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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

5/24 (土) 2025

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「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」中編

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川崎とどろきパーク担当

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東急株式会社(以下、東急)、富士通株式会社(以下、富士通)、ほか7社が共同出資により設立した川崎とどろきパーク株式会社(以下、川崎とどろきパーク)は、川崎市が2022年2月に改定した等々力緑地再編整備実施計画に示す等々力緑地の目指すべき将来像の実現のため、2023年4月1日より等々力緑地の運営・維持管理業務などを開始しました。川崎フロンターレのホームスタジアムである「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」の球技専用スタジアム化や「とどろきアリーナ」の建替えなど等々力緑地の再編整備の実施により、市民に様々なスポーツの機会や体験を創出し、日常的に賑わいのあるまちづくりに取り組んでいます。そして川崎フロンターレも、その中の一社として参画し、地域に根ざしたまちクラブとしての役割を活かし、スポーツ振興や地域コミュニティの活性化など、長期的な地域貢献に取り組んでいます。

川崎とどろきパークによる等々力緑地の事業開始について

その「川崎とどろきパーク」が「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」のメインスタンド2階に、2024年12月にオープンさせたのが「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」です。等々力緑地内の各施設に縁のある様々な展示品が飾られ、等々力緑地が持つ長い歴史の中で生まれた多様な歴史を伝えています。

川崎フロンターレの優勝時の集合写真のタペストリーや記念ユニフォームやシャツ、また富士通レッドウェーブ、富士通フロンティアーズ等の「かわさきスポーツパートナー」達の貴重なユニフォームやサイン色紙、そしてアメリカンフットボールW杯2007の資料やトロフィー等、等々力の歴史を彩った、選手や関係者、観戦者達の想いが詰まった様々な展示が並びます。限られた人しか知らなかった歴史も、ただ並べるだけではなく「キャプション」や、当時の「新聞記事」を添えることで、それぞれの背景、ストーリー、歴史的意義を知ることが出来るよう心がけ、この場所が川崎市にとって、市民にとって価値のある場となることを目指しています。

2024年12月末には「川崎とどろきパーク」の主催で、この「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」をツアーのコースに含む「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu スタジアムツアー」が初開催され、好評を得ました。スタジアムツアーでは、実際に選手が使用するロッカールームや記者会見室、ピッチサイド(トラックの外側)等、普段は関係者しか入れない、スタジアムの裏側を見学することが出来ます。その後、2025年2月、4月に続いて、6月にも開催を予定しています。今後、定期的に開催していきます。「ギャラリーに完成はない!」を合言葉に、日々、新しい展示品を加えていますので、一度参加された方も、二度 三度とご参加下さい!! 開催スケジュールは「川崎とどろきパーク」の「公式HP」や「公式X」等にて、都度、お伝えしていきます。

それでは「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」展示品レポートをお送りします。先日のフロンターレ日記では「前編」「後編」に分けてお届けします、とお伝えしましたが、書き進めるうちに、それでも足りず、最終的に、3回に分けてお届けすることになりました。
ということで、今回は「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」レポート、3回中の第2回目、「中編」をお送りいたします。

■川崎フロンターレ草創期のトレカや会報誌
川崎フロンターレ関連の展示されているショウケースは現在3つありますが、「前編」でご紹介した「川崎フロンターレの歴代優勝時に着用していたユニフォームや記念シャツ」等が展示されている、2つのショウケースの左隣にある「ショウケース」をご紹介します。何と!このショウケース内の展示品のほとんどは川崎フロンターレ後援会ゴールド会員のO様からお借りしたものなのです。最初に目が行くのは、川崎フロンターレの歴史の1ページ目を刻んだ「1997年所属選手達」のトレカです!! 30年近く前のカードが、これだけ美しい状態で保管されていたことに驚かされます。同じものが、この世にどれだけ現存しているのでしょか。

並んでいるレジェンド達のカードの中に、当時、選手として所属していた長谷部茂利現川崎フロンターレ監督のカードもあります。是非探して、見つけてください! また会報誌「フロンターレニュース」も展示されています。記念すべき1997年3月号の見出しは「川崎フロンターレ誕生!」です。また「マスコット愛称募集」と書かれたチラシも! ふろん太にも【名前はまだない】時代があったのですね。感慨深いです。他にも第6回と第7回ジャパンフットボールリーグ(JFL)のパンフレットと表彰楯も展示されています(※表彰楯は川崎とどろきパーク所有)。川崎フロンターレの選手紹介ページには、今でも、様々な形でクラブに関わっている顔を多く見つけることが出来ます。フロンターレのファミリーを大切にする姿勢、今に至る一体感を感じます。さらには2003年3月8日(土)に開催された『めざせJ1 川崎フロンターレを励ますつどい』にて、フィールド上で、選手、サポーターが一緒に作り上げた『目指せJ1』という人文字を撮影した、上空写真も展示されています。その写真は川崎フロンターレが長い歴史の中で、たくさんの人々の想いに支えられて来たこと、多くの関係者による様々な活動の上に今があることを教えてくれます。フロンターレサポーターにとっては、時が経つのを忘れ、いつまでも見ていられる、そんな場所ではないでしょうか。

■旧メインスタンドで使用されていたロッカー(ベンチ)
旧メインスタンドにて「2012シーズン」終了時まで使用されていたロッカー(ベンチ)です。旧メインスタンド解体作業の際に「多くの選手達の汗と涙が染み込んでいる、この競技場の歴史そのもの。残すべきではないか。」と、当時の関係者が協議した結果、1人分だけ保存されました。見てくれは決して美しくはないですが、むしろ刻んできた時の長さと重みを感じさせます。かつてフロンターレ展等で展示していたことも有りますが、この度の「ギャラリー」の完成に合わせて再登場となりました。スタジアムの解体時に出て来る、このような「遺構」を保存することは難しいといわれていますが、当時の関係者の英断のおかげで、我々は、このベンチに座ったであろう多くの選手の姿や、当時の情景を思い浮かべることが出来ます。
2015年に完成した現在の新メインスタンドでは、どのようなロッカーを使用しているのか? 川崎とどろきパーク主催のスタジアムツアーでは「選手ロッカー室」もツアーのコースに含まれていますので、比較してみてください。

等々力緑地内の各施設では、年代、レベル、男女問わず、幅広い層、多様なスポーツの大会やイベントが開催されています。「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」は川崎フロンターレの印象が強いかもしれませんが、様々な年代、団体による、多様な競技の会場となっています。もちろん女子スポーツも盛んに行われ、中でも女子サッカーにおいては「女子サッカー3大タイトル」の会場として歴史に残る試合が行われています。

■第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関連の展示

「第37回皇后杯 準決勝 2015年12月23日」
○日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京) 1-1(PK:2-3) アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟)
○ベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城) 0-2 INAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)
「第37回皇后杯 決勝戦 2015年12月27日」
○アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟) 0-1 INAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)

2015年に開催された「第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」決勝は劇的な展開となりました。日本、いや、世界のサッカー界のレジェンド、FIFA最優秀選手賞受賞者でもある、INAC神戸レオネッサ所属、現役引退を表明していた澤穂希選手の最後の試合を見届けようと、等々力陸上競技場(現:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu )に20,379人の観衆が集まりました。試合はINAC神戸レオネッサがアルビレックス新潟レディースに1-0で勝利し優勝。澤選手は78分にゴールを決め、自らの引退に華を添えました。表彰式の後、選手達による胴上げで、等々力の宙に舞う澤選手の姿は、日本スポーツ史の1ページとして、多くのスポーツファンに語り継がれています。INAC神戸で引退しましたが、現役生活の多くをベレーザで過ごした澤選手にとって、等々力陸上競技場(現:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu )は、ベレーザと同じクラブのヴェルディの、かつてのホームスタジアムだったこともあり、ファミリーとして何度も足を運び、そして、ベレーザのホームゲームの会場としても数試合ピッチに立った経験もある、馴染みの場所だったのではないでしょうか。
ギャラリーには、決勝戦を戦った両チームの選手達のサインが入ったユニフォームや公式記録が展示されています。伝説の1ページを目に焼き付けてください。
試合結果
試合レポート

2023年10月には、こちらも女子サッカー国内3大タイトル、「WEリーグカップ」決勝が開催されました。

■2023-24 WEリーグカップ決勝 関連の展示

「2023-24 WEリーグカップ決勝 2023年10月14日(土)16:00キックオフ」
○サンフレッチェ広島レジーナ(グループA1位) 0-0(PK戦:2-4) アルビレックス新潟レディース(グループB1位)

両クラブとも初タイトルがかり、遠方から集まったサポーターによるゴール裏は、紫とオレンジ色に美しく彩られました。川崎フロンターレサポーターからすると、フロンターレブルー以外に染まる等々力陸上競技場(現:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu )は新鮮に感じたのではないでしょうか(※ワルナイトカーニバルを除く)。
試合は、お互い無得点のまま120分の戦いを終えてPK戦に突入。PK戦を4-2で制したサンフレッチェ広島レジーナが初優勝を果たしました。サンフレッチェ広島レジーナにとっての初タイトルでした。ギャラリーにはサンフレッチェ広島レジーナのサイン入りユニフォームが展示されています。
※サンフレッチェ広島レジーナは2024年12月に国立競技場にて同タイトルの連覇を果たしています。

WEリーグ公式Webサイト
マッチプレビュー

等々力緑地内の施設は「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」だけではありません。「とどろきアリーナ」や「等々力球場」でも様々な団体による多様なスポーツ、女子スポーツの大会が開催されています。

■富士通レッドウェーブ関連の展示
かわさきスポーツパートナーの「富士通レッドウェイブ」の展示コーナーです。「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」ではツアー開催の度に新しい展示品を加えていますが、2025年5月に新たに加わったのが「富士通レッドウェーブ:Wリーグ 2024-2025 Season優勝記念Tシャツ※選手サイン入り」です。

Wリーグプレーオフ2024-2025 ファイナルが開催されたのは「武蔵野の森総合スポーツプラザ」ですが、毎シーズン、「とどろきアリーナ」でホームゲームを行う、かわさきスポーツパートナーによる、輝かしいタイトル獲得を記念して、展示させていただくことになりました。過去のレッドウェイブ選手達によるサイン入りシャツも複数の年代、複数枚展示されています。富士通レッドウェーブ関連の展示は、とどろきアリーナ(サブアリーナ1階)にもあります。両方共にご覧いただき、展示内容を比較してみてください!

Wリーグプレーオフ2024-2025 ファイナル

■女子ソフトボール「JDリーグ」関連の展示

等々力球場では2023年より、女子ソフトボールの国内最高峰リーグ「JDリーグ」の試合も行われています。2023年にはホームゲームが同日開催となった川崎フロンターレとコラボ企画を実施し、多くの川崎フロンターレサポーターがフロンターレの試合前に、等々力球場へ足を運びました。ふろん太が務めた始球式では、ソフトボールファンから大きな温かい拍手が送られました。ギャラリーには等々力球場で試合をした複数の「JDリーグ」チームのサイン入りユニフォームが展示されています。3年連続開催となった、今年の5月には宇津木妙子JDリーグキャプテン兼副会長と、宇津木麗華ソフトボール日本代表ヘッドコーチ、ビックカメラ高崎ビークイーン部長という、生きる伝説ともいえるお二人がギャラリーに足を運んでくださいました。本当にありがとうございました。お二人のサインボールも展示されています!! ソフトボールの日本代表は世界的な強豪として知られていますが、それを支える「JDリーグ」にもご注目いただきたいです。そして「JDリーグ」は等々力球場で観戦することが出来ます! 観戦未経験の皆様は来年こそ、ご来場ください!

※2025年5月10日(土)11(日)
ニトリJD.LEAGUEレギュラーシーズン
第4節 川崎ラウンド

※2024年11月9日(土)10日(日)
【ニトリJD.LEAGUE 2024プレーオフ】

※2023年11月11日(土) 12日(日)
【ニトリJD.LEAGUE 2023プレーオフ】

以上で「中編」の終了です。今回ご紹介したものも「前編」同様に、展示品の一部に過ぎません。来月掲載予定の第3弾、「後編」では更にパワーアップしたレポートをお届けしますのでお楽しみに! 日々、成長、拡大を続ける「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」に完成はありません!

「関連リンク」

2025年4月24 日(木)付け フロンターレ日記(「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」前編)

2024年12月28日(土)プレ開催「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」オープンとオープン記念の「スタジアムツアー」

2025年2月16日(日) 第1回「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu スタジアムツアー」

2025年4月19日(土) 第2回「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu スタジアムツアー」

2025年5月16日(金)第3回「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu スタジアムツアー」

川崎とどろきパーク公式【等々力球場編】等々力緑地紹介(2024.9)

川崎とどろきパーク公式【Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu編】等々力緑地紹介(2024.9)

川崎とどろきパーク公式【等々力緑地全体編】等々力緑地紹介(2024.9)

川崎とどろきパーク公式【とどろきアリーナ編】

武蔵小杉ブログ「充実ギャラリーも解説!Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu スタジアムツアー開催」
武蔵小杉ブログ「等々力の価値ある歴史をアーカイブ!Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuギャラリー 公開」
武蔵小杉ブログ「等々力の価値ある歴史アーカイブ第2弾、Uvanceとどろきスタジアムに続き等々力球場・アリーナの展示が大幅拡充」

ポチャフロTV「【等々力の中に新スポット!】新設されたギャラリーを訪問」

ウノ山本とパンチ佐藤の今日もどこかでDYNAMITE!!【公式YouTubeチャンネル】
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