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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

川崎フロンターレアジアツアー2022日記④

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オフィシャルライター 麻生広郷

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リーグ戦終了後に行われた「川崎フロンターレ アジアツアー2022」。タイに続く2カ国目はベトナム。ここから川崎フロンターレU-18の選手たちやアカデミー出身の大学生らが加わり、若い選手を中心としたメンバーで遠征を行いました。

ベトナムに到着して3日目の11月18日(金)。この日の午前中はグループに分かれ、ビンズン省の小学校での算数ドリル実践学習、そして孤児院を訪問しました。

日本でもたびたび実施している算数ドリル実践学習では、選手が体を動かしながら算数ドリルを解いていく授業を行いました。選手のボールを扱う技術や運動能力の高さを見て、ベトナムの子どもたちは興味津々の様子でした。また孤児院では子どもたちに特別ユニフォームをプレゼント。ストリートサッカーでコミュニケーションを深めました。

11月19日(土)。この日の午前中は遠征メンバー全員で滞在ホテル周辺のビンズン新都市を視察。べカメックス東急が手がけるマンションや施設を見学しました。ビンズン新都市はホーチミン市内中心部から北に約30キロのところにあり、べカメックス東急による新都市開発プロジェクトが進められています。ベトナム南部の未来の新都市として、製造業を中心に海外からの投資・進出が続いているそうです。

そして午後遅めの時間帯からトレーニングスタート。若い選手たちを加えて戦術面のイメージのすり合わせを行い、翌日のビンズンFC戦に向けての最終調整を行いました。ベトナム初日は雷雨のためグラウンドでのトレーニングができなかったですが、2日目に練習試合を行ったことで個々のコンディションはまずまずの様子。若い選手たちにとっては自分の持ち味をアピールする大きなチャンスでもあるので、やってやるぞという雰囲気が彼らの表情から読み取れました。

そして11月20日(日)のビンズンFCとの試合ですが、立ち上がりから押し気味に試合を運ぶものの、なかなか得点につながらず。しかし、36分にフロンターレアカデミー出身、桐蔭横浜大学3年生の山内日向汰がミドルシュートを決めて先制。1点リードで前半を折り返し。後半、さらに圧力をかけてゲームを支配。なかなか追加点が奪えなかったものの、終盤コーナーキックのこぼれ球を宮城が合わせて2点目を奪い2-0で勝利を挙げました。

この試合ではフロンターレU-18の選手が出場。気候やピッチコンディションの違いがあるなかで、攻守に積極的なプレーを見せてくれました。こうしてトップチームの選手と一緒に海外で試合をするというのは、なかなかできない経験です。この一戦で感じた手応えや課題を日本に持ち帰り、今後のサッカー人生につなげてもらいたいと思います。

帰国スケジュールの関係により、ビンズンFC戦が終了した30分後には選手とコーチングスタッフは会場を出て滞在ホテルへ移動。大急ぎで荷物をまとめて、その日の深夜便で帰国しました。終わってみればあっという間のアジアツアーでしたが、振り返ってみると1日1日が非常に濃い遠征だったと思います。こういった形式のアジアツアーはクラブとして初の試み。この経験を今後のACLや海外事業にもつなげていきたいですね。

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