こんにちは。日頃から、等々力のみならず遠方のアウェイスタジアムにも多くの皆さんに足を運んでいただいていること、大変嬉しく思っています。いつもありがとうございます。

最近、ありがたいことにスタジアムや街で声をかけていただく機会が増えました。いまだに慣れないサイン対応も私なんかでいいのかという思いを持ちながら、嬉しい気持ちで書いています。私にとって毎日が刺激的で、サポーターの皆さんとの触れ合いは貴重な時間となっています。

私は、日々、等々力は小さなお子様からお兄さん・お姉さん、お父さん・お母さん、おじいさん・おばあさんまで、老若男女が性別や年代問わず楽しんでいて、とても温かい雰囲気だと感じています。
私たちクラブももちろん皆さんに楽しんでいただけることは何なのか、様々な視点で努力をしていますが、私はこの雰囲気を作っているのはサポーターの皆さんであると確信しています。昨日・今日の話ではなく、長年にわたり多くの皆さんが築き上げてきたものであり、些細なことではブレることがない確かなベースがあると思っています。

仕事柄、メインスタンド側で観戦することが多いですが、選手たちが入場するその瞬間に、私たちのクラブの選手を温かく迎えよう、対戦相手の選手たちをリスペクトの気持ちを持って迎えようとしているのか、タオルマフラーを掲げ、立ちあがって声援を送っている皆さんの姿を目にします。また、バックスタンド側やゴール裏でフロンターレブルーの衣装を身にまとい、多くのグッズを身につけ、一体となって戦っている皆さんの姿を目にします。いつも鳥肌がたつ瞬間です。
私もそうですが、皆さんも悔しさや怒りを感じることだって当然あるはずです。にも関わらず、私たちのクラブのありのままを受け入れてくださり、いつもとても前向きに接してくださっていることに感謝しています。過去に在籍した選手たちへの温かい拍手でのお迎えも、自慢できることです。ただやみくもに相手クラブや選手たちを罵倒することもない。私も現場で皆さんに接していくうちに、応援していただいているという一方的な思いではなく、まさに手と手を取り合って共に歩んでいると実感しています。これこそが本当のクラブ愛だなと誇りに思います。

私は今、毎日のように多くの方に声をかけています。いきなりスポンサーになっていただきたい、ユニフォームを買って、シーズンチケットを買っていただきたいのではなく、まずは、あのスタジアム全体を巻き込む一体感を身体で感じてほしい、フロンターレのサポーターが作り出す空気をまずは味わってほしいという思いです。

「Paint it Blue」。いい言葉だと思います。スタジアムに来ていただく際、ぜひフロンターレのグッズを身にまとって来てください。フロンターレの試合があるんだと気付いてもらえること、川崎という地にフロンターレというサッカークラブがあることを皆さんに伝えていきませんか。選手たち、多くのサポーターの皆さんと同じフロンターレブルーの衣装を身につけ、これからも共に歩んでいく仲間を増やしていきませんか。

選手・スタッフをはじめとする私たちクラブはもちろんですが、多くのサポーターが新しい仲間との出会いを楽しみにしています。等々力を、川崎を、今まで以上に青く染めましょう。