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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/14 (水) 2015

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2015かわさき修学旅行

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集客プロモG

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陸前高田の皆さんを川崎に招いての「かわさき修学旅行」が10月3日~4日の2日間、ホームゲームのガンバ大阪戦に合わせて開催されました。

この活動は今年で数えること5回目。交流のある陸前高田の人たちに選手がプレーしている姿を実際に見てもらうことと、私たちのホームタウン・川崎がどんな場所か、より知ってもらうため東日本大震災が起こった2011年から年に一度開催しています。今回は、今年の9月11日に川崎フロンターレと陸前高田市が「高田フロンターレスマイルシップ」という協定を結んでから初めての陸前高田との大きなイベントとなりました。

このイベントのきっかけになったのは、震災1ヵ月後の2011年4月、教材が津波で流され不足していると聞き、クラブスタッフとサポーター有志で『フロンターレ算数ドリル』を陸前高田に持って行ったときのこと。『フロンターレ算数ドリル』を子どもたちに手渡した時、川崎フロンターレがJリーグのクラブであるということは、ある程度分かるのですが、誰一人『川崎』という街がどこにあるのか分からなかったのです。「東京?」「横浜?」と地理的に惜しい場所をいう子もいたのですが、一人の男の子には得意満面な顔で「鹿児島でしょ!」と言われました…。ガーン! 九州から来たと思われているのか…。でもこれが現実。川崎という場所は、陸前高田の子どもたちには知られてないわけです。教材不足の中、フロンターレのドリルを使うことになっても、どこの街のチームか分からないドリルを使ってもらうのはよろしくない。この時「フロンターレの選手がここに来て交流するだけでなく、この子どもたちを川崎に招いて川崎も知ってもらわねば!」と心に誓ったのでした。

今年、修学旅行に参加したのは総勢45名。3日の朝早く、陸前高田から一ノ関、一ノ関から東京駅の長距離移動もなんのその、ホームに降りたつとみんな嬉しそうにしていました!「着いたーっ!」と元気いっぱいに言う子や「お久ぶりです!」と挨拶をしてくれる保護者の方。もう5回目ということもあり、顔なじみの方もちらほらいらっしゃいました。東京駅からはバスに乗り込みスタッフとサポーター有志がバスガイドとなって、最初の目的地、生田緑地にある「宙と緑の科学館」に向かいます。
到着すると、同科学館の島田館長がみんなを迎え入れてくれました。実は今回、館長のご厚意で一行を招待していただいたのです。島田館長からは「長旅お疲れさまでした。疲れた方もいらっしゃると思いますが、せっかくの機会なので是非とも楽しんでいってください。」とご挨拶いただきました。まず一行が体験したのは、昼間に天体観測ができるという「アストロテラス」という特殊な望遠鏡です。この望遠鏡で太陽を観測しましたが、子ども達より大人たちのほうが興味津々。順番待ちをしている間も大人の方がわくわくしているようでした。アストロテラスを見学した後は生田緑地のさまざまな生物を展示している常設展示室や、週末に開催している無料のワークショップに参加したりと、自由時間を楽しんでいました。
そして科学館最後のプログラムはお楽しみのプラネタリウム!! こちらのプラネタリウムは川崎フロンターレ「スター☆メン」としてもおなじみの川崎市出身のプラネタリウムクリエイター・大平貴之さんが制作したMEGASTAR-III FUSION(メガスター・スリー・フュージョン)を使用し、圧倒的な映像クオリティと地球から宇宙の果てまで旅するような体験ができます。上映中は撮影禁止だったため、ここではお伝えしきれない部分もありますので、ぜひとも「宙と緑の科学館」でご体験ください!上映後、参加者代表者からお礼の言葉を伝え、島田館長からは「皆さんに楽しんでもらえたようでよかったです。こちらが皆さんに元気を頂きました。ぜひまたの機会に当科学館にお越しください。」とお言葉をいただき送り出していただきました!

つづいて一行は、同じ生田緑地エリアにある藤子・F・不二雄ミュージアムへ。2011年の第1回かわさき修学旅行以来ということで初めての方が多く、とても楽しみにしている方もいらっしゃいました。
館内ではじめに受け取ったのが「おはなしデンワ」。これは館内に展示してある原画や創作活動にまつわる様々な話が聞くことができる優れもの。しかも、子ども用と大人用に2種類があるのです。展示室ではそのおはなしデンワを片手に食い入るように作品を見ていました。
その他にも先生の部屋を復元したコーナーや、藤子・F・不二雄先生のヒストリーロードなど、まさにマンガの城というぐらい見どころ満載! そして館内の3階に登ると、そこには大きな原っぱが。 そこにはいろいろなオブジェが展示してあり、撮影スポットとなっていました。おなじみの”どかん”や、どこでもドアなどたくさんの展示物がありました。さらにドラえもんとのび太と一緒に記念撮影できるスポットも。ここにはたくさんの人が列を作って写真を撮っていました。

出口の手前にはお土産コーナーが、ここでお土産をたくさん買っている人や、ドラえもんのガチャガチャを全種類コンプリートするまでやり続けるお父さんもいたり、童心にかえって遊んでくれた方が多かったようです。おまけに参加者全員にポストカードのプレゼントまでいただきました。藤子・F・不二雄ミュージアムの皆さん、ありがとうございました!

藤子・F・不二雄ミュージアムを後にした一行は、宮前区にある宿泊施設「川崎市青少年の家」に向かいました。ここは団体行動をもとに健全なる青少年の育成を目的としている施設。職員の方に諸注意をレクチャーしていただき、お待ちかねの夕食です。今回は施設内の庭園でのバーベキュー! 大量のお肉はもちろんのこと、豚汁やカレーも準備しました! ここもサポーター有志の多くの方に助けていただき、無事に終了出来ました。
そして、陸前高田でのサッカー教室の際の食事をサポートいただいているエバラさんから参加者の方にお土産もいただきました! おなかがいっぱいになった子どもたちは長旅、そして一日の見学の疲れから、すぐに眠くは…なってくれません(笑)。
落ちていたボールでバスケットをしたり、鬼ごっこをして遊んだりと、とてつもないパワーに圧倒されました。しかし明日の試合が本番ということと、施設のルールに沿って21時で子どもたちは自分の部屋に戻りました。大人たちはそこから少しの時間懇親会を実施し、翌日の試合の応援に向けて体力を蓄える為に就寝。

翌日、朝食を済ませ、9時に「青少年の家」を出発。出発の際、青少年の家・村上所長さんより、「遠いところからわざわざ来てくれてありがとうございます。また皆さんがこの施設に泊まってくれることを、心よりお待ちしています。今日の試合、川崎フロンターレが勝てるように一生懸命応援してください!」と送り出していただき、等々力陸上競技場に向かいました。

競技場到着後、まず行ったのがピッチ上でのボール遊び。この日は天気も良く、最高のピッチ状態で、スクールコーチの指導の下、ボールを使っての鬼ごっこやミニゲームを開催。参加は自由だったのですが、子どもたちだけでなく親御さんも参加され、普段の運動不足を等々力のピッチ上で解消していましたよ。

中には、その間に「アズーロ・ネロ」に行ってグッズ購入をされる方もいらっしゃいました。サッカー教室の後、全員が集まったところで川崎フロンターレ代表取締役社長 藁科義弘より参加者の皆さんに歓迎の言葉を伝えました。その後はフロンパークで開催されていた「那須どうぶつ王国ランド」を楽しんだり、各自で自由時間を満喫。選手バスの迎え入れ、バックスタンドでの挨拶と多忙!? なスケジュールをこなす皆さんは少しお疲れな様子でしたが、控室に田坂祐介選手とクラブ特命親善大使・中西哲生さんが現れると目をキラキラさせ握手やサインをしてもらっていました!

さて、そして肝心な試合の結果ですが、開始早々に得点ランキング単独トップとなる大久保嘉人選手のゴールでリードするも、前半終了間際に決められてしまい1-1。このまま嫌な流れで前半が終わるのかと誰もが思いましたが、前半アディショナルタイムに中村憲剛選手の矢のようなミドルシュートが突き刺さり2-1と最高の雰囲気で前半を折り返します。そして後半、中野嘉大選手が追加点を決めて3-1になり「これは勝てるかな」と思ったのもつかの間。6分間に2点を決められてしまい3-3の振り出しに戻ってしまいます。しかしここから最高の展開に! 大久保嘉人選手が得点ランキング単独トップを2点差に広げるゴールを決めて3度ガンバ大阪を突き放すと、エウシーニョ選手がダメ押しの5点目を奪い5-3で見事勝利を収めました!

昨年は引き分けだったので、等々力が勝利の歓声で包まれる体験と選手と一緒にサポーターの皆さんへご挨拶ができて良かったです。後ろ髪をひかれる思いもありながら早々に競技場を後にし、バスで東京駅に向かいました。帰りの車内はさすがに疲れて寝るかなーと思いましたが、選手が自ら提供してくれた豪華景品をかけてのじゃんけん大会もあり、結局最後までバスの中は大騒ぎでした。クラブスタッフ、サポーター有志が東京駅で一関に向かう新幹線を見届け、今回のかわさき修学旅行も無事に終了しました。

今回の修学旅行実施にあたり、多くの組織、団体の皆さまにご協力いただきました。お土産を用意いただいたエバラ食品さん、入場料や宿泊料を減免、免除いただいた生田緑地の駐車場の方、宙と緑の科学館さん、藤子・F・不二雄ミュージアムさん、川崎市青少年の家さん、そしてサポーター有志の皆さんには活動全般のサポートをしていただきました。心より感謝いたします。ありがとうございました。
陸前高田の皆さんとの交流をクラブだけではなく、川崎の皆さんの協力を得て開催できること。この街を大変誇らしく感じています。今後も「高田フロンターレスマイルシップ」の協定のもと、いろいろなことを一緒に実践できたら幸せです。継続的なご協力をよろしくおねがいいたします!

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