CLUB OFFICIAL 
TOP PARTNERS

FRONTALE DIARYフロンターレ日記

1/13 (土) 2024

カテゴリー:

「Scratch×Soccer」スポーツとプログラミングで未来を育む

text by

SDGs担当

カテゴリー:

12月11日(月)に川崎市立西梶ヶ谷小学校にて、昨年度に引き続き高津区の市民提案型協働事業として、株式会社アルファメディアさんと合同で「Scratch×Soccer」の授業が行われました!
この授業は、プログラミング教材のScratchとサッカーを組み合わせ、体と頭の両方を使うことで論理的思考について学ぶことをねらいとした学習です。西梶ヶ谷小だけでなく、同じく市内の子母口小学校、梶ヶ谷小学校、下作延小学校でも行われています。授業は3時限にわたって行われ、1時限目と3時限目にプログラミング、2時限目にフロンターレのスクール・普及コーチの指導のもと、サッカーを行いました。

1時限目は、今回の授業の基礎となる「Scratch」を用いた基本的なプログラミングについての学習の時間でした。
まず初めにプログラミングとサッカーを一緒に学ぶことの意義やねらいについて講師から説明がなされました。「サッカーの上達に必要なことって何だろう?」との問いに対して子どもたちからは、「練習」「体力」「努力」「チームワークや信頼関係」「諦めない気持ち(メンタル)」「テクニック」「作戦や戦術」など様々な意見が出てきました。
そして、「プログラミングを学ぶことで身に付くこと」の一つに、物事を論理的に考える「論理的思考力」があり、この論理的思考力を身に付けることでサッカーにおける作戦や戦術を考えるのにも役に立つと講師から説明がなされ授業がスタートしました。

用意された「変数を1ずつ変える」「10回繰り返す」などのコードを組み替えて、思い通りに動かすにはどういう風にプログラミングをすれば良いかを考えます。最初は多くの子が苦戦していましたが、正解通りに組み替えてプログラムが完成すると、子どもたちは笑顔で楽しそうでした!

次のステップの教材となったのは、フロンターレの選手がデザインされたサッカーゲームのプログラム。遠くからシュートを打っても入らない、ディフェンダーが近くにいるときにパスを出してもカットされてしまうなど、それぞれ選手を動かしながら、ゴールが決められるように試行錯誤していました。

2時限目は、1時限目に教材として使ったプログラムを、実際に子供達自らがプレーしてみました。地元のサッカークラブに所属している子、サッカースクールに通っている子、授業でやったことのある子など、様々な児童たちがいるなかで、①丸いボールの「どこを」「どれくらいの力で」蹴るか ②どのタイミングで蹴るかを工夫しながら取り組みます。普段からサッカーしている子達は相手がいるなかで、自分たちがどう振る舞うか(ドリブルかパスか)、サッカーをしない子達はいつ、どこに蹴るかを都度変えながら、2対1の試合を行いました。

一日での技術習得は難しいですが、仲間との共同作業を通じて、「パスじゃなくて、ドリブルが良かったね。」「もっと強く蹴っていればパスが通ったかもしれない。」「もっと早くパスを出せば味方に届いたね。」と振り返り、成功に近づく貴重な経験を積むことができました。

そして最後となる3時限目には、再びプログラミングの授業が行われました。この時限でのテーマは、実際のプレーを踏まえて、「どうやったら現実のサッカーに近い、楽しいゲームになるか」でした。先ほど使ったプログラムとは異なり、今度のプログラムはパスのスピードが遅くすぐにカットされたり、ドリブルをしようとしても上手くドリブルが出来なかったり、子どもたちは「何で上手く行かないのだろう?」と最初は戸惑っていましたが、講師から「さっきのプログラムと違う部分はここだよ」と教わると、自分たちで数値を変えてみて「上手くドリブル出来た!」「ちゃんとパスが通った!」と子どもたちも笑顔になっていきました。そして、「たくさんゴールが入るにはどうすれば良いか?」最適な数値を見つけるべく、グループになって話し合いが行われました。

まずはそれぞれの数値を変えるとどのように動きが変化するのかについて、様々な数値を入力することで考察し、その後、数値を少しずつ変えながら適切な数値となるように調整していました。最終的には各班それぞれが上手く数値を見つけて、楽しく遊べるゲームを作ることが出来たようです。
この約3時間の授業を通して子どもたちは、いろいろと試してみることでアイデアを持って考えることの大切さを実感したようです。上手くいかないときは何が原因なのか、どうすれば解決できるのかを考えながら取り組むことで、失敗を成功に変えることが出来ると学べました。

スポーツとプログラミング。一見関係のない分野ですが、上手く組み合わせることで新しい「学び」が生まれています。フロンターレはこれまでも、巡回サッカー教室など、小学校でのスポーツの普及に力を入れてきましたが、こうした新しい取り組みにも挑戦し続けていきたいと考えています。今後の取り組みにもご期待ください!!

  • ツイッター
  • フェイスブック

関連する日記

share with friends!
Tweet
FB Shere

2024-05

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最新の日記

過去の日記

カテゴリー

PAGE TOP

サイトマップ