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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

富士通スタジアム、6月はアメリカンフットボール!!

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富士通スタジアム川崎スタッフ

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こんにちは。富士通スタジアム川崎です。
川崎フロンターレにとって初めての経験である「富士見公園南側」及び「富士通スタジアム川崎」の「指定管理業務」が2015年4月1日よりスタートしてから4年、準備期間を含めると5年が過ぎました。
 “川崎フロンターレだからこそ可能”な「公園の賑わい」「市民の皆様への還元」を追求し様々なスポーツイベント、複数の競技大会の招致、自主事業による各種クリニックの開催を推進した結果、多くのスポーツ団体、市民の皆様に足を運んでいただくことが出来ました。
スタッフ一同、感謝の気持ちで一杯です。
「公園の賑わい」を語るうえで欠かせないのが、川崎市が掲げている「アメリカンフットボールを活用したまちづくり」というミッションの存在です。
富士通スタジアム川崎では年間稼働日内の「約80日」がアメリカンフットボールの試合に充てられています。
アメリカンフットボールは富士通スタジアム川崎の顔、主役といえる競技であり「公園の賑わい」を創出するうえで指定管理者の最重要パートナーであり、運命共同体ともいえる関係です。
そしてプロサッカークラブである川崎フロンターレならではの解釈で、Xリーグを中心としたアメリカンフットボールの関係者の皆様に、様々な提案、相談をしながら、共に多くの賑わいを創出して来ました。
来場者の皆様が、試合以外でも楽しんでいただけるように富士通スタジアム川崎に「また来たい!」と思っていただけるように色々な仕掛けを協働で進めてきました。その結果、観客席が埋まる試合が年々増えていることは間違いありません。

2019年6月の富士通スタジアム川崎では、アメリカンフットボールの「春のシーズン」のクライマックスとして「社会人」、「高校」、「大学」、複数のカテゴリーの注目の試合が行われました。
今回はそのレポートをお送りします。
どのカテゴリーの試合も多くの来場者で観客席は埋まり、熱狂に包まれました。
まずは6/2(日)に行われた社会人アメリカンフットボール「Xリーグ」東日本所属12チームによる春の王者を決める戦い「第41回パールボウルトーナメント」のセミファイナルです。
4/20(土)に開幕し、2ヶ月間の激闘を制してセミファイナルに進出したのは、人気、実力を兼ね備えた4チーム。
「IBMビッグブルー vs ノジマ相模原ライズ」
「富士通フロンティアーズ vs オービックシーガルズ」
勝てば6/17(月)東京ドームで開催される決勝戦に進出が決まります。
 第1試合は、昨年のパールボウルトーナメント準優勝、今年こそ優勝を狙うIBMビッグブルーと、勝てば初の決勝進出が決まるノジマ相模原ライズとの一戦。
力が拮抗しているチーム同士の白熱した試合は、第4Q終了間際の残り数秒、ノジマ相模原ライズが劇的な同点。延長戦に突入。延長戦でも激しい攻防を繰り広げ、最後は40-33でIBM BigBlueが勝利。3時間を越えた激しい戦いに場内は拍手で包まれました。秋のリーグ戦での再戦が楽しみです!

第2試合は、パールボウルトーナメント2連覇中の王者、オービックシーガルズとJAPAN X BOWL3連覇中の強豪、富士通フロンティアーズ。
近年の日本アメリカンフットボール界で覇権を争ってきた強豪がセミファイナルで激突しました! 追い上げる富士通フロンティアーズをオービックシーガルズが振り切り35-24で勝利し、決勝戦進出を決めました。2試合とも最後の最後までどちらが勝つか分からない熱戦になり、満員の観客席は終始歓声に包まれました。

富士通フロンティアーズの観客席のビッグフラッグ、オービックシーガルズのメガホンで観客を鼓舞する応援リーダーの存在が印象的でした。
8月に開幕するXリーグも、こんなに白熱した試合ばかりになるのでしょうか。待ち遠しいです。

決勝進出をかけて激しい戦いが行われているフィールドの周辺、内外では、来場者満足を追求した様々な試みが沢山行われています。
その中の一つ、「川崎ルフロン」「Xリーグ」「富士通スタジアム川崎」が協力し毎回、趣向を凝らしたイベントでハーフタイムを興奮の渦に巻き込む、このコラボが今回用意したイベントは「川崎ルフロンpresentsスーパーマンチャレンジリターンズ」。
ゴールデンウィークに川崎駅前商店街「銀柳街」で開催したイベントでは元日本代表キッカーがアーケード内でアメフトボールを蹴り「20m先に設置されたカゴ」に入れるという難易度高いチャレンジが成功し、銀柳街の街全体が一体となりました!
あの熱狂を今度はスタジアムで、という試みです。

6/ 1 (土)フロンターレ日記

4/28(日) 富士通スタジアム川崎ブログ

5/5(日)富士通スタジアム川崎ブログ

今回のチャレンジャーはオービックシーガルズ、東京ガスクリエイターズのOBである
金親選手。
20m離れた位置からボールをキックして3分以内にカゴに入れる事が出来れば、ご来場の皆様に抽選で「川崎ルフロン」にて使用できる「お買い物券」をプレゼントという、これまで通り、ハイリスク、ハイリターンなチャレンジでしたが…。

金親選手は見事、2発をカゴにブチ込み、観客席のオービックシーガルズのファンから大きな声援を受けていました。他には、今や川崎区の名物とも言える地元商店街自慢の料理が勢ぞろいする「川崎アメフト屋台村」も開催されましたよ。

お馴染みの「川崎クラフトビール」や、新たにラインナップに加わった「もつ煮込み」等を
買い求める列が途絶えることはありませんでした。

また試合後には両チームのファンと選手が一体となって健闘をたたえ合い、触れ合う、
「アフターパーティー」が開催されました。Ⅹリーグの試合後に毎回行われている、試合終了後の選手とファンの交流の場です。
この日も会場ではファンと選手が“物凄く近い距離”で触れ合っていました。これはアメフト会場ならではの素晴らしい文化。ずっと続けてほしいですね。DJ.TAKAGIが奏でるサウンドが試合の緊張を解きほぐし、選手たちが去った後も中々帰路につかず、ゆったりと語り合う人々の姿も多くみられました。Xリーグ未体験の皆様、是非、一度、このひとときを体験して下さい!

熱戦の余韻が覚めない、翌週、6/9(日)、今度は関東の高校アメリカンフットボール界の強豪校達による熱き戦い「第45回関東高等学校アメリカンフットボール選手権大会 準々決勝」が行われました!

近年、富士通スタジアム川崎では高校アメリカンフットボールの重要な試合が数多く開催されてきました。
昨年の「関東高校アメリカンフットボール選手権大会:決勝戦」や一昨年の「全国高等学校アメリカンフットボール選手権 決勝戦:クリスマスボウル」では4,000人を超える来場者が富士通スタジアム川崎に集まりましたが、そのどちらの試合も今年は川崎で開催されないとのことで大変残念に思っていましたが、今回の川崎での準々決勝は、それら決勝戦にも負けない、人気、実力を兼ね備えた強豪校同士の対戦となりました。

「法政大学第二高等学校(神奈川1位)vs「足立学園高等学校(東京3位)」
「早稲田大学高等学院(東京2位)vs知徳高等学校(静岡1位)」

第1試合に登場した「法政大学第二高等学校」は川崎フロンターレのホームスタジアム、等々力陸上競技場がある武蔵小杉を所在地としていますので川崎市民にはお馴染みの学校です。

先日のブログにも書きましたが、かつては高校野球の強豪として川崎市民だけでなく神奈川県民を熱狂させました。
1957年夏の甲子園で準優勝した際には武蔵小杉でパレードを行ったことで武蔵小杉の地名が一躍全国区になった、と言われています。
1960年夏、1961年春と甲子園夏春連覇した際には川崎市役所で優勝セレモニーを行ったそうです。川崎フロンターレがJリーグに優勝し同じ市役所通りをパレードしたのはその57年後のことです…。
東京都大会3位の「足立学園高等学校」も関東大会、全国大会常連の強豪校。埼玉茨城千葉地区2位の千葉日大一高との1回戦に勝利し準々決勝に進出して来ました。
試合は法政大学第二高等学校がオフェンス、ディフェンス共に力を見せつけ、21対0で勝利しました。

準々決勝の第2試合は、2010~2014年までクリスマスボウルを4連覇し、2015、2016年は惜しくも関西学院高校に敗れたものの6年連続でクリスマスボウル出場という、高校アメリカンフットボール界の歴史に燦然と輝く偉業を達成したかつての王者、東京都大会準優勝の「早稲田大学高等学院」と静岡の雄、「知徳高等学校」。
この試合は第2Qに早稲田大学高等学院が14点を先取するも、知徳高等学校は第3Qに7点、第4Qに9点をあげ14対16でリード。
早稲田大学高等学院が狙い通り、試合終了まで数秒残しての逆転を狙ったフィールドゴールが外れ、試合終了。知徳高等学校の喜びが爆発しました。高校生らしい溌剌さと、高校生とは思えない知的な試合運びに対し、両チームには満員の観客席から惜しみない拍手が降り注ぎました。

6/9(日)は、もう一つ、国内アメリカンフットボール界、上半期最大注目試合と言っても過言ではない、「2019年 春季 法政大学 対 日本大学 交流戦」が行われました。

関東の学生フットボール界、そして日本のアメリカンフットボール界を共に、長きに渡り牽引し鎬を削ってきたライバル「法政大学ORANGE」と「日本大学PHOENIX」。
日本最高峰「Ⅹリーグ」所属選手達の中には、この両チームのOBが相当数在籍しています。ご存知の方も多いと思いますが日本大学は2018年シーズンのリーグ戦に出場できなかったことにより2019年シーズンはBIG8から再出発します。※関東学生の1部リーグは2014年シーズンから、上位リーグであるTOP8と下位リーグにあたるBIG8に分かれてリーグ編成されています。

ですので今シーズンはTOP8に属する「法政大学」とリーグ戦での対戦はありません。(入替戦での対戦は有り得ます。)この両校の対戦が、交流戦とは言え実現したことで大きな注目が集まり富士通スタジアム川崎の観客席は赤とオレンジの二色に染まりました。

最初の見せ場はバックスクリーンにある「扉」からスモークが立ち上る中での選手入場!格好良かったです。
富士通スタジアム川崎ではアメリカンフットボールの試合ではバックスクリーンからの入場は度々行われていますが、かつての川崎球場時代にもプロ野球選手達が「オールスター」等で何度か「同じ扉」から入場しています。バックスクリーンからの入場は、このスタジアムで何十年と続く、伝統でもあるのです。その後はブラスバンドによる応援や、ハーフタイムの両大学のチアが揃ってのダンス等、大学生スポーツならではの賑わいに包まれました。

試合は3対3、ロースコアでの引き分けでしたがそれを感じさせない緊張感に溢れ、両チームには観客席から惜しみない拍手が降り注ぎました。タイトルがかかっていない交流戦でしたが、選手たちは何かをかけて戦っていたのだと感じました。

富士通スタジアム川崎での6月のアメリカンフットボールは様々なカテゴリーによる白熱した試合やイベントが盛りだくさんでしたが、レポートはいかがでしたでしょうか。
今年の富士通スタジアム川崎のアメリカンフットボール会場は多くの関係者の皆様の、これまでの努力、数年間の熱い思いが蓄積し、選手とファンとが作り出す空気が、例年よりも濃くなっている気がします。

そしてここでスペシャルなお知らせです。
6/23(日)富士通スタジアム川崎にて、「Xリーガーが教える HONMONO×CAMP」が開催されます。
このイベントは「ホンモノと交わる。ホンモノが生まれる。」をテーマに開催するアメリカンフットボールキャンプです。国内外で活躍するトッププレイヤーがチームの枠を超えて集まり、現役のXリーガーがスキルやテクニックはもちろん、生き様や考え方にも触れてもらい参加者がよりアメフトを好きになる、何か夢中になるきっかけをつかんでもらえる場にするためのイベントです。
そして今回スペシャルゲストとして、ホンモノ中のホンモノ。現役NFLプレーヤー、エイドリアン・ピーターソン選手が参加いたします。
NFLプロボウル選出7回、1シーズンのラン獲得ヤード歴代2位などの記録を持つスーパースターを間近で見れる機会はなかなかありません。
ぜひこの機会にNFLのスーパースターを見に富士通スタジアム川崎へお越しください。

様々な事があった6月。こんなに盛り上がっているのですから、本格的なシーズンが始まる8月はいったい…。今から楽しみです。
指定管理、ラストイヤーとなる、今年、2019年も富士通スタジアム川崎は歩みを緩めず、一人でも多くの方に足を運んでいただけるよう、挑戦を続けていきます。
ご期待ください!

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