代表取締役社長吉田明宏ご挨拶

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代表取締役社長吉田明宏ご挨拶

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新年、あけましておめでとうございます
日頃より、川崎フロンターレに熱いご声援と多くのご支援を賜りまして誠にありがとうございます。

昨シーズンは、リーグ3連覇、ACL制覇といった大きな目標を立ててスタートを切りましたが、選手の怪我や新型コロナウイルス感染による離脱、ワールドカップ開催や試合延期による夏場の過密日程もあって苦しいシーズンとなりました。しかし、10月にホーム等々力での声出し応援が再開となって以降、皆様の熱い声援を力に変えてリーグ戦を4連勝で締めくくり、首位に勝点2差まで猛追することができました。あと一歩のところで3連覇を逃し、悔やんでも悔やみきれない試合もありましたが、最終戦のFC東京戦での戦いは一人少ない人数にもかかわらず、まさに皆様の熱い声援が選手に乗り移って勝利を手繰り寄せた試合であり、今シーズンにつながる試合であったと思っております。また、FIFAワールドカップカタール2022には、谷口彰悟選手と山根視来選手が選出され、過去に所属した選手も含めて、多くのフロンターレ育ちの選手が大舞台で躍動し、日本中に感動と興奮を与えてくれました。

アカデミーに目を向けますと、高校生年代最高峰のリーグであるプレミアリーグEASTで14勝5分3敗という圧倒的な成績を残し、初参戦初優勝の快挙を果たすことができました。等々力での試合には最高で3,505人、国立競技場で行われたファイナルには8,572人のファン・サポーターの方にスタジアムまで駆けつけていただき、トップチームに負けないくらいの後押しをしていただきました。このチームから3名の選手がトップチームに昇格し、将来の主力として必ずや成長してくれると信じております。

4月には生田浄水場用地に「フロンタウン生田」がオープンいたします。これまで点在していたアカデミーの拠点を統合し専用の施設を設けることによって、選手たちがサッカーにより集中でき、最新のテクノロジーによる質・量ともに充実したサポートが可能になります。ふれあい広場などを併設し、地域の皆様にも気軽に足をお運びいただける施設となりますので、多くの将来性豊かな子どもたちの挑戦を暖かく見守っていただければ幸いです。

最後になりますが、今シーズンの戦いについては、新戦力のインストールや、ここ数年の他チームからの厳しい包囲網を打ち破る、新しいステージに踏み込んでいきます。もう一度フロンターレのサッカーを見つめ直し、本来のフロンターレらしい攻撃的なサッカー、質の高いサッカーを取り戻し、頂点を奪還する「最強のチャレンジャー」として、クラブ一丸となって戦ってまいります。2023シーズンも熱いご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

2023年1月1日
株式会社川崎フロンターレ
代表取締役社長　吉田明宏