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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

8/14 (水) 2013

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多摩川エコラシコ

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広報部

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今年で6回目を迎える川崎フロンターレ選手会主催の社会貢献活動「多摩川エコラシコ」。等々力陸上競技場の横を流れ、川崎のシンボルともいえる「多摩川」に日頃の感謝の気持ちを込め、河川敷の清掃活動を継続して続けています。今年も昨年に引き続き、かわさきスポーツパートナーとの合同企画として実施し、とどろき水辺の楽校、川崎市のみなさんに協力していただき、総勢約300名で多摩川の河川敷を清掃することになりました!

今回はFC東京との伝統の一戦「多摩川クラシコ」の翌日に開催されたのですが、クラシコ同様に35℃を超える猛暑の中での実施となったため参加者が集まるかどうかスタッフが心配していたのですが、受付開始の13:00になると続々とフロンターレカラーのグッズを身にまとった参加者が集まってくれました。

13:30から川崎フロンターレ選手会副会長の登里選手の「今年も選手会主催の多摩川エコラシコに多くの方に来ていただき、ありがとうございます。今日は暑いですけど、しっかり水分補給をしながら楽しんで、多摩川をキレイにしましょう!よろしくお願いします!」という元気なあいさつで開会宣言。毎年協力していただいているとどろき水辺の楽校代表の鈴木眞智子さんからも「今日はとっても暑いので熱中症に気を付けながら、みんなで楽しく多摩川をきれいにしましょう!」とのあいさつ、さらに川崎市環境局からもごみの分別についてのアナウンスをいただき、今年のエコラシコが始まりました。

今回の清掃活動も昨年と同様に選手と参加者のみなさんをあらかじめホワイトチーム・ブラックチーム・サックスチームと3色のチームに分けてエリアを分担して行いました。ここからはそれぞれのグループごとに清掃の様子を紹介します。

はじめはホワイトチーム。ホワイトチームは、山本真希選手、中村憲剛選手、西部洋平選手の3人。3人は白のミッキーTシャツを着て参加者と早速、担当である川の方へ向かっていきました。

ホワイトチームの清掃場所へは、小さな川を渡らないと行けないところでしたが、みんな長靴など履いていないので、「ホントに入るの?」と半信半疑。中村選手と山本選手も躊躇している中、一人西部選手は何のためらいもなく水の中へ。「思ったよりきれいですね!泳いだら気持ちよさそうだね」とコメントしながら清掃していました。さすが釣りキチ!とみんな感心していました。

中村選手と山本選手は川沿いのさらに藪の中へ。山本選手は参加者と楽しそうに話しながら、一つひとつごみを拾っていましたよ。また中村選手は一人では持てないくらい大きなシートを参加者と一緒に拾って藪の中から「取ったど〜。ってどこかのテレビのマネか」と笑いながらも、「これまで3回やったけど、今年が一番仕事したと思うよ!」と話してくれました。

続いてはブラックチーム。ブラックチームの選手は、田中裕介選手、大久保嘉人選手、森谷賢太郎選手の3人。ブラックチームが任された清掃場所は川沿い付近。ただ、その場所に行くためには川を渡らないといけないちょっとした秘境。参加者のみなさんの中には、やはり渡ることをためらう方もいらっしゃいましたが、そこはフロンターレの選手達が率先して川の中へ。ジャブジャブ勢いよく入っていく選手につられ、みなさんも川の中へ。かなり暑かったので、気持ちよさそうでしたよ。ただ川に入る格好ではない人もいらっしゃいましたが、大久保選手達の声掛けに覚悟を決めて入水。もちろんズボンは水浸しに。行きついた先には花火大会で使用したであろう“ブルーシート”や上流から流れついた自転車の“ホイール”など、通常の河川敷清掃では見かけない?ごみがありました。ただ人海戦術で大物のごみを回収することができ、みるみるうちに川は綺麗に。今回が初参加の大久保選手は「意外にキレイだね。あんまりごみが見当たらないよ。けど、こういう草木の間には絶対ヘビがいそうだよね。俺、ヘビは苦手なんよ〜」と普段はなかなか見せない一面を見せつつも、ごみ拾いに励んでいました。

そして最後はサックスチーム。サックスチームは、登里享平選手、中澤聡太選手、アラン ピニェイロ選手の3人とかわさきスポーツパートナーから男子バスケットボールの東芝ブレイブサンダース神奈川の加々美裕也選手と篠山竜青選手。アメリカンフットボールの富士通フロンティアーズの小林祐太郎選手、海島裕希選手。女子バスケットボールの富士通レッドウェーブの篠原恵選手、町田瑠唯選手。女子バレーボールのNECレッドロケッツからは選手達が合宿中のためチームスタッフの中村さんが参加しました。

清掃は担当である土手の上と下に分かれてスタートしました。土手上は登里選手、土手下は中澤選手、アラン選手で分かれるとサポーターのみなさんも各選手に付いて楽しそうに会話をしながらやっていましたよ。登里選手は「ちゃんと水分とっておけよ〜」と周りの人に声を掛けながらも、「そんなこと言って、俺が倒れないように頑張ります〜」とみなさんを笑わせていました。

スタート直後は、普段から人が集まる場所のようで、たくさんごみが落ちていてなかなか先に進めず、特に土手上のみなさんは時間を掛けてごみを拾っていました。進むにつれ、ごみが次第に少なってくると登里選手、中澤選手は子ども達と談笑しながら歩き、楽しそうでしたよ。一方、アラン選手は土手下の藪の中のごみを拾うサポーターに声を掛けられてついていくと、タイヤのとれた自転車を発見!大物ごみの発見にびっくりしていましたよ。その他、ごみは植木鉢や家具など藪の中から見つかり、男性のサポーターを中心になって手分けして運んでくれました。収集場所に着く頃には、みなさんたくさんのごみを持ち帰ってくれました。

清掃活動は14:20頃に終了し、続いて事前に募集した参加者を集め、川崎市環境局の生活環境事業所によるごみの分別体験学習会が行われました。

この学習会では川崎市が9月から普通ごみの収集の仕方が変わるという説明や「限りのある埋立地を長く使うためにも、みんなで分別をしよう」というお話をみんなで聞き、分別することの大切さを学習しました。そして最後は収集車に収集されたごみ袋を外から覗いてみることができる川崎市に2台しか存在しない特別なスケルトンの収集車を使って、実際に自分でごみ袋を入れ、どのようにごみが収集されているかを見ることできる、体験学習を行いました。子ども達や選手だけでなくふろん太も参加し、興奮気味にごみを入れては外からの収集される様子を興味津々に覗いていました。

また収集車からごみを収集する時にフロンターレサポーターにはお馴染みの「川崎市民の歌」が流れると子ども達は一斉に大合唱。それを見た中村選手は「フロンターレの試合に来ている子達は毎回等々力で歌っているから歌詞も全部覚えているんだね」と突如始まった子ども達の大合唱に感心していました!

ちょうど同じ頃、反対側の広場では事前募集のごみの分別体験学習会に参加しなかったみなさんと、かわさきスポーツパートナークイズ大会を実施しました!ここでは各パートナーの選手にも加わってもらい、200人近くの方とかわさきスポーツパートナーと各パートナーにまつわる問題を○×形式のクイズで実施し、大いに盛り上がりました。賞品として各パートナーから出してもらったタオルやTシャツ、そしてサイングッズがもらえるということもあって、みなさん一気にヒートアップ!しかしそれとは裏腹に空模様がだんだん怪しくなり、雷の音も聞こえ始め、小さな子ども達が不安そうになっている様子を見て、参加していた中澤選手は「雷が鳴ってきたけど、大丈夫ですよ。たぶん、僕かバスケット選手に落ちるはずですから」とさすが関西人!というノリでみなさんの笑いをとっていました。司会は、元アメリカンフットボール選手でtvk「LOVEかわさき」のMCを務める有馬隼人さん。軽快なトークで、選手達を絡めながら盛り上げてくれました。今年のクイズは、難しい問題も含まれていたため、一気に正解者の人数が減ってしまい、3回戦まで行いました。特に選手達の個人問題で、お父さんの名前を正解するのは難しかったかもしれません。雨雲が近付いていたので、最後は駆け足でのクイズ大会でしたが、無事終了することができました。

15:00頃には開会式時とはうってかわって空が薄黒い雨雲で覆われてしまい、ごみの分別体験学習会とかわさきスポーツパートナークイズ大会の時間を短縮し、早めの閉会式となりました。登里選手からは「暑い中、今日はありがとうございました。来年以降も継続して、このような活動を続けていきたいと思いますので、ぜひ来年も参加してください。またリーグ戦のほうも来週から再スタートと思って、頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。みんなで一緒に戦いましょう!!」と締めのあいさつ。最後は雷の音が鳴り響く中、参加者全員で集合写真を撮影して今年の多摩川エコラシコは終了となりました。

早いもので気が付いたら6度目となった今回の多摩川エコラシコ。ありがたいことに毎年参加してくれる方々もたくさんいて、「今年はごみが少ないね」とみなさん口々に去年の多摩川の状況と比較して多摩川がきれいになっている様子を肌で実感しているようでした。また今回初めて参加した大久保選手は「思ったよりごみがなかったよ。まあまあきれいでしたね。神戸やC大阪時代にもサポーターと一緒にホームタウンの周りのごみ拾いはしたことがあったけど、こういう風に多摩川を掃除するってことはいいことだと思うし、今後も継続的に続けていけたらなと思います」と話してくれました。

今後も継続的にこのような多摩川の清掃活動を行っていきますが、今日をきっかけにみなさんの意識が高まり、多摩川だけでなく、自分の家の周りや公園など川崎市全体がますますきれいになって欲しいなと思います。

最後になりましたが、今回の多摩川エコラシコの実施に伴い、川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーのみなさん、毎回協力していただいているとどろき水辺の楽校のみなさん、そしてサポーターのみなさん、準備段階から最後の片付けまで最後は雨の中での作業となりましたがありがとうございました。そしてスタッフが最後の備品を等々力競技場へ戻しているときに飛び入りで手伝ってくれた中村選手も本当にありがとうございました!!

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