6/28 (火) 2011
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順位決定戦

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広報部
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一昨日はフロンターレU-12が見事に全国大会への出場権を獲得しました!これでフロンターレからはU-18、U-12の2チームが全国大会出場を決めています。そして今度の週末にはU-15が日本クラブユース選手権の大事な試合を迎えます。2連勝すれば全国大会出場が決定するので、ぜひ各カテゴリーがそろって全国大会出場を決めてほしいものです。
さて、U-12が全国大会出場を決めた日に行われたU-18のクラブユース選手権関東大会の順位決定戦の様子を今日はお伝えします。
すでに予選リーグ終了時に全国大会出場を決めていましたが、この関東大会での順位が全国大会の組み合わせに影響することを考えれば少しでもいい順位で終えたいところ。U-18が出場するのは5〜8位トーナメントで初戦は大宮アルディージャユースと対戦しました。
試合前には安部監督から「消化試合には絶対しないで、自分たちのサッカーを出し切ってしっかり勝ちきろう」と声をかけられキックオフを迎えました。
この試合は前節のトリプレッタ戦で退場処分となったGK飯田和幸が出場停止。そして同じくGKの内山圭もトップチームに合流していることもあり、この試合が初出場となる寺越大河が先発出場。その寺越は「立ち上がりは本当に緊張していた」と話すように寺越だけでなくチーム全体が波に乗れない中、大宮に先制点を許す展開に。それでもベンチメンバー以外の選手たちが寺越がいいプレーをするたびに声をかけて励ますと、次第に硬さも取れ安定したプレーを見せてくれました。「試合前から本当にみんなが声をかけてくれて、和らげたり、励ましてくれたのでしっかりゲームに入ることができた」と試合後には話してくれました。
リードを許したままハーフタイムを迎えると、安部監督からは厳しい激が飛び、気合いを入れなおして臨んだ後半。前半とはまるで違うチームかのように積極的な動きを見せるU-18の選手たち。特に中学3年生にも関わらず今シーズンはU-18で活動しているMF三好康児は得意のドリブル突破からチャンスを何度も演出。すると68分にその三好のCKからファーサイドの折り返しを最後は伊藤大夢がヘッドで押し込み、同点に追いつきます。同点ゴールを奪った伊藤は試合後には久野コーチから「大夢のヘディングでのゴールは初めて見た」とスタッフも驚くぐらいのゴール。本人も「中学、高校とフロンターレでプレーして2回目ぐらいだと思います」と話していました。このゴールで勢いにのったU-18はその後も相馬健一郎、三好のゴールで3点を奪い、大宮の反撃を1点に抑えて、3対2で勝利。翌日はプリンスリーグでも対戦している柏レイソルU-18との5位の座をかけての対戦となった。
その後は宿舎に戻り、夕食を迎えるとさすがに育ち盛りなU-18の面々。みんなが何度もご飯をおかわりしたりする中、特に中学3年の三好は誰よりもたくさんのご飯を食べているのが印象的でした。
この後は選手たちだけのミーティングを行うことに。もちろん選手たち自身もプリンスリーグの時に敗れている柏が相手とあって、リベンジしたいという気持ちが強いだけに、この自主的なミーティングにつながったことでしょう。
翌日は6:30に起床し、ホテルの近くをゆっくりと散歩、ストレッチなどでしっかり体を起こします。その後のミーティングでは、昨夜の選手たちだけのミーティングで話しあったことを安部監督に話し、そのことを今日の試合で出そうと全員が共通意識をもって臨もうといい雰囲気に。
そして迎えた柏レイソルU-18との試合。昨日の試合の反省を活かし、序盤から積極的なプレーを見せる。対する柏も持ち前のパスワークを発揮し、お互いに特徴を出し合う白熱した展開に。しかし18分に左サイドからシュートを決められ先制されるが、34分に三好のCKから高校1年生の大田賢吾がヘディングで同点ゴールを奪い、そのまま前半を折り返す。
ハーフタイムには「しっかりやりたいことができている。あとはラストパスを丁寧にやろう」と後半に向けて指示を出す安部監督。すると55分には三好がドリブルからバー直撃の強烈なシュートを放つなど流れはフロンターレへ。そして64分にまたしても三好のCKから最後は伊藤がゴール前の混戦から2試合連続となるゴールを奪い、逆転に成功する。
しかし70分、76分と連続ゴールを奪われ、再度逆転を許してしまう展開に。それでもU-18のメンバーは誰一人諦めることなく攻め続けると、終了間際の89分。左サイドからドリブルで持ち込んだ三好が得意の左足シュートをゴール右隅に決め再び同点に。「U-18でプレーを始めてずいぶんたつので、相手の体の強さにも慣れたし、ボールの動かし方もわかってきたのでやりやすくなった」と話す三好。昨日に引き続きの得点に加え、この柏戦でも全得点に絡む活躍を見せ、すでにチームの中心とプレーしています。頼もしいですね。
このまま誰もがPK戦と思っていたが、アディショナルタイムも3分が経過し、あと何十秒で試合終了となるラストプレーでカウンターから失点を許し、3対4のまま試合終了。
試合後に安部監督は「昨日、今日と2試合とも内容的には悪くなかったが、もう少し自分たちのボールになった時の技術をあげていかないと全国大会では厳しいと思う。その部分を含め、あと1ヶ月でもう一度鍛えなおしたい。ただ昨日も寺越が出たり、今日も萩間の代わりに宮近が出たりと、誰が出てもチーム力が落ちるということはなくなってきている」とこのチームの成長を感じている様子だった。
そしてこの柏戦で萩間の代わりにキャプテンマークを巻いた奈良大祐は「この関東大会は大量得点で勝つ試合もあれば、1点を取るのにすごく力を注いだゲームもあり、とても厳しい試合の連続だったが、一戦一戦勝ち抜くことで新チームが始まった時よりチーム力が上がってきている」と確かな手応えを感じている。
全国大会まであと1ヶ月。選手全員が話すように目標は「全国大会ベスト4」。柏戦の試合後に悔しさからかピッチの上に倒れこむ選手たちでしたが、この悔しさをバネに1ヵ月後の全国大会では更なる成長を見せて、目標とするベスト4を目指して頑張ってもらいたいものです。
その全国大会は7月22日(金)〜群馬県・神奈川県で行われます。
詳しい日程は7月4日(月)に組み合わせ抽選会が行われるので、後日ホームページで紹介します。
ぜひトップチームのみならずヤングフロンターレの選手たちにも熱いご声援をよろしくお願いします!!
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