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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

9/22 (水) 2010

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あさお青玄寮祭

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広報部

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昨年8月に発足した「川崎フロンターレ麻生アシストクラブ」。地元麻生区の有志と行政が中心となって立ち上げた、フロンターレを通じて地域をもっと活性化していこうという組織です。これまでにパブリックビューイングを仕掛けたり、区役所前で選手監督激励会を実施したりと、精力的に活動してきました。
そして丁度発足から一年が経ち、ようやく地元の人達向けのお祭りを開催するに至りました。それが「あさお青玄寮祭」(以下寮祭)です。20日の敬老の日に麻生グラウンドと青玄寮の2箇所で行なわれました。

「え?そんなイベント告知されなかったよ」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実はこの寮祭、イベントの性質上地元麻生区の人達に特化して告知がなされていたのです。スポンサーである川崎朝日会を通じての新聞折込や、地域情報誌麻生区版での告知、こどもサッカーニュース、麻生区在住の後援会会員の皆様への告知等…。麻生アシストクラブと財団法人川崎新都心まちづくり財団から構成される「あさお青玄寮祭実行委員会」としては、ひとりでも多くの麻生区の住民の皆さんに来てもらいたいという希望がありましたので、こうした告知をさせてもらいました。どうか趣旨をご理解いただければと思います。

さて、寮祭開催に向けての打合せは春先から始まり、7月以降は本格的に詰めの打合せの回数が増えました。なにしろ初めての試みです。イメージとしては、以前麻生Gで行っていたファン感が近いのですが、当時を知らないスタッフもいたりして…

「何人くらい来てくれるかな?」
「2003年当時のファン感が約1,000人だったので、そのくらいを目標にしましょう」

などと話していたのですが、よもや予想を裏切る結果になろうとは、このときは思いもしませんでした…。

寮祭のコンセプトは、地元の地元による地元のためのお祭り。そのため、飲食ブースの出店も、アシストクラブメンバーである麻生区子ども会やグラウンド周辺の櫻屋さん、風の谷幼稚園、下麻生にある焼き鳥屋「三笠屋」さん、グラウンドのある片平町内会など、オール麻生区で固めました。そのほか、等々力でおなじみの春日山ちゃんことブラジルキッチンは、等々力で食べたことのない人向けにスペシャルゲストとして出てもらいました。

ステージでの出し物も、栗平にある白鳥中学校ブラスバンド部の生演奏に始まり、代表が麻生アシストクラブの理事を努めるよさこいチーム「輝楽」。同じく理事を務める30年の歴史を誇る「夏蒐太鼓」、そして芸術のまちしんゆりイメージアーティスト“Jisong”(ジソン)など、麻生区が誇る芸術文化が一同に集まるという豪華な顔ぶれです。

前日設営には、フロンターレスタッフ、麻生アシストクラブメンバー、麻生区役所職員が集まって、テント設営、ブルーシート張り、机設置などを行ないました。ちょうど大宮との練習試合も組まれていたので、何が行なわれるんだ!?という面持ちで準備を見ていたサポーターの方もいたのではないでしょうか。
あともう一つ気になったのが、天気予報。週刊天気予報では大丈夫だろうという目処は立っていたので安心していたのですが、前日予報で、何と真夜中と当日朝に雨マークがついているではないですか!そのため、雨に濡れて困るものは全て軒下に置いておきました。あとは雨が降らないことを祈るのみです…。

さて当日。祈りが通じたのか!?、麻生グラウンドは爽やかな朝もやに包まれていました。心配した雨もどこへやら、朝一番でステージを組んでいると、三々五々関係者が集まってきました。飲食ブースの出店者も含めると、何と300名もの大所帯です!この時点で既に2003年のファン感を超えてました(苦笑)
関係者が集まって円陣を組み、主催者であるあさお青玄寮祭実行委員会の中島会長の挨拶の後、各自最後の準備に取り掛かりました。

11:10の時点で会場入口の横断幕を取り付けていたのですが、その時点で並んでいた人はゼロ。駐輪場の自転車は3台でした。誰も来てくれなかったらどうしよう… 一瞬嫌な光景が脳裏をよぎりました。そんな雑念を振り払って準備を進めていると、開場20分を切った辺りから、グラウンド横の坂を登ってくる人の数が増えてきました。それと共に「最後尾」の看板を持ったスタッフもだんだん下に降りていきました。
そうして12:00の開場時には、約250名もの列が出来ていました。

開場してまず行列が出来たのが、スタンプラリー。麻生グラウンド、青玄寮、櫻屋、レストラン吾妻の4箇所でチラシ裏面のスタンプ台紙にスタンプを押してもらうと、グラウンドでプレゼントがもらえるという企画。スタンプラリーは開場前から始まっていたので、三箇所でスタンプを押した人達がプレゼントをもらおうと列になったのです。麻生グラウンドのスタンプポイントがある総合案内所は開場と共に大忙し!用意してあったプレゼントがあっという間になくなっていき、遂にはアシストクラブの副会長が球根を追加で用意するという嬉しい誤算まで生じました。

開場がお昼どきということもあったのか、みるみる飲食ブースに長蛇の列が出来ていきます。やがてスタッフがつけているシーバーにこんな報告が届き始めました。
「春日山ちゃんこ、売り切れです!」
「焼きそば、残り70食です!」
「焼き鳥もも肉売り切れ、残りはハツのみです」

これにはスタッフもびっくり。会場内を見ると、明らかに目標の1,000人以上の人が…。ほっと胸を撫で下ろす…暇も無く、12:30からは開会式が始まりました。
開会式には、麻生アシストクラブ中島会長以下役員理事の方々、フロンターレ武田社長、来賓として磯野麻生区長、そして阿部市長もお越し頂きました。フロンターレ選手からは、ユージ、ユウ、ノボリ、アンドゥの4選手が登壇。中島会長、阿部市長に続いて一人づつ挨拶をしました。
まず先頭を切ってマイクを握ったのがユージ。
「どうも、このたび晴れて麻生区民になった木村祐志です。こうして大勢の人達がグラウンドに来てくれて嬉しく思います。これから街でみかけたら気軽に声をかけてください!」と挨拶すると、大きな拍手が起こりました。
続いてユウ、ノボリと続いたわけですが、いずれも「このたび晴れて麻生区民になった○○です」と言うものですから、観客からは笑いが。最後のアンドゥのときには、「当然最後まで続けるよな?」という妙な期待(!?)が。それを敏感に感じ取った?アンドゥ。
「え〜、このたび晴れて麻生区民になった安藤です。」と、見事期待?に答えて笑いを取っていました。

開会式終了後は、ユージとユウは子ども達とのサッカー教室へ。ノボリとアンドゥは寮見学ツアーへ移動しました。サッカー教室は2部制で、第一部が小学校低学年対象。第二部が高学年対象です。いずれも事前募集で集まった100名。プロのサッカー選手とボールを蹴れるなんて滅多にない機会です。選手も子ども達相手に楽しそうに汗を流していました。

一方、ノボリとアンドゥが参加した寮見学ツアーは、こちらも事前募集で選ばれた50名対象。この9月に完成したばかりの選手寮内が見られるということもあり、相当な倍率でした。この、ただでさえレアな企画に、選手のナビゲートがついてくるわけですから、楽しくないわけありません。選手の居室がある2階には行けなかったのですが、その分は事前撮りしておいた選手が案内するビデオで楽しんでもらいました。

もうひとつの目玉、クラブハウス見学ツアーも行ないました。こちらも事前募集で選ばれた120名の方々。普段選手たちが使っているロッカールームやトレーニング室が見られるとあって、こちらも相当高倍率の企画でした。参加者はクラブハウス正面入口から中に入ると、まず通されるのがミーティングルーム。普段は試合前の戦術ミーティングを行なったり、取材を受けたりする部屋です。2部練習のときには昼寝部屋としても利用されています。
この部屋で、ユウとユウキがナビゲートするスペシャル映像を見てもらいました。内容は…参加者の皆さんだけの特典ということでご容赦を。
その後はスタッフの案内で、選手ロッカールームやトレーニング室、風呂場、選手のウェアが保管されている洗濯室を見学。ウェアのたたみ方や置き方などにも選手ごとのこだわりがあるなど、ここでしか聞けない裏話なども交えながら、参加者の皆さんは普段の選手たちが過ごしている様を想像して楽しんでいた様子でした。

さてステージに目を向けると、トップバッターの白鳥中ブラスバンドは60名の大所帯ということもあり、保護者の方々も大勢かけつけ、大観衆の中での演奏となり、盛り上がりを見せました。輝楽、夏蒐太鼓も迫力あるパフォーマンスで、お客さんからは大きな拍手が。
その後登場したJisongさんは、新百合ヶ丘にある昭和音楽大学卒のプロソプラノ歌手。「Time to say Goodbye」など珠玉の名曲を美しいソプラノボイスでしっとりと歌い上げ、お客さんを酔わせていました。

そしてステージの最後を飾るのは、フロンターレお宝オークション。ケンゴやイナの直筆サイン入りスパイク、ジュニのサイン入りコンフィットシャツ、寮祭参加選手サイン入りグッズなど、数々の賞品がありえない価格でのご提供とあって、最高の盛り上がりを見せました。そしてこのオークションに参加してくれたのが、第二部サッカー教室に参加したクスとユウキ、そして寮ツアーに参加したソノ。
このオークション、最初に金額が提示されるわけですが、そこはフロンターレ。例えば「クスが5回リフティング出来たら¥1,000にしちゃいます!」とその場で自ら価格破壊(笑)。事前打合せなし、いきなりのムチャぶりに戸惑いつつも、用意されたクッションボールをまずはクスが無難に5回リフティングしてクリア。しかしその後、リフティング対象が空のペットボトル、ガチャガチャの球と飛躍的にハードルが上がっていき…でもそこはさすがサッカー選手。ソノもユウキもしっかりクリアして、お客さんの期待に応えていました!

こうして盛り上がりのうちに閉会式となりましたが、最後はクスが「少し遠いですが、等々力にぜひ試合を見に来て下さい!」としっかり挨拶して締めました。

青玄寮祭という初めてのイベントも、終わってみれば来場者数2,015名と、目標の倍以上の方々に来ていただきました。グッズガラポンも完売。フロンターレグッズも目標以上の売上がありました。普段麻生グラウンドに来たことがないという地元の方々も結構見えられていて、そうした意味ではフロンターレを身近に感じてもらえるきっかけにはなったかな、と思っています。
改めて麻生区のポテンシャルを感じた一日となりました。

最後に、今回の青玄寮祭開催にあたり、準備から当日運営まで深く関わった実行委員会の皆様、麻生区役所の皆様、出店者の皆様、ステージ運営にあたったカワサキミュージックキャストの皆様、本当にありがとうございました。

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