10月15日、フロンタウンさぎぬまにて、小学校1〜2年生を対象とした川崎フロンターレのOB選手を含むサッカースクールコーチによる、"2011 Jリーグヤマザキナビスコカップ「Power to the KIDS サッカークリニック」"が開催されました。

みなさんご存知の「ヤマザキナビスコカップ」は来年でなんと20年目のメモリアルを迎えます。ヤマザキナビスコ様は、1993年にJリーグが開幕する前の1992年から「ヤマザキナビスコカップ」を通じて、Jリーグを応援してくださっています。いつも日本サッカー界を支えてくださって本当にありがとうございます!

さて、参加する子どもたちのお出迎えのために、朝早くからフロンタウンに集結していたコーチたち。開会式の30分前から続々と集まってきた子どもたちをコートに招き入れて、開会式の前から一緒にボールを蹴ったり走りまわったりして、仲良くなっていた姿がとても印象的でした。

開会式では、昨年まで川崎フロンターレの選手としてプレーしていて、現在は育成・普及コーチを務める佐原秀樹コーチによる、サッカークリニックのコーチ紹介が行われました。川崎フロンターレで選手として活躍した、浦上壮史コーチ、チョン・ヨンデコーチを含む9人のコーチの名前を覚えようと、子どもたちは必死そうな顔をしていました。少し雨も降ってきて心配している子どもたちの緊張をほぐそうと、コーチ紹介で笑いをとることも忘れなかった佐原コーチはさすがでした。

子どもたちとコーチたちの集合記念写真を撮って開会式を終えると、早速ウォーミングアップからスタートしました。そして、フロンタウンのコートを4面使用して、各ゴールに1人のコーチが配置され、時間で区切ってそれぞれのクリニックが行われました。ヤマザキナビスコ様の商品であるチップスターの形をしているコーンを使ってのドリブル・パスの練習や、チップスターやリッツ、オレオが描かれているキックターゲットを使ってのシュート練習など、普段以上に楽しいサッカークリニックが行われていました。佐原コーチは全体のタイムキーパーとして4面あるコートを縦横無尽にかけまわり、それぞれのポイントで練習に加わり、多くの子どもたちにふれあいながらサッカーを教えていました。全メニューが終了すると、試合形式のゲームを行うことになりました。この時点では子どもたち同士すでに打ち解け、良い雰囲気で試合にゲームに入ることができました。ゲームは白熱した好勝負で、子どもたちは自分たちで等々力競技場さながらの応援をするなど、大盛り上がりでした。あまりにも良い雰囲気だったために、コーチ陣からクリニック時間の延長を依頼されて、延長したほどでした。

クリニック終了後の閉会式で、子どもたちとコーチたちは大きな声で「ありがとうございました」を言って、一生懸命練習した子どもたち全員にコーチたちからヤマザキナビスコ様のお菓子の詰め合わせが送られると、子どもたちからは歓声が沸き上がり、会場内は彼らの満面の笑顔に包まれて、無事終了となりました。
サッカー教室を終えた佐原コーチは「最初は雨でどうなる事かと思ったのですが、途中から雨も止んでくれて、子どもたちも一生懸命サッカーをしてくれて、最後は試合でとても盛り上がり、良い雰囲気でできて本当に良かったです。」と感想をくれました。また浦上コーチも「雨の中でもみんな楽しく一生懸命やってくれたので良かった!」と、よ頑張った子どもたちを称えていました。

ところで、ヤマザキナビスコカップと言えば、決勝戦が毎年大変盛り上がりますよね。佐原コーチ曰く、「決勝トーナメントからもすごく盛り上がるけど、決勝戦は特別な雰囲気がある。普段あまり緊張しないけど、決勝戦は自分で緊張しているのを感じるほどテンションが上がる。サッカー選手になって良かったと思える瞬間だね。ナビスコカップの決勝戦は。」と言っていました。来年こそはぜひ決勝まで勝ち進み、タイトルを手にしたいですね。

晴天とは言えない天気の中集まってくださった参加者及び保護者の方々ありがとうございました!そして、ヤマザキナビスコ様、いつもＪリーグを支えてくださりありがとうございます!また来年も宜しくお願いします!