12/29 (火) 2015
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「富士通スタジアム川崎より年末のご挨拶」

text by
富士通スタジアム川崎
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皆様、こんにちは。富士通スタジアム川崎です。
皆様ご存知の通り川崎フロンターレは、2015年4月1日より「富士見公園南側」及び「富士通スタジアム川崎」の指定管理業務をスタートしました。川崎フロンターレとしては初めてとなる指定管理業務でしたが、振り返れば4月1日の朝に管理事務所入りをしてから今日まで、準備期間を含めると1年以上、本当にあっという間に駆け抜けた濃い日々でした。
川崎市が掲げる「アメリカンフットボールを活用したまちづくり」という命題を、プロサッカークラブである川崎フロンターレが関わるということで不思議に思う方も多かったと思いますが、富士通スタジアム川崎は川崎球場時代から川崎フロンターレがサッカースクールの会場として、川崎フロンターレU-18の練習場として長年お世話になって来た活動拠点でもあります。「川崎のことは川崎フロンターレに任せてくれ! 」という熱い思いで、公園に賑わいを生む為に全力で取り組んで来ました。
アメリカンフットボール以外にも様々なスポーツイベントの実施、複数の競技の大会の開催や各種スポーツチームにご利用いただき、何より多くの市民の皆様に公園に足を運んでいただく事が出来ました。その数、延べ約13万人! 皆様、本当にありがとうございました。 スタッフ一同、心より感謝しております。
あらためて今年を振り返ってみると、本当にたくさんの出来事、催しがありました。
まずは4月の「富士通スタジアム川崎竣工記念フットボールフェスタ」では、アメリカンフットボール日本代表の壮行試合 始球式に元ロッテオリオンズの八木沢荘六さんが登場。野球のボールをアメリカンフットボールに持ち替えて…見事、「ストライク! 」でした。
6月は、ワールドカップに出場するアメリカンフットボール日本代表による公開練習が行われ、富士通スタジアム川崎主催のファンイベントが行われました。
日本代表選手達のサイン入りグッズのプレゼントや練習後の記念撮影会など多くの市民が4年に一度の貴重な機会を楽しんでいました。
7月の「アルティメット全日本選手権決勝」では、大会開催と並行して3回にわたり「親子体験会」を開催。特典として「フロンターレコラボディスク」を参加者にプレゼントしました。
さらに7月には「ラクロス・クラブチームリーグ戦」と「ラクロス・クリニック」も開催しました。実は今年、富士通スタジアム川崎を利用する全ての競技の中で最も利用が多かったのはラクロスなのです。クラブチームから大学チームまで40チーム以上! 多くの男女ラクロスチームの皆様に施設をご利用いただきました。
アメリカンフットボールの盛り上げでは、様々な企画で全面的にバックアップ。等々力でのホームゲーム モンテディオ山形戦で開催した「アメフトーーク」では、試合前にチア教室や富士通フロンティアーズの選手との綱引き、腕相撲や胴上げイベントを開催。ハーフタイムには「壮行会」を実施し、大声援のなか富士通フロンティアーズの選手達が登場してくれました。これらイベントを通じて、フロンターレサポーターがアメリカンフットボールを身近に感じ、富士通スタジアム川崎に足を運ぶきっかけになったと思います。イベント後は、富士通フロンティアーズの選手達が観客席でサポーターと一緒に声を出して飛び跳ねてフロンターレに熱い声援を送るという、種目を超えた歴史的な交流もありました。
夏からはNPOエスぺランサNEXTによる「障がい児のためのサッカー教室」がスタート。最初は慣れない環境でサッカーをしていた子どもたちも、週を重ねる度に楽しそうにサッカーをしていました。
9月には、富士通スタジアム川崎の自主事業として「無料開放DAY SUPPORTED BYボーネルンド」も開催。当日は快晴で参加者なんと約5000人! 真新しい人工芝のフィールド上には、エア系の遊具が多数設置されるという夢の空間が実現。一部のエリアはフリーゾーンとして開放し、家族揃っての楽しい時間をすごしていただけました。
続いて10月のアメフトXリーグ「富士通フロンティアーズ vs 相模原ライズ」戦では、フロンターレの元キャプテンである伊藤宏樹(ヒロキー)がアメフト公式戦で本気の始球式に挑むという画期的なイベントが行われました。
アメフト始球式といえば、セットされているボールを思い切り蹴るのが通常。しかし今回は「ボールをスナップ→ホールド→蹴る」という試合と同じスタイル。飛距離はなんと50ヤード! 関係者からは「さすがに無理なのでは…」という声が多かったのですが、数週間前から富士通フロンティアーズの西村選手からのマンツーマン指導の甲斐あって、本番では見事成功! 元プロサッカー選手としての力をみせつけました。会場からの拍手と歓声は今年一番だったかもしれません。
また10月は「初めてのアメリカンフットボール講座」も開催しました。
川崎市主催で実施してきた「アメフト講座」を富士通スタジアム川崎がリニューアル&グレードアップ! 初回の公開講座にはヒロキーがゲストとして出演。司会進行役には、NFL中継解説でお馴染みの輿亮さんに出演いただきました。輿さんの的確かつ優しいトークと、ヒロキの人柄が相まって笑いの絶えない思い出に残る時間となりました。
11月には「アンプティサッカー日本選手権」の熱い戦いが繰り広げられました。
「障がい者スポーツ」という枠には収まらない、激しいプレーの応酬にスタンドに駆けつけた多くのギャラリーが声援を送りました。選手達の多くが「大きいスタジアムで観客の声援を受けながらプレーが出来て幸せ」と感想を述べていました。是非、来年も富士通スタジアム川崎で開催していただきたいですね!
また「かわさき市民祭り」がでは、指定管理者として初めて屋台を出店しました。その名も「ブラジルの肉ジル」。肉汁溢れるシュラスコは連日長蛇の列が出来ました。来年もユーモアある!? ネーミングと美味しい料理をご提供したいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね。
そして12月、「第2回TOKYO BOWL」が開催され「日本大学 vs 関西学院大学」という大学屈指の好カードが実現! 今季最多3,900人のお客さんが選手達のプレーに酔いしれました。
そして、まだ記憶に新しい「JAPAN X BOWL富士通フロンティアーズ応援ツアー」。
社会人アメフトの頂点を決める大事な一戦に、富士通スタジアム川崎からバスで東京ドームへ応援に駆け付けるという企画。春から交流を深めてきた富士通フロンティアーズの大一番を「フロンターレ×フロンティアーズ」のオリジナルコラボタオルマフラーを身に纏いながら声援を送りました。会場ではフィールドツアーもあり、参加者のみなさんに大いに喜んでいただきました。
早足にこの9ヶ月を振り返ってみましたが、今後さらに充実させるべく、スタッフは今から仕込み、準備に入っています。来年を楽しみにしていてくださいね!
指定管理期間の5年間はまだ始まったばかりですが、富士通スタジアム川崎が川崎市民に愛され、川崎市民の誇りに思える施設となれるよう、そして、この公園が川崎を代表する総合公園に育っていくようにスタッフ一同全力で取り組んで参ります。
2016年も富士通スタジアム川崎をよろしくお願いいたします。
みなさん、よいお年を!
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