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2006年07月24日(月)

アカデミーリーグ

text by 育成フィジカルコーチ 中村圭介  

アカデミーリーグ

こんにちは。育成普及部でフィジカルコーチをしております中村圭介です。
今回はJクラブユースチームの大会等についてお話します。我々Jクラブユースチームが年間で出場可能な主要大会といえば、1.日本クラブユースサッカー選手権大会(以下、クラブユース) 2.高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会(以下、高円宮杯) 3.JユースサハラカップJリーグユース選手権大会(以下、Jユースサハラカップ) 以上、この三大会です。

「1」のクラブユースは前回でもお話ししましたように、今月の29日から8月5日まで、Jヴィレッジと三ツ沢球技場行われます。Jクラブユースを含めたクラブチームの日本一を決める大会です。

「2」の高円宮杯というのは、各地域のプリンスリーグを勝ち上がってきた全国高校選手権常連校、例えば国見とか鹿児島実業、野洲高校らの強豪高校等と事実上高校年代の日本一を決める大会です。

そして、この「3」のJユースサハラカップ・・・。名前が示す通り、J1、J2の30クラブ(J1の全クラブ、ザスパ草津を除くJ2の12クラブ)のユースチームの日本一を決める大会です。
このように各大会ともそれぞれ特色があるのですが、来年から大幅に変わりそうなのが、「3」のJユースサハラカップです。

今年度までは、各地域ごとに7つのグループに分かれ、各グループ内でホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりのリーグ戦方式。そして予選リーグを通過した14チームに、日本クラブユースサッカー連盟代表の4チームを加えた合計18チームによるトーナメント戦を行い、長居スタジアムで日本一を決めるという大会方式をとっています。仮に予選リーグで負けてしまった場合、6〜8試合しか行うことができません。
しかし、来年からはこの予選リーグの運営方式が大幅に変わる予定です。全国31クラブを過去3年間(2004〜2006年)の実績をポイント化し、トップチームのようにディビジョン1 16チーム(東日本8、西日本8)とディビジョン2 15チーム(東日本8、西日本7)に分けてホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりのリーグ戦方式を行うのです。試合数も6〜8試合から14試合と倍近く増えます。つまりJリーグのユース版です。

さらにJリーグ同様、ディビジョン1とディビジョン2の入れ替え戦も行われます。そしてこれもJリーグ同様、得点王やフェアプレー賞(個人・チーム)、優秀監督賞、MVP等の各賞も設定されています。選手のモチベーションはさらに上がりそうですね〜。

但し、ここでひとつの問題があります。それは、我がフロンターレ・ユースチームが来年この新Jユースカップのディビジョン1東日本の8チームに入れるかどうかなのです。
過去2年の実績から東日本では・・・1.東京V、2.浦和、3.札幌、4.鹿島、5.FC東京、6.柏、7.千葉、と7チームまではほぼ当確だと思われています。最後の8番目にフロンターレと大宮のどちらかが入るのではないかという、今まさにギリギリのところにいるのです。
来年、ディビジョン1に入るためには、最低でも今月のクラブユースにも決勝トーナメントに進出し、11月末から行われるJユースサハラカップにも決勝トーナメントに進出しなければなりません。来年、是非ともディビジョン1で戦えるよう、厳しい戦いを乗り越えていきたいと思っています。応援宜しくお願いいたします。

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