沖縄キャンプ4日目。朝は少々冷え込みますが、昼は晴れ間も出て沖縄っぽい天候になってきました。午前練習では、ウォーミングアップ、ボール回しのあと、ショートパスやクロスに合わせてのシュート練習。さらにゴール前エリアでの4人対3人の攻守と、フィニッシュにかかる場面での精度にこだわったトレーニングが行われていました。
全体練習は午後が中止になりましたが、若手を中心に一部の選手たちは午後もしっかりトレーニングをしています。パス出しのタイミングや動き出し、受け方といった、チームのベースとなる部分に慣れるためのメニューで体を動かしていました。
二部練習終わりに、ルーキーの守田英正選手と脇坂泰斗選手に話を伺いました。
「1次キャンプよりも2次キャンプの方が自分ができていないことが露骨に表れているので、逆に充実しています」と話すのは守田選手。2次キャンプ最初の練習試合で得点を挙げましたが、自分の本来の役割は人を動かしたり、守備を構築することを求められていると思うので、そういった部分をしっかり発揮したいです」と現在の課題を語ってくれました。
「チームが始動して1次キャンプからやっていることをゲームで出すために自分なりにチャレンジしています」と話すのは脇坂選手。1次キャンプの練習試合で得点を挙げるなど、持ち前の攻撃センスを発揮しています。「これまでやっていることをピッチでどれだけ出せるかというところで、2次キャンプも得点やラストパスで結果を残したいです」
2人は同期で同い年。大学選抜チームでは遠征先で同部屋だったり、公私ともに仲良くしているそうです。
お互いのことを聞いてみると、「自分は守備が得意で、ヤスは攻撃が得意。お互いにできる部分、できない部分がわっていて、持っている力は正反対の部分があるので、2人同時にプレーしているときはうまく意思疎通ができているのかなと」(守田)
「同じ寮生活でプライベートでは一緒に食事に行ったりしています。ピッチ内ではすごく頼もしくて、力強さと危機察知能力でチームを引っ張っていく存在になるんじゃないかなと思っています」(脇坂)
と話していました。
プロ1年目ながら動じることなく、チームのリズムに合わせながら徐々に持ち味を出している両名。2人はJリーグ新人研修のため東京V、FC琉球との練習試合後、ひと足早く川崎に戻ります。プレー面で足りない部分を突き詰めたいと思いますが、プロとしての心得を学ぶのも非常に大事なこと。
さまざまな面からフロンターレの一員としてやっていくための準備をして、シーズン開幕を迎えてもらいたいですね。
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