綾町での1次キャンプも今日が最終日。
この日は宮崎産業経営大学との練習試合が行われました。

先日の高校生相手の練習試合とは違い、今回は大学生が相手。しかし「どんな相手でも、ボールを奪うこと、ボールを奪われないことなど常日頃からやっていることを出していくように」と風間監督は選手たちに声をかけ、キャンプを通してやってきたことを出せるかどうかを確認する練習試合となりました。

結果の方は45分を3本行い、9-0で快勝。1次キャンプ中に行われた3試合を通して、32得点で失点は0と数字の上でも順調な仕上がりを見せています。もちろんその中でも様々な選手の組み合わせを試していました。

練習試合が終わって選手に話を聞いてみると、3試合の練習試合で7ゴールとゴールを量産しているパトは「すごくいいキャンプを過ごすことができたと思う。いつもゴールを決めることができているのは幸せなこと。それに得点力は自分の特徴のひとつでもあるので、これからも毎試合決めていきたい」と話すように、ゴールを量産してもらいたいですね。

また練習試合とはいえ、今シーズンの初ゴールを決めたサネは、「1次キャンプでは練習試合も3試合やって、まだできていないこともある。この後は2次キャンプもあるので、課題を1個1個修正していって、開幕にはいい状態で迎えたい。練習試合とはいえ今年初ゴール。ゴールしたことはうれしいし、今年も積極的にゴールを狙っていきたい」と振り返ってもらいました。

今年のキャンプは連日の午前午後の2部練習を行い、とてもハードな印象でしたが大きなケガ人もなく、ほとんどの選手がグラウンドでのトレーニングを行っていました。チーム最年長のヒロキは「今回のキャンプはすごく充実していたと思う。個人的にもフィジカルだけというメニューがなく、ボールを使ったメニューも多かったので、気持ちの部分でも充実していた。ケガ人もなく、俺も最後まで出来たし。その点でも充実していたし、密度の濃いキャンプだったと思う」と充実したキャンプが送れたようです。

今年、キャプテンを務めることになったケンゴも「練習試合を含めて楽しくやれました。でも、まだまだこれから。もっとチャンスはあるし、自分たちから仕掛けることをしていかないと。まだ少し動きが大きいところがあるので、狭いところで真ん中から崩すこともしていきたいです。疲れがあったとしても適切な動きができれば走らなくてもいいし、細かく動ければパスはつながるので。疲労をふまえてというのもありますけど、できていた部分もあるし、あとは選手の個性をどう出すかだと思う。個人的にはしっかりやれたのでコンディションは問題ないです。天気も良かったし、いいキャンプになりました」と今キャンプを振り返ってもらいました。

またイナも「1次キャンプは個人的にはコンディションを上げるためのいい場だったし、怪我なくやれました。多少疲れはありますけど、心地良い疲れというか充実した感じですし、まぁ順調にいったと思います。新加入の選手も1次キャンプから2次キャンプという準備期間でチームのやり方をしっかり学んでもらえればいいと思います。練習試合では鵬翔高校戦は全体的に少し体が重かった感じはありました。公式戦のシーズン終盤や連戦のときはこういう感じだと思うし、そういうときでもやるべきことをやって、グループとしてのやり方を突き詰めなければいけないですね。今後は2次キャンプでゲームメインになってくると思うので、チーム力と個人の能力を高めることを意識しながらやっていきたいです」と話していました。

選手たちからのコメントを聞いても、今年のキャンプはすごく充実していた様子です。風間監督も「環境もよかったですし、天気にも恵まれて、これだけのハードなトレーニングを誰一人欠けることなくやれたということはすごくよかった。この1次キャンプはすごくいろんなことが順調に行っているし、心技体のところで、昨シーズンは体の部分が足りないと話をしていたが、そのことに関しても、いい方向に行っているので、このまま彼らがシーズンを通してやれるのではないかという感じも出てきている。選手のここまでの仕上がりも順調に来ていると思う」とこの1次キャンプを振り返っていました。

今後は一度川崎に戻り、宮崎市内での2次キャンプに入ります。2次キャンプでは練習試合やより実戦的なメニューを多く取り入れ、開幕にむけてチームを仕上げていくことになりそうです。