレー、好ゲームを見ることに繋がる。

たくさんの人にもっともっとレベルの高いフットサルを見る楽しさも味わってもらいたい。フットサルを楽しむ人は年々増加し、男女、年齢問わず気軽に自分たちのレベルでプレーできるフットサルの人気はまだまだ続く。これからもフットサルがサッカーファミリーとして人々の生活の中で発展して行くことを私は強く願っている。

決勝は予想通り勝ち上がったFIRE FOX(東京)が 7-1 でEMARSON FC(静岡)を破った。
終わってみればPUMA CUPだけあって、FIRE FOX(ユニホームスポンサーPUMA)の大会で幕を閉じた。

2005年02月28日 向島 建

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