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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

9/ 5 (水) 2012

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陸前高田市訪問

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広報部

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ベガルタ仙台戦の翌日、選手達は昨年に引き続き陸前高田市を訪問し、子ども達を対象としたサッカー教室を開催してきました。

昨年4月に算数ドリルを寄付させていただいたことから生まれたこの陸前高田との繋がりは、9月に実施した陸前高田サッカー教室、10月に陸前高田の子ども達を川崎に招待した「川崎修学旅行」と続きました。今年のホーム開幕戦では、陸戦高田との中継を結び、サンビレッジ高田でパブリックビューイングを開催し、等々力陸上競技場の観客席横には陸前高田バーチャル応援席が設置されました。この事業は、第6回キッズデザイン賞の復興支援デザイン賞特別賞を受賞しました。

そして今回の「第2回陸前高田サッカー教室」は、「Mind-1ニッポンプロジェクト」の一環として川崎フロンターレ選手会が中心となり、プーマ ジャパン株式会社、エバラ食品工業株式会社、株式会社ドール、日本ペプシコーラ販売株式会社、DHLサプライチェーン株式会社、株式会社アットエフ、公益法人日本プロサッカーリーグにご協力いただき開催されました。

このサッカー教室は、選手達が「フロンターレの選手として何かできることをしていきたい」という考えから、今回も田坂選手から引き継いだ選手会長の杉山選手、副会長の楠神選手と登里選手、キャプテンとして3人のサポートをした伊藤選手を中心にチーム強化部との調整やサッカー教室のメニュー、その他の企画についても、しっかり打合せと準備を重ねて臨みました。

当日、選手たちは予定より早く陸前高田市立高田小学校に到着。そこで待っていたのは、選手の到着が待ち切れず昨年と同じようにサッカーをしていた子ども達でした。到着すると選手も参加する子ども達もプーマ ジャパン株式会社様製作のTシャツを着用し、グラウンドへと移動し、いよいよ11時から開会式が始まりました。

まずは選手会副会長の楠神選手の挨拶。「こんにちは。去年に引き続き今年もここに来ることができてうれしく思っています。短い時間ですが、積極的にお互い話し掛け合って楽しんでください」。かなりガチガチな挨拶でしたが、子ども達も1年振りの選手との再会ということで少し緊張気味。そこで一肌脱いだのが安藤選手と大島選手。これぞプロ!という技を子ども達の前で披露することになりました。

「去年はちょっとここでミスをしてしまいましたけど、今回はしくじりません!」というスタッフからのプレッシャーも受けながら指名されたのは安藤選手。でしたが、「俺を最後にもってこい!」と言わんばかりに安藤選手自ら一番手を大島選手に譲りました。チーム屈指のテクニシャンの大島選手。若干緊張した様子でしたが、プロのボール裁きとリフティングでは、難しい足のかかとでのリフティングを簡単に披露すると、子ども達から「オォ―!」という歓声も上がり、拍手喝采を浴びていました。

続いては、ロンドン五輪代表にも選ばれた安藤選手。安藤選手の得意技と言えばハーフウェイラインまで届きそうなロングスローですが、それを披露しようと、校庭の端まで移動し、子どもたちの頭上を越えて逆サイドの田中淳一選手のところまで投げようと準備。「オイ!オイ!オイ!オォーーー」と手拍子と掛け声で煽りましたが、……。アップ不足だったのか、一投目は田中淳一選手のもとには届かずじまい。もう一回という雰囲気になり、リベンジを果たすべく二投目を投じましたが、ここでも田中淳一選手のもとには届かず。本来であれば変な空気になるところでしたが、子ども達の笑い声で和やかなムードに。スタッフの宣言のもと、サッカー教室がスタートしました。

今年のサッカー教室では、高田FCを中心とした市内の小学生を2グループに分けてのサッカー教室に加え、1週間後に大会を控える陸前高田市立第一中学校サッカー部員に風間監督率いるトップチームのコーチ陣が真剣指導することになりました。また、練習ボールは子ども達にプーマ ジャパン株式会社様からプレゼントされました。

自己紹介から始まり、年齢に合わせた練習メニューを行っていきます。選手達は、考えてきたメニューを子ども達にうまく言葉で伝えることができず、苦戦した様子でしたが、そこはフロンターレの選手達。大きな声で盛り上げながら笑いを誘うなどして子ども達と打ち解けながら教えていきます。ミニゲームでゴールを決めれば笑顔でハイタッチをして喜ぶ井川選手やジェシ選手。リフティングのコツを丁寧に教える風間宏矢選手や山越選手。選手全員が子ども達との楽しい時間を過ごしていました。

サッカー教室中、3台のバスが高田小学校に到着しました。これは今回の陸前高田サッカー教室にあわせてJTBが主催するアウェイツアー、ベガルタ仙台戦のオプションツアーとして組まれた「Mind-1ニッポンプロジェクトツアー」です。被災地の現状をより多くの方に直接見てもらうことが、これからの復興支援活動に繋がると考えて企画しました。バス3台約120名の募集をしましたが、すぐに定員となりました。

「ご案内の前に、まずは海の方を見てください」。スタッフに促され、その方向を見るツアー参加者の方々。辺りは、雑草や津波の被害で骨組みが露わになった建物が何棟か見えるだけの風景です。

小高いところに位置する高田小学校。今では雑草が生い茂る風景ではありますが、震災前には賑やかな街並みが広がっていたんです。浜口先生からツアー参加者の方々へ実際に震災当時はどんな状況だったのかを説明するため、1本のビデオを見せていただきました。

そのビデオには実際にこの高田小学校付近を襲った津波の映像が写っており、参加者の方々は食い入るようにその映像を見ていました。賑やかな街並みは、津波で一瞬に失われてしまいました。また教室のすぐ横にある廊下にまで津波が来た映像を見せられると、現在はきれいになった廊下と見比べるように見ている参加者もいらっしゃいました。10分ほどの内容でしたが、改めて津波の恐ろしさを感じることができたと思います。

一方、風間監督率いるトップチームコーチ陣からのガチ指導を受ける高田一中サッカー部に対し、「今日は大会が間近に迫っていて、さらに勝ちたいということを聞いている。うまくなるには普段からどれだけ一生懸命やれるかどうか」と緊張感ある言葉を子ども達に語り掛ける風間監督。子ども達もJリーグの監督から指導を受けられるとあって表情は引き締まります。

さっそく指導が始まると、普段麻生グラウンドで行っている練習と変わらないメニューを子ども達に指導していきます。これには見ているスタッフも「これはホントにガチ指導だな」と驚いた様子でした。

GKには菊池コーチが指導、他のコーチ陣も一人ひとりに丁寧に指導していきました。シュート練習では「ナイス!」、「今はこうすれば?」、「もっとボールを見ればいいよ」と的確な指導していくのも風間流です。最後は紅白戦で実戦練習を行い、約1時間半みっちりとトレーニングを行うことができました。「最後のほうはすごくよくなった。1週間後の大会も期待しています。そして将来は高いレベルでできるように頑張ってください」と激励の言葉もいただき、風間監督率いるトップチームコーチのガチ指導は終了となりました。

各グループともサッカー教室が終わると、記念撮影をして昼食へと移ります。ここではサッカー教室に参加していないケガ人組がバーベキューの火付け役を担い、大量の汗をかきながらも火をおこして子ども達を待っていました。

今年はエバラさんの計らいで、バーベキューセットを24台用意。選手、子ども達、そして保護者の方々も一緒になって肉を焼き、みんなで仲良く談笑できる形になりました。「暑い〜」と言いながらも子ども達や保護者の方々に焼けた肉や野菜を配る選手達。みんなで各種取り揃えられたお好みのエバラ焼肉のタレでカルビやロース、豚肉に野菜を食べたり、白米や焼きそばを頬張っていました。そして子ども達のサインや写真撮影などにも笑顔で応えていました。さらにエバラさんがデザートにスイカを25玉も用意してくれ、選手もスタッフも子ども達もみんなで冷えたスイカにかぶりついていました。

昼食の後は、豪華賞品が当たるビンゴゲームへ。選手全員のサイン入りボールや選手達が提供してくれたスパイク、練習着、さらにはスポンサーの皆さまにもたくさんの景品を出していただきました。序盤はみんな真剣に自分のビンゴカードと出た数字を照らし合わせていて、静かに進行していきましたが、少しずつビンゴの人が出始めると、子ども達は気持ちを抑えられず、最前列にある景品が乗った机を囲いながら「ビンゴ!!」という声に一喜一憂しながら大盛り上がりを見せていました!!実はこのビンゴ大会、子ども達だけでなく、保護者の方々も参加していただきました。保護者の方々も選手のサイン入りグッズが当たると大喜び!特に稲本選手のスパイクが当たったお母さんは大興奮の様子でした。

そしてすべての賞品が出ると、あっという間に閉会式の時間となりました。最後は杉山選手会長から「お疲れ様でした。みんな楽しんでもらえましたか。今回でここに来るのは2回目だったんですけど」と話し始めると、子ども達から「来年も来ますか?」という問いかけが。二つ返事で「来年も来るよ!!」と応えていました。「これからもみんなと交流していきたいと思っているので、みんなもまた僕たちの試合を等々力に見に来てください。そして将来はぜひベガルタ仙台ではなく、川崎フロンターレに入ってください。今日はありがとうございました」と杉山選手らしい言葉であいさつをしました。

しかし、「最後に…、締めでパウロ(田中淳一)から一言あるそうです」と杉山選手から田中淳一選手に無茶ぶりをすると、子ども達からは「パウロ!パウロ!!」とパウロコールが。子ども達からもだいぶ親しまれている様子で、「誰がパウロやねん!」と乗り気で前に出てきました。

「今日はありがとうございました。最後に僕が一発芸をしたいと思います」と得意!?の一発芸を見せますが、1年生のみが大爆笑し、その雰囲気に一同大盛り上がりを見せていました。ただ、これで引き下がることはできず、「もう1回!」というアンコールにも応え、再チャレンジ。しかし、またしても笑ったのは1年生だけでした…。

「どうもすいません。ありがとうございました」と自ら締めると拍手に包まれました。が、それでも諦めの悪いパウロは「最後にビシッと決めます!」と言ってよく選手達の前でもやる一発芸を披露。これには全員が大拍手をしてくれて面目躍如のパウロでした。

最後に選手会から高田一中のサッカー部にサイン入りのフラッグを、そして高田FCの子ども達にもサイン入り横断幕のプレゼント。また今日参加してくれた子ども達には選手からユニホームの袋に入ったプレゼントをいただきました。このプレゼントには株式会社ドール様からかわさき応援バナナ1袋、エバラ食品工業株式会社様から横濱舶来亭カレーフレークカレーフレーク2袋、日本ペプシコーラ販売株式会社様からゲータレード1本、そして株式会社ディノス様ワンピースコラボストラップ1個をプレゼントしました。

最後は全員で写真撮影をして「第2回陸前高田サッカー教室」は終了となりました。
この活動には今年もサポーター有志、ボランティア、スポンサー、プロジェクトに関わる皆様のたくさんのご協力のもと成功することができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

高田小学校を後にした選手達は陸前高田市の現状を知るべく、1年ぶりの市街地視察も行いました。東日本大震災から1年半ほど経過しました。1年半も経てば少しは建物が建ったり、瓦礫も撤去され、復興が進んでいるのではないかと訪問前に考えていました。しかし、実際に選手達が目にしたのは昨年訪れた時と状況がほとんど変わっていない陸前高田市でした。海岸沿いに建っていた建物は3階、4階まで津波で破壊されており、現在でも無残な状態で残っていました。今回も本当に穏やかな海でしたが、この海が陸前高田市を中心とした海岸線の街並みのほとんどを奪っていったとは想像できません。また本来であればお店や家が並んでいた地は、更地となり、雑草が生い茂るだけの状態となっていました。

「こればっかりは全然昨年と変わらない。大きいものは後回しになるんだな」と中村選手が話すと、初めて陸前高田を訪れた風間宏希選手は「僕はこの時ポルトガルにいたんです。友達に地震があったみたいだよと聞かされ、それからはポルトガルでも毎日この話題でした。でも現実を見ると全然違いますね」と話していました。昨年も視察した選手達、そして今回初めて陸前高田を訪れた誰もが、まだまだ復興には時間が掛かると思ったことでしょう。それぞれがいろんな想いを抱きながら、亡くなられた方々に向けて手を合わせ、陸前高田を後にしました。

選手を旧市街地に案内して頂いた浜口先生は選手、そして我々スタッフに涙ながらに言いました。「川崎フロンターレというプロサッカーチームが、ここまで来てくれることが本当にうれしい。まだ見捨てられていないということを実感できます。これからも陸前高田をよろしくお願いします」。

震災から1年半が経過した現在。どこか「もう支援は大丈夫だろう」という雰囲気があるのは街頭募金活動を行っていると感じます。しかし、被災地以外では分からない、現場に行かないと分からない苦しみがまだまだあります。サッカー教室に参加した子ども達、保護者の方々から、あの巨大津波を前にした恐怖、多くの仲間を失った悲しみは全て拭うことはできません。しかし、何ができるかわかりませんが、川崎フロンターレとしてサッカーというスポーツを通して陸前高田のみなさんと関わることでできることがあると思います。まだまだ復興には時間が掛かります。正直、どれほどの時間を要するのか分かりません。その復興を一緒に実感できるように、我々、川崎フロンターレは継続した被災地支援を「Mind-1ニッポンプロジェクト」を通じて行っていきたいと思います。これは川崎フロンターレだけでは実現できません。川崎フロンターレに関わる全てのみなさんのご協力が必要です。そして、その輪がさらに広がっていかなければ、復興までの道のりは長く険しいものになります。そのためにも、陸前高田との繋がりを大事にしながら、復興支援の輪を広げて行けるように今後も活動していきます。よろしくお願いします。

選手達が帰った後、最後の後片付けをし、我々スタッフ、協力いただいたサポーター有志も陸前高田を後にする時間が来ました。お世話になった浜口先生と「また29日に会いましょう」と声を掛け合って陸前高田を離れました。

そうです。今回の陸前高田サッカー教室に続き、9月29日の札幌戦の時には、陸前高田の子ども達を招待する「第2回川崎修学旅行」も予定されています。今度は、陸前高田の子ども達に川崎という街を満喫してもらいましょう。

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