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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

9/25 (火) 2012

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多摩川クラシコ・ナイト

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広報部

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先日行われたアウェイでのFC東京との多摩川クラシコ。今回の対戦が記念すべき20回目の対戦となりました。2007年に命名されたこの「多摩川クラシコ」ですが、99年の初対戦から激闘を重ね、今回で20回目。その記念すべき20回目を多いに盛り上げようと、両クラブ合同で企画したのが試合前日の9/21(金)に開催された第20回記念前夜祭「多摩川クラシコ・ナイト」です。今年2月にお台場で開催し、大いに盛り上がった「多摩川クラシコガチトークバトル」の第2弾として「吉祥寺CLUB SEATA」で開催されました!

2部構成で行われた今回、1部は多摩川クラシコにゆかりのあるメンバーに出演してもらいました。フロンターレからは、第1回多摩川クラシコを選手として出場していた中西哲生さん、フロンターレ、FC東京で多摩川クラシコに出場した数少ない選手で現在はフロンターレの育成普及部コーチの佐原秀樹、FC東京からは同じく第1回多摩川クラシコを選手で出場していた藤山竜仁さん、多摩川クラシコの数多くの激闘を選手で体験していた戸田光洋さんが出演。スカパー!Jリーグ中継でもお馴染みの中村義昭さんMCのもと、熱く多摩川クラシコを語り明かしました。

ちなみに出演者はこれだけではありません!選手目線はもちろんのこと、監督目線でも語ってもらいたい!ということで、今回の主旨に快く賛同していただいた原博美さん(現・日本サッカー協会技術委員長)、関塚隆さん(ロンドンオリンピック日本代表監督)の元両監督に加え、99年川崎フロンターレを率い、J2優勝に導いた松本育生さん、FC東京の現・取締役社長の阿久根謙司さんも出演していただきました。前夜祭にふさわしい、そうそうたる面々が揃いました。

前半は緊急参戦が決まった関塚、原元監督の2人に加え、FC東京の阿久根社長が参戦してのスペシャルトークです。会場には200名近い両チームのサポーターがぎっしり埋め尽くし注目度の高さがうかがえました。

まずは関塚さんのロンドン五輪の話に。会場で関塚さんのロンドンでの活躍を生で見たのかとお客さんに聞くとたくさんの方が手を上げてくれましたが、その中で壇上の原さんも自ら手をあげて「それは当然でしょう!」とMCの中村さんに突っこまれると会場は笑いの渦に。開始からいい雰囲気を作ってくれました。

対する関塚さんは実は多摩川クラシコでは8試合を戦って4勝3分1敗と好成績を残しているのです!記者会見した2007年当時の試合ではホームで5-2、アウェイで7-0で勝利しました。記者会見当時の2人の写真がスクリーンに出てくると「あぁ〜、懐かしい!!」という声も。当時の話を伺うと、関塚さんは「FC東京に勝つことだけを考えていた」と話していたのに対し、原さんは「これには深い作戦があって、この頃から徐々にセキに自信をつけさせて、オリンピックで戦えるように当時からしていた!僕は物事を長いスパンで見てるから」と今だから話せる?秘話を話してくれました。もちろんロンドン五輪の監督にオファーを出す時の話など、この会場だからこそ話せる話もたくさんしてくれました!!

またFC東京の阿久根社長はクラブ側として多摩川クラシコとしての取り組みについて話をしてくれましたが、実はこの3人にはある共通点があるのです。それはなんと3人とも早稲田大学出身。原さんは関塚さんが1年生の時の4年生という関係。そして関塚さんと阿久根社長は同学年でサッカー部と野球部のキャプテンですが、面識はなく、知り合ったのはFC東京の社長に就任した時だそうです。ちなみに原さんが1年生の時の4年生が現・神戸監督の西野朗さんだそうで「いろいろつながっていてすごい関係だな!!」と会場で見ている我々スタッフも驚きました。

予定時間をオーバーするほど盛り上がりを見せたトークバトルですが、最後に関塚さん、原さんから明日の多摩川クラシコに向けて一言もらうと、「あえてダービーではなく、クラシコと命名した両クラブの取り組みがわかる一戦だと思います。そしてここから大きく育ってくれる選手が出てくれれば。もちろん八宏(風間監督)も知っています。ポポ(ランコ ポポヴィッチ)も知っているので、両チームともお互いのスタイルを出してもらいたい。明日は自転車で行きますか!あっ、でも浦和対ガンバも行かないといけないので。これも仕事なんで(笑)」と原さんが話すと、「えぇ〜!!!」とブーイングが起こっていました。関塚さんも「高畠監督、相馬監督、そして今の風間監督でどんどん進化しているので、またフロンターレらしいサッカーで前回のリベンジしてもらいたいですね」とお互いが明日、そしてこれからの多摩川クラシコに期待することを話してもらい、第1部の前半が終了となりました。

この後はハーフタイムを挟み、第1部の後半がスタート。
後半には両クラブのOB選手たちに加え、99年に監督をしていた松本育夫さんがスペシャルゲストとして参戦しました。はじめに中西さんから「まずはこういった20回目の記念ということで、乾杯したいなと。サポーターの皆さんと一緒になかなか乾杯できないじゃないですか」という一言から会場にいる両チームのサポーターと出演者で乾杯をして後半戦がスタートしました。

後半戦はこれまでの全19試合の多摩川クラシコを振り返ることをテーマに始まりました。そこで最初に出てくるのは、やはり99年に監督をしていた松本育夫さん。そして松本育夫さんと言えば西が丘での伝説の一言です。フロンターレサポーターには馴染深いとは思いますが、松本育夫さん本人も「西が丘の話をしたら2時間くらいかかりますね」と言っていましたが、いきなりその話題からスタート。中西さんが「今のサポーターの方にもあの名言を聞いてもらいたい」というリクエストもあり、当時のことを振り返ってもらいました。

すると、「ちょっと説明しましょう」と自分で説明し始めました。その日の状況を気候や時間も事も細かく説明していましたが、時折「それは松本さんの采配がよくないですよ」と中西さんに突っこまれながらも話を進める松本育夫さん。

「いよいよ佳境に入った時、CKでですね。選手も疲れていましたから、選手に私が何を言ったかというと…」

『お〜い、誰かに合わせてくるぞ〜』

「選手全員に指示をしたかった。だから言ったんですね。そうしましたらですね、FC東京のサポーターがベンチを除いて…」

「『監督さん、そんなの当たり前ですよ』と言われたんですよ。でも最後に0-0だったんですが、これはフロンターレの勝ちゲームに等しいゲームとなりました」と伝説の名言を言うと、会場は爆笑の渦と大きな拍手に包まれながら少々無理やりですが、締めのコメントまで付け加えてもらいました。

なかなか生で聞けない伝説の名言を聞けてサポーターの皆さんは大盛り上がりに。その後も松本育夫さんは時折、川崎を鳥栖と間違えたり、「ティンガ選手」を「チィンガ選手」と冗談なのか本気なのかわからないぐらいの発言で会場は笑いが止まりません。

その他にも99年の順位がどう入れ替わったのか、この時の試合がどうだった、FC東京と順位が入れ替わったなど、「すごい記憶力だ」と会場の誰もが納得するほどの記憶力で当時の様子を赤裸々に話してくれました。ちなみに松本育夫さんは3試合指揮を執りましたが、2勝1分と負けがありませんでした。「当時は大熊監督には絶対に負けられない」と大熊監督への対抗心は相当なものでした。

あれよあれよという間に松本劇場になりつつありましたが、97年、98年にもJFL時代に熱い戦いを繰り広げていた両チーム。中西さん、藤山さんはそれぞれの負けられない気持ちを存分に語ってくれました。「その時代があったからこそ、今の多摩川クラシコにつながっている」と中西さんが話すと会場のスクリーンでも当時の試合の写真を見ながら「あぁ〜懐かしい」と両クラブのサポーターが歓声を上げていました。

第1回から19回までを振り返ると、さすがに大幅に予定も押しアディショナルタイムも25分を越えましたが、それぞれから明日のクラシコに向けて一言をもらいました。松本さんは「外国のクラシコは優勝を決定するゲームが多いので、将来はこのクラシコでどちらかが優勝を決定するというゲームを期待したいですね。明日のゲームはしょうがないですけど」と最後まで笑いを誘っていました。佐原さんは「両方好きなので、一戦目はFC東京が勝っているので、今度はフロンターレに頑張ってもらって1勝1敗がいいですね…」という発言には会場からも「えぇ〜」という声が。これも両チームに在籍した佐原さんだからこその味わうことができることでしょう。そしてFC東京OBの戸田さんも「梶山選手がクラシコで200試合を達成するので注目したいですね。スコアは3-0で東京が勝ちます!」と強気な発言。そして藤山さんは「注目選手は徳永選手。五輪で注目を集めたので、今度はA代表で見たいです。僕らがやられた7-0ぐらいなスコアで勝ってほしい」と話してくれました。そして中西さんは「フロンターレが2-1で勝つ。注目は楠神選手ですね」とそれぞれが注目選手と予想スコアをしてもらい、最後は明日の試合が成功に終わるように一本締めで終わることに。あいさつは一人クラシコを体験した佐原「明日の試合も白熱した展開になることを期待しましょう!」と締めのあいさつをして第1部が終了となりました。

第1部を終えると前夜祭は一時休憩へ。約1時間の休憩時間にはちょうど放送されていたテレビ神奈川の「ファイト!川崎フロンターレ」を見ながら第2部へと備えます。

23:00からは第2部の開演です。ここからは翌朝5:00までのオールナイト!
第1部のトークバトルから一転、第2部では「多摩川クラシコ」を遊び尽くしてテンションをあげるためのステージを多数ご用意しました。まずはクラブシーンをリードしてきた”あの”スチャダラパーのANIさん、SHINCOさんが登場。フロンターレサポーターにとってはおなじみのスチャダラのDJタイムを満喫してもらいました。普段はなかなか生で味わうことができないためか、最初のうちはあまりリズムに乗ることができなかった両チームのサポーターでしたが、時間の経過とともにリズムに合わせて楽しむことができました!!

スチャダラのDJタイムに続き、今度はゲームで多摩川クラシコを盛り上げようと「バーチャル多摩川クラシコ」を開催。こちらも2月の多摩川クラシコガチトークバトルで行われた”ウイニングイレブン”での対決です!今回もKONAMIさんに協力していただき明日の20回目の対戦を前にゲームで占ってみました。

ただし前回と違うのはまずは川崎代表、東京代表をそれぞれ決定し、その勝者が対決するという流れに。ここでも両チームともにスペシャルなゲストが参加してくれました。まず東京代表決定戦ではFC東京の応援番組の代表としてゆってぃ、ジョナサンが参戦!さらにあの原博実さんのご子息でザッケルゥ〜ニィというお笑いコンビを結成している原大悟さんも東京代表として参戦してくれました。その3人と対戦するのはその場でコンビを組んだサポーターの2人。もちろん両チームともFC東京を使って対決しました!試合は静かな立ち上がりから徐々にヒートアップ。チャンスを作ると会場も大いに盛り上がりましたが、ゴールを奪うことはできず0-0の引き分けに。勝者をどうやって決めるのか迷いましたが、ゆってぃたちの粋な計らい?でサポーターチームが決勝へと駒を進めました。

続いては川崎代表決定戦へ。そしてフロンターレもスペシャルゲストをご用意。川崎在住でサッカー好きなスキマスイッチの常田真太郎さんが参戦してくれました。川崎決定戦では常田さんとサポーターのペアとサポーター同士がペアとなって対戦することに。もちろんこちらもフロンターレ同士の対戦となりました。

常田さんはペアとなった方に丁寧にやり方を教えながらプレーするほどのウイイレマスター。本人は「ケンゴ(中村憲剛)に絶対負けるなよ!と言われているので(笑)」と言っていましたが、こちらの試合も熱戦が繰り広げられましたが結果は0-0の引き分け。常田さんもゆってぃたちを見習ってかわかりませんが、サポーター同士のチームに勝利を譲ることに。それでも常田さんから最後に「ゆってぃと勝負がしたいんですよね…」と言われ、急遽スペシャルマッチが実施されました。

「常田真太郎vsゆってぃ 夢のバーチャル多摩川クラシコ」です。お互いに負けられない想いを全面に出して熱戦が繰り広げられます。もちろん会場にいるサポーターも大きな歓声を上げながら応援しますが、こちらも結果は0-0。3試合やっても決着がつかず。サポーターのみなさん含め、挑戦者たちの面々は、真剣そのもの。翌日のクラシコも1点を争う激闘を予感させる大会になりました。

決勝戦を前に、熱くなった気持ちを少しなごませてもらおうと、スペシャルゲストによるアコースティックライブを行いました。

先ほど登場したスキマスイッチの常田さんに加え、今回は川崎市にプライベートスタジオを設け活動している磯貝サイモンさん。そして、デビュー曲の「ツバサ」など代表曲を世に輩出している「アンダーグラフ(UNDER GRAPH)」のボーカル、真戸原直人さんに来て頂きました。

今回、このようなサッカークラブのイベントに初めて出演する磯貝さんと真戸原さん。ちなみにお二人はもちろん川崎にゆかりのある方々なんですが、これまでフロンターレの試合は観戦されたことがないとのこと。初めて目にする両チームのサポーターを前に、「サッカーの試合じゃないのに、これほど集まるなんてみなさんすごいですね」と舞台上で驚きの声。その2人を見かね、常田さんがどれほどサッカーが素晴らしいのか力説。かなり熱い気持ちを伝えていたので、サポーターも聞き入る一方。

トークだけじゃない!ということで、磯貝さんが手がけ、某CMの曲でもみなさんにお馴染みの「クレイジーフォーユー」。アンダーグラフの「やっぱり地球は青かった」「ツバサ」の3曲をアコースティックライブでお届けして頂きました。歌手の生の声がそのまま聞こえるだけあって、お二方の美声。それをサポートする常田さんの鍵盤のメロディー。これだけ豪華なものは他では絶対に聞くことが出来ない!と思えるほど、素晴らしいステージでした。両チームのサポーターも思わず聞き惚れてましたよ。今後は常田さんのみならず、もしかしたら等々力で磯貝さん、真戸原さんとお会いできるかもしれませんね。

アコースティックライブ、ゆってぃによるDJタイムの後は、いよいよウイニングイレブン「バーチャル多摩川クラシコ」決勝戦!予選を辛くも勝ち上がってきた両チームサポーター。前哨戦ということで、翌日の試合に影響がでないようにと、予選以上に白熱した試合展開に。そんな中均衡を破ったのは川崎フロンターレ!カウンターから先制点もぎ取ると、後半もPKを沈め2-0。その後、FC東京の猛攻にさらされますがなんとか凌ぎ、川崎フロンターレの勝利に終わりました。勝利者のフロンターレサポーターのお二人にはまだ発売されていない新発売のPS3版ウイニングイレブンをプレゼント。勝利はもちろんのこと、二重の喜びになりました!

トークに音楽に、そしてゲームにと盛り上がった多摩川クラシコ前夜祭もいよいよフィナーレ。最後まで残って頂いた40名ほどのサポーターを対象とした「お宝グッズ抽選会」。これまでの多摩川クラシコプロモーションポスターのほか、FC東京からは長友選手サイン入りインテルミラノユニフォーム。川島永嗣選手が着用していたゴールキーパーユニフォームとその名の通り、お宝グッズが目白押し。またこれまで開催されてきたポスターもプレゼント。そこには今やブラジル代表で活躍するフッキ選手が写っているポスターもありました。時刻はAM3:45。多少疲れの見え始めていたサポーターもかなりテンションが上がってました。

次々と当選者が賞品をゲットしていく中、長友選手ユニフォームはフロンターレサポーターが、川島選手ユニフォームはFC東京サポーターがもらうなど、抽選会ならではのアクシデントも発生していました。イベント終了後、交換の交渉でもしていたのでしょうか。

お宝グッズ抽選会も終了し、20:00から続いた多摩川クラシコナイトも無事に終了。1部、2部通じて会場にいて頂いたサポーターも数多くおり、主催者としては本当に感謝しています。時刻はAM5:00。始発も動き出す中、両チームのサポーターは数時間後に行われる味の素スタジアムに行く前に、しばしの休憩を取るべく、吉祥寺の街に消えて行きました。

ご参加して頂いたみなさん。本当にありがとうございます。これからも、みなさんと一緒になって「多摩川クラシコ」を盛り上げて行きましょう!

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