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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

11/18 (日) 2012

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ボウリングができる権利

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広報部

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Mind-1ニッポンプロジェクト活動の一環として、フロンターレ選手、クラブから提供する『権利』『サービス』など様々な商品をオークションにかけ、最高金額を提示した方がその品(権利)を購入(獲得)できる「フロンターレ ハンマープライス」。今回はその第3弾の中で最高額で落札された「LOT No.20 杉山力裕選手、楠神順平選手達とボウリングができる権利」のレポートをお届けします。

この企画はご賛同いただいたサポートカンパニーでもある高津区の「タチバナボウル」様の全面的なご協力により実現しました。タチバナボウルの3階フロア全てをこのイベントの為に貸し切りでご提供頂いての開催となりました。

10月29日(月)、予定より少し早くタチバナボウルに到着したのは、今回の落札者であるOさんとFさんの仲良し二人組。緊張の面持ちで入り口に現れました。出迎えたのは、ふろん太。二人を会場の3階フロアまでエスコートします。3階フロアに辿り着いた二人はびっくり。そこは所狭しと掲げられたフロンターレフラッグ、フロンターレロゴを映し出したビジョン画面、等々、一面がフロンターレ色で彩られた世界でした。

ふろん太に誘われてウォーミングアップを開始した二人ですが、なんだか不安そうです。なんと「正直ボウリングには自信がない」とのこと。そこに力強い味方が現れました。女子プロボウリングの草分け的存在の佐藤由美子プロです。なんと1時間ほど、手取り足とり、コーチング役を買って出てくれたのです。気さくな姉御肌の佐藤プロとすっかり打ち解けた二人は見る見る上達していきます。すっかり自信を得たところで、後は杉山、楠神両選手の登場を待つだけとなりました。

そしてイベントの開始時間となりました。威勢の良いMCの呼び込みとバスケットケースのリズムに合わせて杉山選手、そして楠神選手が花束を持って小走りで入場!OさんとFさん、それぞれに手渡しでプレゼントが渡されました。感激する二人。さすが女心を知った大人の男達といったところでしょうか。杉山選手は何度もタチバナボウルでプレー経験が有るそうで、この日も自前の赤色のボウリングシャツを着用するという念の入れよう。そのオシャレな着こなしにも大人の余裕を感じさせます。

続いて登場したのはスペシャルゲスト。日本プロボウリング協会所属の男子プロボウラーのお二人、小原照之プロ(タチバナボウル専属)、そして青木剛プロ(とうきゅうボウリングチェーン所属)。二人の現役プロボウラーが、この企画の趣旨に賛同して助っ人として駆けつけてくださったのです。タチバナボウル専属の小原プロはツアー通算5勝、公認パーフェクト何と13回、現在ポイントランキング日本第6位。日本を代表するトッププロボウラーの登場に会場は異様な熱気に包まれます。

いよいよプレー開始か、と思いきや、これで終わらないのが「フロンターレ ハンマープライス」!さらなるサプライズが待っていました。再び場内に鳴り響くバスケットケース。さっそうと現れたのは青いボウリングシャツを着用した福森選手、そしてタチバナボウルのスタッフシャツを着用したパウロ選手です!予想を超えた展開にOさんとFさんのテンションも最高潮に達しました。杉山選手と楠神選手がマイクを持ち順番に今回の落札に対しお礼の言葉、そして本日の決意を述べて、いよいよゲームスタート。

まずは1ゲーム目。杉山、福森、Fさん組と楠神、パウロ、Oさん組の2組に分かれての対戦です。各組、助っ人のプロボウラーを4回起用できる、という特別ルールです。ゲームが始まりましたが、皆、雰囲気も固く、何となくよそよそしく、いわゆる場が温まっていない、という状況が続きます。そんな中で意外な存在感を示して空気を打ち破ったのが福森選手。豪快な投球フォームでストライクを連発!これには会場のマイクで実況解説を努めてくれていた佐藤由美子プロも「是非プロボウラーにスカウトしたいですね!」と大絶賛。反対にパウロは全く振るいませんが、その落ち込みっぷりが逆に周囲の笑いを生んで場内の空気を和ませていました。

ゲーム終盤に入り、勝負が白熱するにつれて皆の距離も縮まっていきます。「ナイスショット!!」「やった〜!!」とガッツポーズ、ハイタッチが繰り広げられすっかり一体感が生まれています。そして両組とも助っ人をフル活用し始めます。ここでプロの実力を魅せつけたのは地元川崎生まれ育ちの小原プロ。助っ人として起用された4回の機会全て一本も残さないというパーフェクトな投球で日本ランカーの圧倒的テクニックで場内を興奮のるつぼに包みました。(小原プロはこの後の2ゲーム目でも一本も残さないパーフェクト投球を披露。これには同じプロスポーツ選手として4選手にも相当感じるものがあったようです。)

2ゲーム目。今度はプロボウラーも一緒に、杉山、パウロ、Oさん、そして小原プロ組対楠神、福森、Fさん、そして青木プロ組の4対4の2組での対戦です。今回の特別ルールはそれぞれの組が4回「チャンスカード」を使える、というもの。このチャンスカードというのは対戦相手がチャンス時にチャンスカードを引くことが出来ます。カードには、例えば「左手で投げる」や「片足で立ったまま投げる」等、相手が不利になることが書かれてあります。それを引かれた相手は忠実に守らなければなりません。ゲームが始まると両組ともチャンスカードをフル活用。楠神選手が「その場で10回ぐるぐる回ってから投げる」、杉山選手が「目隠しして投げる」等、ちょっと厳し目のカードが続出。場内の笑いを誘っていました。「ふろん太」と書かれたカードが引かれた際には、ふろん太が代役で投球。予想以上?に正確なコントロールで場内を沸かせていました。

3ゲーム目はキックボウリングでの対戦。専門分野で腕の(脚の?)見せ所と選手達は気合も十分。しかしほとんどの投(蹴)球がガーターとなってしまい思うようにピンまで届きません。時折会心のキックを見せるとガッツボーズ合戦が繰り広げられました。佐藤プロの絶妙な突っ込みも相まって最後までとても楽しい雰囲気の中、ゲーム終了となりました。そして二人のプロボウラーのアドバイスを直に受けたことで最後は皆本当に見違える程の上達を見せていました。

3ゲームとも勝利チームには株式会社ディノス様よりすばらしい賞品の数々をご用意いただきました。イタリア製のバッグを御用頂く等、女性のお二人に喜んでいただけるようご配慮を頂きました。

ボウリングの後は、会場を移してレストラン「花きゃべつ」へ。タチバナボウルの中二階にあるこのレストランはボウリング場の中とは思えない素敵な空間でした。お腹が空いていた選手達はパスタやピザ、そして貝類をたっぷりと頬張りました。「この料理は完全に一流レストランのクオリティですね!」と大喜びです。お腹が満たされてきたところで、クイズゲームが始まりました。杉山選手、楠神選手にちなんだクイズがそれぞれから各10問出題されました。答えるのは福森選手、Fさんペア対パウロ選手、Oさんペアです。「僕の出身地は滋賀県<愛知郡>これは何と読むのでしょうか?」(正解=えちぐん)、「杉山選手が好きなアニメ、SLUMDUNKのオープニングテーマ、君が好きだと叫びたい、を歌っているアーチストは誰?(正解=BAAD)」等の難問続き。結果は何と引き分け。OさんとFさんには選手のサイン入りボールがプレゼントされました。

いよいよ終わりの時間がやってきました。最後に素敵なサプライズとして二人に素敵なプレゼントが用意されていました。この日の日付と会場のタチバナボウル、そして「フロンターレ ハンマープライス」とローマ字で記されたフロンターレカラーの特製ボウリングピンがOさんとFさんに選手達からサインを入れてプレゼントされました。そしてタチバナボウルの瀧田社長にもフロンターレから感謝の気持ちを込めて同様にプレゼントさせて頂きました。

最後に楠神選手から代表して締めのご挨拶です。「それぞれがそれぞれの立場で、復興支援の気持ちを持ち続け、少しでも被災地の力になれるよう、これからもこういった活動を続けて行くことが大事だと思います。Oさん、Fさん、そして本日ご協力い頂いた皆様、本当にありがとうございました」最後まで落札者の女性二人に対し、楽しい時間を過ごして頂こう、と優しい心配りでエスコートを続けた杉山選手と楠神選手。大人の男としての立ち居振る舞いが印象的でした。そんな先輩をアシストして盛り上げ役に徹した福森選手とパウロ選手の頑張りもとても好感が持てるものでした。

本当に良い雰囲気でイベントを終えることが出来たのは落札者であるOさんとFさん、4人の選手達、3名のプロボウラーの皆様、そしてタチバナボウルのご関係者の皆様。関わった全員による、このイベントを震災復興支援に繋げよう、という強い想いがひとつになったからこそだと感じられました。最後に、それぞれのコメントをお届けします。
楠神選手「一緒に楽しませて頂きました。最高金額での落札は本当に嬉しかったですが、その分、落札してくれた方に楽しんで頂けたことが良かったです。そしてこの企画を通して、少しでも被災地のパワーになれたら、と思います」

OさんとFさん。「こんな機会がなければ、今回のような金額を被災地に送るというチャンスもなかったかもしれません。このような機会を頂いて復興支援に関わることが出来て、とても良かったです」

最後に 杉山選手。「最高落札額ということで責任を感じましたし緊張もしました。最初は皆、固かったですが、時間が経つにつれリラックスして楽しくできました。こういう活動も復興支援の一つの形だと思います。震災が起きてからチームとしても選手としてもいろいろと考えて動いて来ました。クラブとしてこういう活動ができるのは他にはあまり聞きませんし、フロンターレの色が出ていると思うので、これからも続けたいです。(今回、アシストしてくれた福森選手とパウロに対して)言葉だけでなく、行動で、こういった活動の大切さを示せていけたら良いと思います。今は宏樹さんや憲剛さん達がチームを引っ張ってくれていますが、それを自分たちが引き継いで、さらにそれを下の選手達が、しっかり見てくれて、受け継いでいってくれれば最高だと思います」

これからも川崎フロンターレは様々な形で被災地の復興支援をしていきたいと思います。イベントに直接関わることが出来ない皆様にも、この「Mind-1ニッポンプロジェクト」関連の記事を読み聞きすることで、日常生活の中で忘れてしまいがちな復興支援の気持ちを思い出し、改めて被災地のことを考えるきっかけとなる、そんな存在でありたいと考えています。これからも続く東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」へのご理解とご協力をよろしくお願いします。

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