7/29（土）と7/30（日）の2日間、ベトナム中部の都市ダナンにて、現地の子ども向けサッカー教室「Children Football Day with Kawasaki Frontale」を開催しました。

今回フロンターレが参加したのは7/28（金）～7/30（日）に開催された「ダナン越日文化交流フェスティバル」。そのイベントの一環としてサッカー教室の開催を検討することから、この企画がスタートしました。これまでベトナムでの活動はビンズン省での活動が中心でしたが、今回は中部の都市ダナン。なぜダナンで開催したかというと、実は川崎市とダナン市との間には以前から交流があったのです。両市には川崎港とダナン港という港があり、友好港としての協定を平成6年に締結。港湾関係での情報交換や人材交流がすでにあったとの情報を入手しました。そこで、川崎港とダナン港の友好港の関係だけでなく、スポーツの分野でも交流を開始し、両市のさらなる国際交流の発展へと貢献したいと考え、今回のイベントを企画しました。

このフェスティバルはダナン市外務局が主催となりますが、クラブとしてダナン市とのつながりはまったくなかったので、まずはダナン市の日本における代表事務所であるダナン駐日代表部に相談し、ダナン市外務局の担当者を紹介していただきました。それからはメールでのやりとりをスタート。フロンターレのこれまでのベトナムでの活動や今回のサッカー教室の趣旨、現地での協力依頼などをメールで進め、6月初旬には現地でのミーティング。ダナン市外務局のみならず、サッカー、スポーツの分野の主管となる文化・スポーツ局とも連携し、無事開催へと進めることができました。

フェスティバルの前日にはウェルカムパーティーが開催され、日本各地の県や市の関係者や現地進出の日系企業の方々が招待されておりました。フロンターレも参加し、ダナン市より今回のサッカー教室開催に対して感謝状をいただきました。

サッカー教室初日の開会式では、ダナン市外務局局長及び文化・スポーツ局局長からのご挨拶のほか、梅田邦夫駐ベトナム日本国大使にお越しいただき、子どもたちに対してご挨拶をいただきました。フロンターレからは矢島卓郎コーチが開会の挨拶。ベトナム語での挨拶を試みましたが、一部伝わらなかったようで、最後は通訳の方に訳してもらいました。

1日100名、2日で200名の募集をしておりましたが、初日は110名、2日目は70名と180名の子どもたちが参加してくれました。7:30から開始しましたが、朝からぐんぐん気温が上昇。少し動くだけでも汗が止まりません。そんな暑さの中でも、子どもたちは笑顔でサッカーを楽しんでくれました。

当日の様子は「ベトナムフットボールダイジェスト」でも記事になっていますので、詳しくはこちらもご覧ください。

なお、今回のサッカー教室では2社の企業にご協賛いただきました。ルートインジャパン様は今年の5月にダナンに「grandvrio city danang」というホテルをオープンし、ホテルのPRということと、サッカーを通じたベトナムの青少年の育成という点にご賛同いただきました。朝食は豪華なビュッフェスタイルで、施設には大浴場もあり、疲れた身体を癒すことができました。9月にはリゾートホテルもオープンするとのことで、もしダナンに行かれる際はぜひgrandvrioへご宿泊ください! もう1社はFPTジャパン様。ベトナム最大手のIT企業で、日本でも積極的に事業をされている企業です。ダナン市にてFPTコンプレックスというITの一大集積拠点を建設しています。今回、サッカーを通じたダナンの子どもたちと日本の指導者との交流ということに賛同いただきました。

また、陸前高田ランドなどでお世話になっているパン・アキモト様がダナンでパン屋をオープンしているということで、今回のイベントをお話ししたところ、販売しているダロンクッキーを子どもたちに提供していただきました。ご協賛ならびに物品提供していただき、ありがとうございました!

フロンターレはこれからもベトナムでの活動を進めていきますので、その際はまた報告しますね。