7/27(金)~7/29(日)の3日間、ベトナム中部の都市ダナンにて開催された「ダナン越日文化交流フェスティバル」。そのイベントの一環として行われた日越交流サッカー大会U-13の部に、フロンターレのU-12とU-13のメンバーが参加してきました。
昨年も同時期に行われたフェスティバルにて、川崎フロンターレサッカー教室を開催しました。今回はそのご縁でダナン市から話があり、大会開催するので参加してほしいとの依頼から参加することになりました。昨年の様子はこちらをご覧ください。
U-13の部に参加したのは日本からはフロンターレのみ、ベトナムからはSHBダナンU-13とベトテルU-13の2チームが参加し、3チームでの総当たり戦で行われました。なお、U-14の部には日本からVONDS市原が参加しておりました。
会場となったのはダナン市のプロサッカークラブ、SHBダナンの本拠地であるHoa Xuan Stadium。2016年に完成した約20,000人収容のサッカー専用スタジアムです。普段はトップチームが使用しているスタジアムです。
チームは大会前日の7/26(木)午前中に成田空港を出発、ベトナムの首都であるハノイで乗り継ぎをして夜にダナン入りしました。7/27(金)は開会式に参加。開会式後に行われたU-14の試合では、VONDS市原とSHBダナンが対戦。昨年、国際交流基金アジアセンターとJリーグが連携して行う「指導者派遣プログラム」にて、SHBダナンU-13にフロンターレからコーチを派遣しており、指導した選手たちが多く試合に出ていました。
初日はSHBダナンU-13との対戦。前半は拮抗した戦いのまま0-0で終了。芝が長く、しっかりボールを蹴らないと勢いが止まってしまうピッチ状況です。また、気温はそれほどではありませんが湿気が高く、日本とは異なる環境面に適応していく必要があります。後半も双方チャンスを作るものの得点には至らず、0-0のまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、一瞬の隙をつかれて失点。0-1での敗戦となりました。
翌日はベトテルU-13との対戦。前日の試合でピッチ状況には慣れた選手たち。パスをつないで幸先よく先制しましたが、直後に失点。後半にも失点し、1-2となりましたが、最後までに諦めずに試合終盤にミドルシュートが決まり同点。2-2で終えました。
翌日は試合はなし。そこで、ダナン市内にあるS.O.S村という孤児院を訪問しました。1994年に開設した施設で、0歳から18歳までの約150人の子どもたちが暮らしています。子どもたちが暮らす部屋を見学させていただいたあと、S.O.S村のサッカーチームと一緒にサッカーをしました。
フロンターレとの対戦はもちろん、選手を混合しての試合など約1時間、サッカーを通した交流を楽しみました。クラブからはサッカーボールとフラッグなどをプレゼント。大会参加だけではなかなか経験できない交流ができたことは、選手たちにとっても貴重な時間となったようです。
気候、食事、ピッチコンディションなど、日本とは異なる環境でのベトナム遠征は無事終了。この経験を活かしてトレーニングに励んでほしいと思います。
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