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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/ 1 (月) 2012

カテゴリー:

ボクシング

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広報部

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同じ川崎をホームタウンとして、大相撲の春日山部屋同様に連携協定している、多摩区を拠点とする「川崎新田ボクシングジム」。同ジムには日本ライトフライ級チャンピオンである黒田雅之選手をはじめ、日本バンタム級11位の古橋大輔選手など、有望な選手が多数在籍し、明日のチャンピオンを目指して日々厳しい練習をしています。

そんな川崎新田ボクシングジムが、地元川崎で三度目の興行を行いました。チャンピオン黒田選手にとっては四度目の防衛戦であり、その先にある「世界王座」挑戦をも見据えた大事な試合となります。

そしてもう一人?王座防衛に臨む選手がいます。そう、日本マスコット級チャンピオン(非公認)ふろん太選手です。これまで愛媛FCの一平くん、千葉ロッテマリーンズのCOOLといった強敵相手に防衛を重ねて成長してきたふろん太選手。今回の対戦相手は、東京ヴェルディのヴェルディくんです。

これまで忙しい公務?の合間に厳しい練習をしてきたふろん太は気合十分!王者であることに慢心することなく、常にチャレンジャーの気持ちで防衛に臨みたいと抱負を語っていました。

一方のヴェルディくんはこれがボクシングデビュー戦。実は黒田選手はヴェルディのホームタウンである稲城市出身ということもあり、是が非でもタイトルを奪取して黒田選手に続きたいとこちらも相当な意気込みです!

興行は、川崎新田ジム所属の選手2勝2敗で迎えた5試合目の、スーパーバンタム級女子世界ランキング17位である三好喜美佳選手が、タイの選手に2ラウンドKO勝ちを収めて弾みをつけます。その興奮冷めやらぬ中、はじめに多摩川クラシコのテーマ曲に乗ってふろん太が入場。先頭のスタッフが高々とマスコット級チャンピオンベルトを掲げます。

続いて、『稲城なし唄』の音楽に乗って挑戦者ヴェルディくんが入場。セコンドに従えるのは、稲城市のイメージキャラクターである『稲城なしのすけ』です。余談ですが、実はこの稲城なしのすけをデザインしたのは、あの機動戦士ガンダムのモビルスーツをデザインしたデザイナーの方なんだとか。その方が稲城市在住という縁で依頼したんだそうです。

さて試合はまず両者様子見でスタート。しかしヴェルディくんはコンドルだけあってすばしっこく、ふろん太はなかなか捉えることが出来ません。対するヴェルディくんも近づくと自分のクチバシが邪魔をしてしまい、なかなかパンチが当たりません。しまいにはクチバシがふろん太に当たってしまい、偶然ながらもバッティングの反則を取られてしまいました。

しかし1ラウンド終了間際、ようやく当たったヴェルディくんのパンチがふろん太にクリーンヒットし、チャンピオンまさかのダウン!なんとか立ち上がったところでゴングがなりましたが、明らかに動揺は隠せないふろん太。インターバルで気持ちを落ち着けて最終ラウンドである2ラウンドに臨みます。

そして運命の最終ラウンド。ゴングとともにヴェルディくんが仕掛けます。自慢のフットワークでふろん太の周りを周回して撹乱作戦に出ます。しかしチャンピオンは落ち着いていました。ヴェルディくんが描く円の中心で動かず様子を伺います。そして次第に目が回ってきて足元がフラついた頃を見計らって、渾身の右ストレート!これがヴェルディくんに当たり、そのまま青コーナーに崩れるようにもたれかかります!すかさずふろん太は距離を詰めてパンチのラッシュ!たまらず青コーナーからタオルが投げられ、見事ふろん太が王座防衛を果たしました。1Rにダウンを喫するなど危ない場面もありましたが、終わってみれば勝負どころを逃さずV2。少しづつ貫禄も出てきたふろん太二度目のタイトルマッチでした。


さて、そのあとセミファイナルでは2008年度全日本新人王であり、先日念願の日本バンタム級ランキング復帰を果たした、多摩区出身の古橋大輔選手が登場。ホームの声援をバックに戦いましたが、残念ながら判定負けとなりました…。

そして残すはメインイベントである日本ライトフライ級タイトルマッチのみとなりました。ここまで川崎新田ジム勢は3勝3敗。黒田選手には本日の勝ち越し、そしてタイトル防衛の期待がかかります!

試合の方は序盤から黒田選手が持ち前の強打を武器に優勢に試合を進めましたが、相手の日本ランキング4位の大内選手も粘りを見せて、結局最終ラウンドでも勝負はつかず、勝負は判定に。最初のジャッジが4ポイント差で大内選手とコールされてざわめく場内。しかし次のジャッジは黒田選手に。そして運命の3人目は…ドローの判定。結局引き分けで黒田選手4度目のタイトル防衛を果たしました。勝ちきれなかった悔しさをにじませていたチャンピオンでしたが、次こそは見事な勝利を見せてくれることでしょう!

とどろきアリーナでの興行も3度目となり、徐々に市民の皆さんにも浸透してきていると思います。まだボクシングをライブで観戦したことがない方、次回はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?きっとその迫力と臨場感に虜になること間違いなしです!

これからも川崎フロンターレは共に川崎を盛り上げるべく、川崎新田ジムを応援していきます!

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