13日間続いた沖縄県でのトレーニングキャンプは最終日。
沖縄キャンプの締めは、北海道コンサドーレ札幌との練習試合でした。

試合形式は45分×4本。
スコアは14-3（4-0、3-0、4-1、3-2）

得点者はレアンドロ ダミアン、山根視来、イサカ ゼイン、長谷川竜也3、小塚和季、三笘薫2、遠野大弥2、知念慶、田邊秀斗、家長昭博でした。

まだ新戦力を加えチームとして戦い方を合わせている段階で課題はたくさんあると思いますが、得点を取るという部分では選手それぞれが持ち味を出していました。

今年のキャンプは新型コロナウイルス感染症対策を徹底するため、全日程1人部屋だったり、食事もついたてをして個別で食べるなどルールが設けられ、チームに溶け込むという意味では新加入選手は苦労が多かったと思います。

しかし、そこはサッカー選手。一緒にトレーニングを積み、練習試合をこなしグラウンドで声をかけ合いながら、キャンプが進むにつれて新加入選手たちも自然とコミュニケーションが取れるようになっていきました。

キャンプを通して徐々にチームとしての一体感が作られ、それが練習グラウンドのピッチに表れるようになってきての最終日の練習試合だったと思います。

「みんなが入りやすい空気を作ってくれたので、僕はチームにすぐ馴染むことができました。あとはサッカーの部分ですよね。川崎のベースとなる部分はキャンプでだいぶ理解することができました。チームのやり方だったり、どの選手がどういうプレーをするというのも明確になりました。僕としては充実した良いキャンプになったと思っています。ただ、個人的な手応えとしてはまだまだです。練習試合では自分のプレーをあまり出せなかったので、川崎に戻っていったんリフレッシュして、また麻生グラウンドでの練習から頑張ります」（小塚和季）

「今年は新型コロナウイルスの影響で、新加入選手は大変だったと思うんですよね。キャンプってご飯のときが一番みんなと話ができるタイミングですし、部屋も1人部屋でリラックスできるのはいいんですけど、コミュニケーションの面ではちょっとかわいそうでした。でも、ずっとトレーニングを続けていくうちに新加入選手たちも馴染んでいって、キャンプに入る前と比べると明らかにいいものが出るようになったと思います。今年も開幕からいい結果を出せるように、周りから『フロンターレ、強いな」と思わせるような試合をしていきたいです」（山根視来）

「前からいる選手と新しい選手との融合というテーマでキャンプがスタートして、個々のコンディションを整えつつ、チーム戦術の落とし込みもいい感じに進んでいるのかなと。個人的にはこのキャンプで自分の課題に取り組んできて、最後の練習試合は自分の持ち味を出すことを最優先に考えてプレーしました。それがいい形で出たシーンもありましたし、もうちょっとだなというところもありました。このキャンプでやってきたことをベースに、シーズン開幕に向けて準備をしていきたいです」（長谷川竜也）

「このキャンプではシーズン開幕に向けて、チームとして、個人としてのレベルアップに努めました。今年はコロナ禍ということもあって例年とはちょっと違うスケジュールでしたが、そういう中でもサッカーに集中できる環境を作っていただいた現地の方々にも感謝しています。充実したキャンプを過ごすことができました。個人的には今シーズン副キャプテンを務めることになりましたけど、年齢も上になってきて下の選手もたくさん入ってきたので、役職に関係なく若い選手たちの見本になれるようにしたいです。でもフレッシュな感覚は忘れることなく、今シーズンも頑張ります」（脇坂泰斗）

トップチームはキャンプの全日程を終え、無事川崎に戻りました。

来週末には今シーズン初の公式戦、「FUJI XEROX SUPER CUP 2021」が控えています。

2021年シーズン開幕まであと少し。もうしばらくお待ちください。