みなさん、こんにちは。
6/26（水）U等々力で「ワルナイトカーニバル」が開催されました。今回のイベントはいかがでしたか!?満足いただけていると嬉しい限りです。また「ワルンタフィギュア」をGETしましたか?

「凄く似てる!」や「大きい!」など多くのお声を頂き嬉しいです!
今回は、「ワルンタフィギュア」についてのちょっとした裏話をさせて頂こうと思います。

「ワルナイトカーニバル」の企画を立てた時、最初に目玉の一つとして思い浮かんだのがワルンタのフィギュア配布でした。

イベント企画作成の流れとして
① 全員配布プレゼントのアイテム選定
② ワルンタフィギュアの作成決定
③ 1人1個ワルンタが配られる
④ 手元にあるだけではなく、その日等々力をワルンタで埋め尽くす日にしよう!
と考えました。

そもそもですが、フィギュアになった経緯として、「おかしなユニ」というシャツを昨年のハロウィンに配っている中で、今回はシャツではなく別のアイテムを配りたいと考案していた時のこと。

グッズショップでは売っていない驚くものを配りたい、と考えていました。
色々探している中でどんな方でも喜べて、ご自宅などに形に残るものとして「フィギュア」はどうかと思うようになりました。

Jリーグクラブではあまり配っておらずでしたがインパクトはあるなと...。
アメリカのメジャーリーグなどではよく来場者プレゼントが配られており、フィギュアもその中で人気アイテムの一つです。

どうしても配りたい!その一心で説明し、なんとかフィギュアの作成が決定!!
安堵したのは束の間で、次はサイズ決めでした...。

フィギュアのサイズを考えている際、ある極秘!?ルートから実際にメジャーリーグのあるチームで配ったフィギュアを取り寄せました。
その球団のマスコットフィギュアでしたが、見た瞬間にあまりの大きさに衝撃を受けました。(それが今回配ったワルンタフィギュアと同じ大きさの物でした。)

なんと海の向こうでは来場者プレゼントでこれが貰えるのか!!!すごい!!!!
それを知ったのと同時に『川崎フロンターレでもこのサイズのフィギュアを配って多くの人に驚いてもらいたい。フィギュア欲しさに来てもらいたい!!!』という衝動にかられました。

ただ、その時既に3月中旬。
配布日が6/26（水）という事で3か月強しかありませんでした。

すぐさまフィギュアを作成できる会社に問い合わせをして、ワルンタの写真を送り、『3か月もない中で作成可能か』、『似ているフィギュアを作成できるか』、『お見積もり』
こちらの3つの依頼をしました。

その後日、全て良いお返事をもらい社内にも承認を貰いすぐに作成を進行していきました。

フィギュアの作成の流れとしては以下になります。

1. 3Dデータ⇒②3Dプリント⇒③ワックスサンプル⇒④サンプル→⑤校了後本生産

今回ワルンタの3D(立体)に作成するにあたり、ワルンタの3Dデータを社内では持っておりませんでした...。（実際、必要ないですからね...。）

その為、一番苦労したのがこの3Dデータ作成部分でした。
作成会社に100枚近くワルンタの写真を送り、そこから3Dデータの作成を進めてもらいました（ワルンタさん本当にご協力ありがとうございました...。）

最初に出てきたのが、以下の写真です。

うーん...。正直なかなか分からない(笑)
修正点としては、頭頂部が曲がっているや腕が太いなどなど...。結構多く（笑）
その後修正された3Dデータを貰い、まだ不完全な箇所は再度修正依頼をして。また修正データ写真が上がってきて...。の繰り返しでした。

最終的に3Dデータが完成したのが4月下旬なので約1ヵ月かかりました。
ここが一番大変でミスがあれば違う形のワルンタが出来上がっていたので震えながら進めておりました。

最終の3Dデータはこちらです。

もちろん、ここからも戦いは続きます。
それを踏まえて出来た3Dプリントサンプルがこちらです。

真っ白。真っ白!?真っ白...。しかも手もお腹も付いておりません。『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』と思いました(笑)
聞くと、サンプルの仕様上付けれないとのこと。

ただ型サンプルはこれで問題ないと思い型はこちらの確認で校了しました。
ここから色を付けていきます。色指示をして最初に上がってきたサンプルがこちらです。

色が濃い...。思っていた紫とは違う...。再度作成会社に少し薄い紫部分の調整作成依頼しました。(あと脇下分も色が実は異なっているのでそちらも修正しております。気づきましたか!?)

色修正したものがこちらです。やっと...。完璧に!!

こちらでいくつかまだ修正箇所は少し有りましたが、そちらも無事に終えフィギュア本体作成は校了しました。
フィギュア本体ができてからは箱作成と、ブリスター(ワルンタを守ってる中に入っていた透明なケース)については、ほとんど問題なく完成しました。
(１つあるとすれば、箱面したのバーコードがひくほど大きく印刷されておりそこは修正しました)

以上が作成の中での戦いの話でした。ただ細かいところを言えばもっとあるのですが長くなるのはここまでで。

いかがでしょうか?無事可愛く綺麗にできて良かったと感じているのに加え、こんなにもフィギュア作成って大変なのか...。と実感した機会でした。

終わり。と思ったあなた!まだです。最後に難関が待っていました。それは、2万体強のフィギュアを等々力に納品をして各ゲートに配置をすることでした。1箱60個入りで約500箱近くを試合前日にスタッフ総出で準備しました。

一言で言うと『地獄』。凄く暑い中、部署を超えて一丸となって準備を終えました。

そのような経緯をふまえ、当日は多くの人に来場していただき、2万体ほどのフィギュアが渡ったこと嬉しく思います。もし今後このようなイベントがあれば次は何になるでしょうか?お楽しみに!ぜひ今後もワルンタフィギュアを愛でてください。