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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

8/26 (金) 2011

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講習会

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広報部

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今シーズン、川崎フロンターレでは、小学校3年生から高校3年生までの全カテゴリーの選手を対象に「アカデミー講習会」を実施しています。

以前からサッカーだけではなく、様々なお題について話し合ったりという場は設けてきましたが、クラブ特命大使である我らがテツさんこと中西哲生さんから「アカデミー選手のために自分ができることはないか」とのありがたいお話をいただいたこともあり… では、改めて「川崎フロンターレのこと」「サッカー選手として」「1人の人間として」など… 様々なことをテツさんから話してもらうというのは、選手たちにとっても非常にいいことではないかと考え、実現したもの。


先日、すでにU-15・U-13の中学生には実施済みで、この日は、川崎フロンターレU-18の選手を対象とした講習会で下野毛グラウンドに来ていただきました。

冒頭、テツさんの現役時代はまだ幼稚園くらいの年齢であったためにスポーツジャーナリストとしての姿しか知らないであろうU-18の選手たちのために「中西哲生とは?」の説明から入ると。大学を卒業し、31歳で引退するまでのプロサッカー選手としての話。引退後の11年になる社会人としての話。写真や映像を使って様々な視点から、そして具体的に話をしていただき、U-18の選手たちの誰もが知っている選手たちの話題に触れるなど、選手たちもメモを取りながら熱心に聞き入っていましたし、あっという間に時間が過ぎていきました。

すべてを細かくこの場で説明することはしませんが、まず印象に残った話は、「みんなはまぎれもなく川崎フロンターレの一員。あ、まだ高校生だから仕方がないね、なんて絶対に誰も思ってはくれない。君たちの行動1つでフロンターレの印象が良くなる可能性もあるし、すべてが否定されてしまうことだってある。どこにいても恥ずかしくない立ち居振る舞いをしよう。まずはしっかりとした挨拶をすることもひとつかもしれない。公共の場で迷惑をかけないように社会の一員で認められるように… そこはもしかしたらサッカーに関係ないと思うかもしれないけど、必ずすべてはつながっているから」という話。当り前のようにどこかで誰かに言われている、言葉にしてしまうと当り前の内容も、「こうだったらこんなふうに感じるよ。こうしたらこんなふうにとってもらえるかもしれない」と、とても具体的なため説得力があります。

もう1つ。「夢は口に出して語った方がいい」という話。
「口に出して夢を語ることで、そこに向かって自分でも努力をするし、それだったらこうした方がいいよ、という助言を頂けるかもしれない。周りが助けてくれるかもしれない。自分にプレッシャーをかけてかけてかけまくってしっかり自分と向き合って挑戦することで、万が一サッカーでうまくいかなかったとしても、必ず他のいろんなことで向き合える」

という話が出たと思ったら、「僕はね、将来監督になりたいと思っている」と語り出したテツさん。

「みんなもサッカー選手になるという夢は諦めちゃダメだ。ケンゴだって大学の最初は試合にも出れなかった。でも今は日本代表にも選ばれるだけの選手になっている。まだまだ逆転可能。あきらめたら終わりだぞ」

「僕が監督になった時に、僕が中西さんの力になりますと名乗り出てくるくらいの選手になってくれよ!」という最後の言葉を聞いた時にはU-18の選手達全員がやってやるぞという表情をしていました。

最後に「今までの自分を変えないのも人生。でも中西のこんな話はよかったな。じゃあ、ここだけでも今日から変えてみようと思ったら… 変えようと思った今のこの瞬間から新しい道に進めるのも人生。やるかやらないかは自分次第。いいと思ったらやればいい」と言って話を終えたテツさん。


ここにあげた話しはあくまでも一例ですが、テツさんのフロンターレへの想いなど、我々も初めて耳にする話も聞け、やってよかったなと思ったアカデミー講習会でした。

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