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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

12/15 (月) 2008

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等々力未来予想図

text by

広報部

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朝からの冷たい雨で寒さが一段と増す中、川崎市市民ミュージアム逍遥展示空間にて「等々力陸上競技場の全面改修を推進する会特別シンポジウム〜等々力未来予想図〜」が行われました。
名称の通り議題は、現在署名活動を行なっている等々力陸上競技場の全面改修に関する意見交換です。現状の等々力はどんな状態なのか、またこれからの等々力をどんなスタジアムにしたいか等、およそ1時間半に渡ってパネリストの方々が意見を交換しました。


まず第1部は、川崎フロンターレ特命大使である中西哲生氏とスカパーのレポーターとしてお馴染みの高木聖佳さん進行による基調講演で幕を開けました。古くは名古屋時代から等々力には縁がある中西特命大使は、選手時代の等々力のイメージやフロンターレのJ2時代の話を引き合いに出し、「今と比べて当時の等々力は、本当にお客さんが少なかった…。試合中にお客さんの話し声が聞こえるくらいでした(苦笑)」とのエピソードには参加者の皆さんも笑っていました。そのほか、現在と昔の等々力陸上競技場の話が中心になると、特に中西特命大使が最も感銘を受けている点として、「今も昔もアウェイのサポーターに敬意を払っているところ」を挙げられ、「それは今後もぜひ続けていって欲しい」と熱く語っていました。
また、話が海外のスタジアムへと広がると「マンUのオールドトラフォードなど海外のスタジアムは、外観こそ年月を経て古いけど、内部は改修を重ねて近代的な作りになっている。等々力も建物自体は老朽化しているが、スタジアムの雰囲気は年々素晴らしくなってきている。」と海外にも頻繁に視察している中西特命大使らしい視点から等々力の良さを語っていました。

第2部では、中西特命大使に加えて、選手代表として伊藤宏樹キャプテン、川崎市陸上協会の赤地靖男理事長、我がフロンターレの武田社長、そして進行役兼務で川崎市サッカー協会の加藤渉副理事長によるパネルディスカッションが行なわれました。
それぞれ、立場も視点も異なる5名ですが、等々力陸上競技場への思い入れは深い方々ばかりです。宏樹は競技場を使う側の立場として「等々力は芝生も雰囲気も日本一。でもロッカールーム内のトイレが少なくて並んだりしています」と言って場内の笑いを誘っていました。他にも赤地理事長は、今年開催したスーパー陸上や陸上日本選手権に触れて「陸上に携わって初めて、お客さんが並んでスタジアムに入場する姿を見た。」と言って、さらに「陸上でこの状況ならサッカーはもっと大変だろうし、今の競技場のままでは危険性も増すだろう」と危機感を募らせるなど、本当に皆が全面改修を望んでいることが伝わってくる内容でした。
会場の参加者の方々も、メモを取りながら耳を傾ける姿が見られるなど強い関心を持っており、パネラーの皆さんもそれに応えるかのように、等々力陸上競技場全面改修に向けての熱い気持ちを訴えていました。

その後は、千頭いるかプロジェクトの贈呈式が行われ、同プロジェクト代表の清水氏から、宏樹へ折り紙で折られたイルカが手渡されました。2002年秋に発足したこのプロジェクトも今年で7年目。年々増加するイルカの数も、今年はなんとこれまでの記録を大幅に更新する7020頭も集まったそうです。
更にこの日も署名活動を行なったサポーター有志の代表から署名活動への協力依頼の挨拶があり、最後は、ふろん太、哲さん、武田社長、そして宏樹と参加者の皆さん一人一人が固い握手を交わして閉会となりました。もちろん宏樹は、署名バイバイン計画として署名用紙を握手する前に一枚一枚渡していたのは言うまでもありません。さすが宏樹。押さえるところはキチンと押さえています。

武田社長は「等々力に来たことがない人にもこの現状を知って理解してもらいたい。そして、多くの人に理解してもらい我々の活動に協力していただきたい」と更なるご理解と協力をお願いし、川崎市サッカー協会の加藤副理事長は「今回の活動でまた現在の等々力の現状を知ってもらえてよかった。更にフロンターレの輪が広くなって欲しいし、協会の立場としては少年少女がいつか等々力でプレイしたいと思ってもらえるような競技場になって欲しい」と感想を述べていました。
全体進行役を務めた高木さんは「ホームスタジアムはサポーター、選手が中心となって創っていくものと改めて感じました。今回のシンポジウムなどの活動を通して活動の趣旨を理解してもらい、これがきっかけとなって協力していただけたらいいと思います。」と手応えを得た様子。中西特命大使も「雨の中たくさんの方に集まっていただき感謝しています。今回の活動のように、このメンバーが中心となって今後も更に活動していきたいと思います。」と力強いコメントを寄せてもらいました。

最後に選手代表として出席した宏樹は「少し難しかったけど、これからチームが大きくなっていくにはこういうことが大事だと思っています。今回のシンポジウムでもサポーターの熱意を感じることができました。」と締め括ってくれました。

今回のシンポジウムや他の活動を通して、少しでも多くの方々に現在の等々力の現状を知ってもらい、我々の活動趣旨を理解していただき、活動に是非協力してもらいたいと願っております。

最後に、今日は会場が市民ミュージアムということで、シンポジウム開始前には大勢のお客様が現在開催中の「川崎フロンターレ展2008」をご覧になっていました。12月7日の初日から一週間が経ち、展示内容や写真、映像なども増えています。一度来られた方も、ぜひ再度足をお運び下さい。今年でクラブを去る箕輪選手、我那覇選手のメモリアルショートフィルムも映像コーナーのコンテンツとして加わっていて、フロンターレを愛する人ならば誰もがこみ上げるものを抑えきれない内容です。まだご覧になられていない方は、今シーズンの軌跡を振り返る意味でも、是非その目でお確かめください。

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