「中村憲剛選手に本の読み聞かせをしてもらえる権利」編

東日本大震災後、クラブとして取り組んできたMind-1ニッポンプロジェクト活動の一環として、フロンターレ選手クラブから提供する「権利」「サービス」など様々な商品をオークションにかけ、最高金額を提示した方がその品（権利）を購入（獲得）できる「フロンターレ　ハンマープライス」。今回は「中村憲剛選手に本の読み聞かせをしてもらえる権利」を実施いたしましたのでご紹介いたします。

一昨年は得意料理の餃子を落札者に振る舞い、昨年は得意なウイニングイレブンで落札者と対決したケンゴ（中村憲剛）。さて、今年は何を?とみなさんも注目されていたと思いますが、今回は絵本の読み聞かせを実施。自身のブログでも時折、子どもとの休日の過ごし方を紹介しているケンゴならではの権利となりました。今回落札頂いたのは、百瀬さんご家族。百瀬さん一家は、お父さんの正雄さん、お母さんの香代子さん、長女の楓香ちゃん、そして双子で二女の香菜乃ちゃん、三女の香菜瑠ちゃん。そして長男で3歳の正宗くんの6人家族。今回も小田急線新百合ヶ丘駅から徒歩5分に位置している川崎市アートセンター様には、本企画の趣旨にご賛同いただき、ご協力していただきました。誠にありがとうございました。

川崎市アートセンターのアルテリオ小劇場で実施した本企画は3部構成となっており1部は川崎市中原区にある人形劇団ひとみ座様にご協力いただき、百瀬一家特別バージョンの人形劇を実施しました。開場し、着席後は広いホールですので、緊張な面持ちの子どもたちでしたが、フロンタ＆ワルンタ人形の登場と彼らによる百瀬一家にまつわる特別クイズとMCの軽快なトークで段々と表情が柔らかくなっていきました。

続いての第2部は正宗君が大好きという某有名アニメーションをフロンターレバージョンでお届けさせていただきました。それまでお母さんの膝の上で恥ずかしそうにしていた正宗君も大好きなアニメーションに見入っており、いつも見ているというのが伝わってきました。

そして、ついに本日の話し手のケンゴが登場となった第3部は、昨年オフのお風呂企画「イクフロプロモーション」でお世話になったNHK Eテレ「みいつけた!」のアートディレクター・大塚いちおさんに舞台の装飾をデザインしていただきました。準備の間、舞台幕を下ろしていたので、舞台幕が上がった瞬間の子どもたちの表情、そしてアルテリオ小劇場の空間の変化に、言葉では表せない感覚に陥りました。百瀬さんご家族にはステージ上に上がっていただき、ケンゴも奥様と一緒に選んだという絵本2冊を片手にご家族の元へ。

まずは一冊目の「チリとチリリ」という絵本の読み聞かせが始まりました。こちらの絵本は双子のチリとチリリのお話。二女の香菜乃ちゃん、三女の香菜瑠ちゃんにぴったりだろうということでチョイスしたそうです。絵本の中にはたくさんの動物が登場し、絵本に書かれた言葉だけじゃなく、ケンゴのエッセンスが加わったオリジナルの読み方で読み始め序盤には子どもたちの心を完全に掴んでおりました。2冊目はバーバパパシリーズ。隣に座っていた正宗君はケンゴの前に移動し、絵本の覗き込みながら「これなあに?」と絵本を指さしながら聞いていたり、読んでいる途中で先が気になり、ページをめくろうとしたり、まるで家のリビングで絵本を読んでいるような感覚になりました。

2冊の絵本を読み終わり、実施日の翌週に誕生日を控えたお父さん正雄さんに、大好きなケンゴと一緒に誕生日のお祝いをしたいというお母さんの要望で、誕生日のお祝いをさせていただきました。

さらに、ハンマープライスのお礼として、ケンゴから練習試合ユニフォームと今日の絵本にサインを入れてプレゼント。最後にはみなさんで写真撮影をし、終了となりました。

すべてのプログラムが終わった百瀬さんファミリーは「本当に家族で楽しませてもらいました。一生の思い出になりました。Mind-1ニッポンプロジェクト、そしてフロンターレ、中村選手をこれからも応援していきます」と話してくれました。百瀬さんご家族、この度は誠にありがとうございました。

そして、川崎市アートセンターのみなさん、人形劇団ひとみ座のみなさん、大塚いちおさん、ご協力いただきまして、ありがとうございました。