沖縄キャンプ3日目。練習場の沖縄市は関東に比べると過ごしやすい気温ですが、天気は曇りで時折パラパラと雨が降るぐずついた空模様。

この日は2部練習でしたが前日に練習試合が行われたため、この日の午前練習はリカバリー中心のメニュー。リラックスした雰囲気の中、ボール回しを行い、全体練習後は各自足りない部分の補強トレーニングを行っていました。

午後練習ではウォーミングアップ、ボール回しのあと、ワンタッチパスを入れたサイドからの崩し。さらにクロスに合わせてのシュートと、フィニッシュワークの精度を高めるトレーニングが続けられていました。

2次キャンプ最初の練習試合は沖縄入り翌日ということもあり、コンディションやプレー感覚に少しばらつきがあったようです。ただ、何をすべきかというプレーイメージは新加入選手を含めて明確になってきているので、そこは沖縄での実戦トレーニングを続けることで改善されていくと思います。

今回はブラジル人選手たちにオフ明けから1次キャンプ、そして2次キャンプ序盤までの話を伺いました。

まずはエウシーニョ。1次キャンプは体の状態を見ながら練習量をセーブする期間もありましたが、2次キャンプに入り徐々にコンディションが上がってきたようです。
「去年は長くてハードな1年間でしたが、シーズンオフが長めで精神的にも肉体的にも癒やすことができたので、いいリフレッシュができました。ここからまたコンディションも上げて、去年以上の成績を出したいです。

今は2次キャンプですが、戦術的にはフロンターレでずっとやってきていることの継続ですし、フィジカル面もトレーニングで徐々に良くなってきているのを感じています。今できること精一杯やって、まずゼロックスカップで勝利して、そこからひとつでも多くのタイトルを取りたいです。

個人的にはフロンターレで3年間やってきたことをベースに、それ以上のものを出してチームの力になりたいと思っています」

そしてネット。1次キャンプ途中からの参加だったので調整が少し遅れましたが、マイペースで調子を上げてくるタイプなのでシーズンが始まればチームの力になってくれるでしょう。
「少しずつコンディションが上ってきていますが、自分は少し遅れてチームに合流したので、まだまだやらなければいけないと思っています。2次キャンプ最初の練習試合が自分にとって今シーズン最初の対外試合だったので、やはりゲーム感が足りていないなと感じました。ただ、これから練習試合が続くので、ゲームにこなしながらいい準備をしたいと思います。

沖縄は思っていたよりは寒いですね。でも気候に関しては川崎よりは暖かいので、今後もいい練習ができると思います。ここまで厳しいトレーニングだったので、しっかり栄養を取ることを心がけてパワーがなくならないようにしています。個人的にはこれからもっとフィジカルを上げて、100%の状態で開幕戦に臨めるようにしたいです。日々自分ができること、体力も技術も上げていきたいと思います」

エドゥは1次キャンプからフルメニューをこなしているので、コンディションに関しては問題なさそうです。ブラジル人の中では一番若いですし、まだまだ伸びてもらいたいですよね。
「1次キャンプ、そして2次キャンプときて、チームとしても個人としても良くなってきていると思います。1次キャンプから一度川崎に戻り、かなり厳しいトレーニングをやってきました。この2次キャンプでは練習試合が中心になっていくと思いますが、新しい選手も加えてみんなで戦術を理解していい状態にしていきたいです。

シーズンオフはいい休養ができました。とてもいいリフレッシュができたので、あとはシーズンを戦い抜くためにしっかりコンディションを戻していきたいです。日々のトレーニング、戦術確認、紅白戦、そして練習試合とこなしながら状態が整ってきているので、これからゲーム感も良くなっていくと思います。

まずはゼロックスカップ。絶対に勝ってまずひとつタイトルを取りたいですし、
さらに多くのタイトルを取りたいです」

昨シーズンは彼らの要所での活躍がチームに力と勇気を与えてくれました。2018年もフロンターレのブラジル人選手たちがピッチで躍動してくれそうです。