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11/ 7 (水) 6 2007

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ドーピング問題および仲裁申し立てに関する見解

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現在報道されておりますように、後藤秀隆ドクターは2007年4月、我那覇和樹選手に対し治療行為として静脈注射を行いましたが、その行為に対してJリーグが科した処分の取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への仲裁の申し立てをしました。その点に関するクラブの考え方をお伝え致します。

Jリーグは2007年5月、Jリーグドーピング禁止規程に則って「後藤ドクターが行った我那覇選手への静脈注射は合理的な医療行為とは認められない」と判断し、クラブに制裁金1000万円、我那覇選手に対して出場停止6試合の処分を出しました。
当時の我那覇選手の症状に対し、後藤ドクターが静脈注射を打った行為が医学的見地から合理的なものであったか否かという点については、医学上の高度な専門性を有する評価にかかわる問題であり、専門家の間でも未だ見解の分かれるところです。

以上のような状況において、クラブ及び我那覇選手が仲裁の申し立てを行った場合、どのような結果が出るかを予想することは非常に困難です。現段階において当該静脈注射を打った行為が合理的な医療行為ではなかったという判断が出される可能性を否定できない以上、クラブとしましては我那覇選手を守るためにこれ以上争うことは妥当でないと判断し、最終的にJリーグの処分に従うという結論に達しました。つまり、仲裁申し立てをなした結果、最終的に静脈注射が合理的な医療行為でないと判断された場合、国際サッカー連盟(FIFA)、世界アンチドーピング機構(WADA)等から我那覇選手に対し、独自の追加処分(出場停止1〜2年)が下される可能性を否定することはできません。
クラブとしては、我那覇選手の選手生命を脅かす処分が下るかもしれないというリスクは、どのようなことがあっても回避しなければなりません。以上のような事情により、クラブとしては前述した結論に達しました。

後藤ドクターはクラブの考え方に理解を示した上で、チームを離れ独自の立場で手続きを進めるとおっしゃっていました。
後藤ドクターがチームを離れるのは非常に残念ではありますが、クラブはクラブの決めた方向で、ドクターはドクターの見地から、今回の問題と向き合っていきます。方向性は異なりますが、それはお互いの立場が違うからであって、根底に流れているものはどちらも同じで、川崎フロンターレを愛する気持ちだと思っております。

2007年11月7日 株式会社川崎フロンターレ

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