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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

7/ 8 (木) 2010

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新人研修

text by

広報部

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今年も新人研修がやって参りました。
この研修の目的は、プロ選手としてのあり方、フロンターレの歴史や地域に密着した活動・クラブ運営等について、選手自身に理解してもらうために行います。

みなさんもご存知!!参加者はクス、ユウ、タカスの3選手。

まず第一部は、武田社長と中西哲生さんによる約1時間半の講義。午前練習を終え、昼食後の講義でとても眠くなる時間帯。新人選手は眠くならずに聞いていられるのかとやや心配しながらも、いざ講義へ。

はじめに社長から、地域に密着した活動・フロンターレの活動のお話です。活力に溢れた魅力ある川崎を創るために、フロンターレとして『1.地域密着のホームタウン活動2.スポーツの普及活動3.チームの熱い戦いと成績4.等々力競技場の賑わいと熱狂』が不可欠。社長の話の中で特に熱が入ったのが、『川崎フロンターレのチームコンセプトとして、熱い戦いをするため、ひたむきに最後まで諦めずに戦う。観る人に感動を与えるゲームをすること。それを続けていくことによって、川崎のシンボル・誇りとなるチームしていく』という部分。その言葉一つ一つに3選手は無言で『うん、うん』と頷きながら、真剣に話を聞いていました。また今後、彼らも参加していくブルーサンタによる病院訪問・交通事故防止活動・献血の広報活動などの地域貢献活動や市民祭・区民祭・地域のサッカー教室などの地域イベント、カーボンチャレンジ等々力・多摩川清掃活動などの環境活動についても丁寧に説明をしてもらい、興味津々にスクリーンを見つめて聞いてました。そんな社長の講義が終了して、休憩をはさんで哲さんの講義です。

クラブOBである哲さんは、現在はスポーツジャーナリストとして活躍。その哲さんが、現役生活でとても大事にしていたのは人との付き合い方とのこと。サッカー以外でも、自分から積極的に人と会うことで、多くの出会いが生まれ、いろいろな人とコミュニケーションを取っていくことで社会人としての礼儀や知識を学ぶことができたと3選手に話してくれました。特に、人生はサッカーでのキャリアが終わっても続くので、プロサッカー選手という肩書きが無くなったとしても、継続して付き合ってくれる人を作っていくことが必要という話は、「私が今こうやってここにいられるのも周りの人たちのおかげ」という哲さんの言葉に説得力を感じました。
『良い選手?』ってどんな選手の問いかけに、3選手は、『社会人としてのマナーだったり、クラブでの地域貢献ができる選手』等と答えてくれました。試合で最高のパフォーマンスをするだけでなく、サポーターや地域の人達に愛される選手・愛されるチームを作る。そのためには、一社会人としては、地域イベント・環境活動にも積極的に協力をしていくことが大事だということを今回の講義でさらに理解したようです。

さて、事務所で中西哲夫さんと武田社長のため〜になるお話をしっかりと聞いた後は、第二部へ。
ところ変わって平間銀座の商店街へスケジュールポスター配布の業務を体験に。皆さんも川崎の至る所でクロが起用されている新しいスケジュールポスターを目にすることが増えてきたと思うのですが、あのポスターはクラブスタッフが、フロンターレのタペストリーを掲げてくださっている各商店街を回り、一軒一軒掲出のお願いをして回って貼らせてもらっています。このとても大事な仕事を新人3選手に体験してもらいました!

平間銀座商店街の中心部分からスタートして一軒一軒新しいポスターの掲出をお願いしていきます。最初はクラブスタッフが挨拶をし、その後新人研修をしている旨を伝えて選手を紹介、そして選手がポスター掲出のお願いをするという流れでしたが、3選手とも少し慣れてくると、「こんにちはー!」と元気よく店に自ら率先して入って行って掲出のお願いをしていました。一番肝が据わっていたのはタカス。平間銀座商店街のサポショの関豆腐店さんに入る前、「ここのお店には昔、新人の頃のキクとヨコも来て爽やかに挨拶したら豆腐をごちそうしてくれたんだよ。さてタカスはどうかねー」とスタッフに振られたタカス。どうやって入るか見ていると…「すいません、豆腐ください!」と元気よく声高らかに入って行きました。「それじゃあ、豆腐を買いに来たお客さんだよ!」とスタッフから突っ込まれていましたが、気前のいい関豆腐店さんは3選手とスタッフにごま豆腐と枝豆豆腐をごちそうしてくれました。ところが、みんなで食べていた豆腐にクスがワサビを大量につけてしまい、その豆腐をクスが独占。豆腐を美味しそうに食べていたコバの怒りを買いましたが、こんなやりとりからも選手間の仲の良さが伺えます。

この日は蒸し暑く、雲の合間からの日差しも強かったので選手達は汗だくになって頑張ってくれていました。その姿を見て中華料理のまんぷくのご主人からはウーロン茶をいただいたり、激励の声援をいただいたりと、みなさんお忙しい中、温かく迎え入れていただき、新人3選手は本当に地元密着で応援していただいているということを改めて実感していましたよ!
平間銀座商店街を回った最後には、この日3人目となるいい講義が。サポショの天ぷら小暮さんは、フロンターレがJ2の頃から熱心に応援して下さっているサポートショップ加盟店で、お店の方のお話を3人とも真剣に聞いていました。平間銀座商店街にはケンゴやシュウヘイも新人の頃に挨拶廻りをしていて、当時の写真をお店の方が選手に見せてくれました。「うちに来る選手はみんな代表になって活躍しているから頑張って!」と熱い歓迎を受けていました。そして最後の締めとして、これまたサポショのりょう馬さんでお寿司をごちそうになりました。3選手とも、いつもと違う肉体労働をした後ということもあって、美味しそうにお寿司をほおばっていました。商店街を回っている間、ファンの方の写真やサインに心よく対応していた3選手は本当に人気者でした!そんなポスター配布の新人研修を終えた、それぞれの選手のコメントを紹介します。

クス「なかなか商店街をこういうふうに回るという経験がなかったのですが、商店という温かい場所で、地域の方とふれあうことが出来て、とっても貴重な体験をする事ができました」
コバ「自分達が、色々な人に支えてもらっているということ、そしてどういう人に支えてもらっているかということがわかってよかったです」
タカス「商店街の方の温かさを感じる事ができました」


タカスとコバが等々力でゴールをして喜んでいる姿やクスがもっともっと等々力で活躍している姿を見たいと声を掛けてくださる方も多かったのですが、本当にその通り。3人にはこの新人研修を通して1人の社会人、そしてサッカー選手としてぐんぐん成長していってほしいものですね!!
最後に、ご協力して下さった平間銀座商店街の皆様他たくさんの方々、本当にありがとうございました。

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