「フロンターレ選手からお祝いコメントがもらえる権利」編

東日本大震災後、クラブとして取り組んできたMind-1ニッポンプロジェクト活動の一環として、フロンターレ選手クラブから提供する「権利」「サービス」など様々な商品をオークションにかけ、最高金額を提示した方がその品（権利）を購入（獲得）できる「フロンターレ　ハンマープライス」。今回は「フロンターレ選手からお祝いコメントがもらえる権利」を実施いたしましたのでご紹介いたします。

この企画の落札者は佐藤秀行さん。秀行さんは先月23日に東京の豊洲にある「アニヴェルセル豊洲」でご結婚され、その披露宴で「サプライズで奥様に喜んでもらいたい!」ということでこの企画を落札していただきました。

秀行さんと奥様の智恵さんはお二人揃って大のフロンターレファン。智恵さんがフロンターレを好きになったのは、最初はまだお付き合いしている時に、もともとフロンターレファンだった秀行さんが智恵さんをスタジアムに連れて行ったのがキッカケで、智恵さんのサポーター歴は5年くらいになるそうですが、今では秀行さんと同じか、それ以上に熱狂的に応援していただいているそうです。ちなみに二人ともフロンターレサポーターである利点と欠点をうかがったところ、利点は一緒に盛り上がれること、欠点は負けると、家の中が暗くなってしまうことだそうです。フロンターレがお二人の家の中で大きな比重を占めていただいてありがたい反面、責任も感じております…。

さて、話はお祝いコメントに戻しますが、今回どのような形で智恵さんに選手からのお祝いコメントを届けるか、秀行さんと色々と相談しました。選手のコメントを撮るだけであれば、そんなに時間はかからないのですが、一生に一度の結婚式ですし、秀行さんと話をすればするほど、奥様の智恵さんに「何とか喜んでもらいたい!」という深い愛情が伝わってきて、こちらとしても短い時間だけど出来るだけのことをさせていただきたいと思いました。

秀行さんはご自身でもサプライズDVDを制作していて、その内容が二人の思い出の場所に小さなゴールを持って行って、それぞれの家族やお友達、お仕事関係の人がシュートを決めてお祝いコメントをしたり、智恵さんの縁のある方々と「智恵を任せたよ!」という思いを込めたパス交換を秀行さんがしたりするなど、趣向を凝らしたものになっていました。
そのコンセプトが「二人の思い出の場所でのゴール」と「縁のある方々とのパス交換」だったので、「それじゃあ、そのコンセプトで選手からのお祝いコメントも撮ろう」ということになり、最終的には「麻生グラウンドで選手とパス交換をして、ゴールを決める」ということに決定しました。もちろんここで言う「ゴール」とは奥様の智恵さんへ愛情を届けるという意味です。言葉だけで見るとちょっと恥ずかしい感じがないわけでもないですが、そこはどんなことでも一生懸命にやるフロンターレ。一切、手を抜きません。

コンセプトもイメージもかたまり、いよいよ撮影開始です。今回出演してもらった選手は、大久保選手、中村選手、稲本選手、登里選手。もちろん4選手とも快く出演OK。クラブスタッフのリハーサル後、本番スタート!内容を簡単に説明すると、秀行さんが選手とパス交換しながら、最後は秀行さんが蹴りこんでゴール!そして選手と秀行さんが肩を組んで、試合後のウォーターファイトのように喜びを分かち合うパフォーマンス。そしてその後に4選手からお祝いコメント。ここまではほとんど秀行さん（だけ）が楽しんでいるようになってしまっていますが、その後にはちゃんと智恵さんが大ファンの小林選手からのコメントも収録して、智恵さんにもちゃんと喜んでいただきました。会場からもフロンターレの選手からお祝いコメントが届いたことで、大きなどよめきと、歓声があがり、ご参列された皆様にも喜んでいただけたのではないかと思います。

短い時間の中での制作だったため、秀行さん、智恵さんに満足していただけるものが出来たか不安でしたが、お二人には大変喜んでいただいて一安心。今回はお二人のご結婚という、人生の大きなイベントに参加させていただき、本当にありがとうございました。お二人の末永いお幸せを、クラブスタッフ、選手一同お祈りしております。次はスタジアムでお会いしましょう!