8月15日(火)~8月24日(木)の期間、北海道内にて開催された「第38回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」、通称「クラブユース全国大会」。川崎フロンターレU-15生田が関東予選を勝ち抜き、全国の舞台へ。その闘いの記録を、写真を中心に振り返ります。
8月15日(火)~8月17日(木)、3日間連続で行われたグループステージ。48チームをA~Lまでの12グループに分けグループステージを行い、各グループの上位2チームと各グループ3位の中から成績上位8チームの計32チームがノックアウトステージに進出。U-15生田はグループ「K」にて、フォーリクラッセ仙台、シーガル広島、V・ファーレン長崎U-15の3チームと対戦しました。
8月15日(火) グループステージ第1戦 vsフォーリクラッセ仙台戦
@幕別町運動公園陸上競技場
○7-0(4-0/3-0)
得点者:奥田悠真×4、小川尋斗、メンディーサイモン友、オウンゴール
8月16日(水) グループステージ第2戦vsシーガル広島
@帯広の森球技場B
○2-1(1-1/1-0)
得点者:三上瑛大、十河晟央
8月17日(木) グループステージ第3戦vs V・ファーレン長崎U-15
@中札内交流の杜A
○5-3(5-0/0-3)
得点者:奥田悠真×2、玉木聖梛×2、小林朝日
3戦全勝で危なげなく1位で通過、ノックアウトステージ進出を決めました。大会休息日を1日挟み、ノックアウトステージに臨んだ川崎U-15生田の選手たち。ノックアウトステージからは、「勝利が必須」の一発勝負。グループステージからさらに、緊張感を持ち臨みます。
8月19日(土) ラウンド32 vsツエーゲン金沢U-15
@帯広の森球技場B
○3-0(1-0/2-0)
得点者:奥田悠真、小川尋斗、十河晟央
8月20日(日) ラウンド16 vs FC.フェルボール愛知
@音更町サッカー場A
○3-0(0-0/3-0)
得点者:オウンゴール、三上瑛大×2
前年のベスト16の壁を越え、迎えた準々決勝。
8月21日(月) 準々決勝 vsガンバ大阪ジュニアユース
@中札内交流の杜A
○5-1(3-0/2-1)
得点者:奥田悠真、小川尋斗、三上瑛大×2、十河晟央
準々決勝でも攻撃力を爆発させ、関西の強豪を5-1で下したU-15生田。
川崎フロンターレアカデミーの歴史を塗り替えるベスト4入りを果たし、優勝だけを見つめ臨んだ準決勝。
8月23日(水) 準決勝 vsソレッソ熊本
@帯広の森球技場A
●1-2(1-1/0-1)
得点者:小田脩人
撮影:オフィシャルフォトグラファー 大堀優
前半相手に先制点を許したものの、前半終了間際に小田脩人選手のゴールで追いつき試合を振り出しに戻します。しかし後半13分に痛恨の失点。次なる1点を奪いたいU-15生田でしたが、相手のハードワーク、徹底した守備、相手GKのファインセーブの連続を前に追加点を奪うことができず、1-2でタイムアップ。厳しい暑さの中80分を戦い抜いた選手たち。試合終了のホイッスルと同時に、悔し涙を流しながら、ピッチに倒れ込み天を仰ぎました。
「第3位」の結果でクラブユース全国大会の幕を閉じたU-15生田。グループステージ3試合、ノックアウトステージ4試合。9日間で合計7試合をチーム一丸となって、戦い抜きました。広報担当として北海道入りから全日程帯同させてもらいましたが、一つひとつ頂点に向けて登っていく瞬間、次に進むたびにチームとしての強さと経験を重ねていく瞬間に立ち会わせてもらうことができました。
久野智昭監督が、大会前からこの大会期間中も繰り返し選手たちに伝えていた、「自分たちは、絶対に頂点を目指せるチームだよ」という言葉。久野監督が心からの自信を持って、選手たちへの全幅の信頼を持って伝えていたメッセージです。その言葉を贈られた選手たちからも、「自分たちなら絶対にやれる」という自信が溢れていく様子が見えました。それだけの自身と覚悟があったからこそ、準決勝での敗戦は本当に悔しかったと思います。いや、凄く凄く悔しかったです。それと同時に、この悔しさの分、これから待っている関東リーグ1部昇格をかけた試合、高円宮杯予選でまたどんな試合を見せてくれるだろうと、期待せずにはいられません。
また、準決勝のマッチレポートでも書かせてもらったのですが、このクラブユース全国大会を振り返るうえでどうしても書き残しておきたいのが、この大会期間中チームを支え続けた選手たちの存在。
残念ながらメンバー入りを果たせなかった選手たちも、試合前には大汗をかきながらドリンクや備品の用意、川崎から届いた横断幕のセッティング、メンバー選手たちへの声がけ。試合が始まれば、帯広まで駆けつけてくださったサポーターの方とともに仲間のチャントを歌い続け、勝利を心から喜び合う姿がありました。もちろん、メンバーに入りたかったという気持ちは全員が持ち合わせていて、誰一人としてそれに満足している選手はいなかったと思います。それでも、自分たちの場所から出来ることを全力でやり尽くした選手たちの存在は絶対に欠かせないものでした。みんな、本当にありがとう。また、ここからの試合で必ずピッチで躍動する姿、期待しています!!
一生忘れることのない夏を経験した川崎フロンターレU-15生田のこれからの戦いにも、ぜひ引き続きご注目ください!!
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