今年の秋は土日に雨が多かったせいか、何かあっという間に寒くなってきてしまった印象があります。どうか風邪には気を付けてくださいね。

さて、秋の富士通スタジアム川崎はアメフトシーズンということで、ブログやSNSでお伝えしてきたとおり、毎週のように熱いアメリカンフットボールの試合が繰り広げられました。それもようやく一段落し、富士通スタジアム川崎には今、ゆったりとした時間が流れて…いるわけありません!
アメフト以外にも、ここ富士通スタジアム川崎では多くのスポーツイベントが行われていますが、今回ご紹介したいのが、この日記が掲載されている今日、明日の2日間開催されている「第5回日本アンプティサッカー選手権大会2015」です!

アンプティサッカーという言葉、聞きなれない方もいるかと思います。「アンプティ」とは、切断を意味するAmputationの略で、ここでは上肢または下肢の切断障害を持った方によるサッカーとなります。クラッチと呼ばれる杖を使って身体を支えながらボールをコントロールします。あとは通常のサッカーと同じように、相手のゴールにボールを入れます。当然激しいフィジカルコンタクトもありますし、フリーキックもあります。片足が軸足であり蹴り足でもあるのですが、試合が始まると、ただただ見入ってしまいます。球際の激しさ、正確なサイドチェンジ、トラップからのドリブルと、目の前で繰り広げられているのは「サッカー」なのです。これはまさに百聞は一見に如かずで、とにかく多くの方に見てほしいです!

さて、今回出場するチームのご紹介です。出場するのは全6チーム。
まずは昨年第4回大会の優勝チームである「FCアウボラーダ川崎」。
2013年4月に発足した地元川崎のチーム。日本代表でも10番を背負うチームの柱、エンヒッキ・松茂良・ジアス選手のテクニックは必見! そして昨年決勝で相まみえた「FCバイラオール九州」。
第1回大会から参加していて、これまで優勝1回（第3回大会）、準優勝3回（第1、2、4回大会）という強豪チームです。エースは日本代表では9番を背負う萱島 比呂選手（No.10）。テクニックと決定力を合わせ持つチームの絶対エース! エンヒッキ選手との10番エース対決は見ものです!
そして関西の雄「関西セッチエストレーラス」。
セッチエストレーラスとは英語でセブンスター（7つの星）という意味。昨年は3位になり、悲願の初優勝を目指します。
そしてバイラオール九州と共に第1回大会から出場し続けている古豪「TSA FC」、「アフィーレ広島AFC」、合同チーム「Asil bee千葉・北海道」は上位チームを食って台風の目となるか!?
それぞれのチームのHPで練習の様子なども映像で公開していますので、まずはアンプティサッカーのすごさを予習して、明日23日の決勝トーナメントはぜひ富士通スタジアム川崎で生観戦してください!
もちろんお子さんも楽しめるイベントも用意しています。それが同日開催される「平成27年川崎市イメージアップ認定事業　カワサキ・ボーダレス・スポーツ・フェスタ　プレイベント」です。“障がい者と健常者が「共生」する社会の実現”や、事故や犯罪に巻き込まれない“安全・安心な暮らし”を、スポーツを通じ考えてみよう!! という趣旨のもと、さまざまな「する」「支える」を体験できるアトラクションが目白押し! 例えば「車椅子ラグビー体験」や「クラッチ（杖）シュートチャレンジ」、アンプティサッカー体験など普段ではなかなか味わえない体験を通じて、障がい者と健常者とが共生できる社会について考えるいい機会となります。詳細はこちらからご確認ください。
22日はフロンターレの試合と被ってしまっているから、興味があって行きたくても行けないよ! という方もいると思いますが、23日はぜひ! 富士通スタジアム川崎で選手たちに大声援を送ってください!

最後に、アウボラーダ川崎が富士通スタジアム川崎で行った練習風景をどうぞ! エンヒッキ選手のスーパーリフティングシュートや超絶技巧ボレーシュートのほか、ふろん太もアンプティサッカーにチャレンジしています! こちらからどうぞ!
それではみなさんのお越しをお待ちしています!