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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/10 (土) 2015

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ヒロキがアメフト始球式に挑戦!

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指定管理プロジェクト

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先日、10月3日(土)。富士通スタジアム川崎ではアメリカンフットボールXリーグ「富士通フロンティアーズvsノジマ相模原ライズ」の一戦が行われました。
試合前には、ヒロキによる始球式を実施。今回の日記では、その一部始終をお伝えいたします。

まず、「なぜアメフトの試合でヒロキが始球式をするの?」と思っている方のためにご説明を。
アメリカンフットボールの公式戦が数多く行われている富士通スタジアム川崎ですが、今年の4月より我々フロンターレが指定管理者として運営しています。「より多くの人に、富士通スタジアム川崎及びアメフトの魅力を知ってもらい、スタジアムに足を運んでもらいたい!」という目的のもと様々な企画を実施しています。そのひとつがヒロキによる始球式というわけです。

今回も、かわさきスポーツパートナーとして以前から交流がある富士通フロンティアーズの全面協力。フロンティアーズのことは8月12日の山形戦プロモーションイベント「アメフトーーク」でご存知の方も多いのではないでしょうか。アメフトーークの後も、ケンゴと中村クラーク輝晃選手による「W中村対談」の小冊子をスタジアムで配布するなど、4月以降、「富士通スタジアム川崎を盛り上げたい!」という双方の想いが合致し、交流を深めています。

アメフトの始球式というのは、フィールドの中央からボールを蹴り、10ヤードほど飛ばすというのが一般的なもの。しかし、「普通」のことはやらないのがフロンターレ。「もっと盛り上がるもの。観客の皆さんに楽しんでいただけるものを。」と考えた結果、フィールドゴールにチャレンジする事にしました。
とはいえ、ヒロキはアメフト未経験。いきなり本番は迎えられないので、一度、練習することに。教えていただいたのは、富士通フロンティアーズのキッカー西村豪哲選手。アメフトには「キッカー」というポジションがあります。キッカーはその名の通り、「ボールを蹴る」ことに特化した専門職。西村選手はXリーグの中でもNo1のキッカーで、フロンティアーズを前年度チャンピオンに導いた超一流の選手なのです。そんな豪華な講師のもと、ヒロキの練習がスタート。

始まる前のヒロキは「やったことないし、最近はサッカーボールすら蹴ってないからなぁ…」と不安で一杯。しかし、とりあえず一発蹴ってみると、あっさりと成功! ヒロキも「楽しい!」と一気に表情が明るくなり、快調に練習が進みます。練習の様子はYoutubeでも公開中で、その中でも触れていますが、西村選手の教え方がとてもお上手。ヒロキだけでなく、近くで見ていた我々スタッフも「なるほど」と納得することばかりでした。
ヒロキの上達に一番驚いていたのは西村選手。「さすが元プロサッカー選手。普通は教えてもすぐ出来ることではありませんから。」とのこと。さらに、フロンティアーズの常盤GMからは「すぐにXリーグのキッカーになれます。」と嬉しい言葉ももらいました。
白熱した練習は約2時間続き、終了。後日、ヒロキの足には、激しい筋肉痛とアザが。ヒロキですらこうなるということは、やはりサッカーのキックとは使う筋肉もヒットするポイントも異なるようです。

練習から本番までは少し時間が空いていたので、ヒロキ本人の志願により、本番の2日前にもう一度練習を実施。ヒロキとフロンターレスタッフのみで富士通スタジアム川崎にて行ったのですが、「なかなか感触が思い出せないなぁ。」と難しげな表情。不安を残したまま本番を迎えることになってしまいました。
そんな時、西村選手からスタッフへ一通のメールが。「本日のヒロキさんが練習しているブログを見たのですが…。写真を見る限り、踏み込み位置が遠いので…足に当たる位置は…腰の回旋を…」など、アドバイスがぎっしり。写真だけでここまで読み取る西村選手の凄さを感じたと共に、本気で教えていただいていることにとても感激しました。ヒロキにもすぐにメールを転送し、本人も「ありがたい。西村選手もためにも絶対成功させます!」と気持ちが高まっていたようでした。

そしていよいよ本番。当日はヒロキも参加した、ビギナー向けの「初めてのアメリカンフットボール講座」が開催されたこともあり、大勢のフロンターレサポーターが富士通スタジアム川崎に来場! また「富士通フロンティアーズvsノジマ相模原ライズ」は両チームここまで全勝。アメフトファンも大注目の一戦なのです。フロンティアーズの応援席はほぼ満席。約3000人もの観客の中が見守るなかでの始球式となりました。

フロンティアーズの選手入場パフォーマンスにも、旗持ちという大役で参加したヒロキ。無事に選手たちを先導し終えると、20ヤード地点へ。緊迫した空気のなか、見事にゴール!
これで始球式は終了…かと思ったのですが、何やらヒロキが人差し指を立てています。「もう1球チャレンジしたい!」との要求。ボールがフィールドへ投げ込まれ、いざ2発目。何と今度は40ヤード地点まで下がりました。ゴールはエンドゾーンより10ヤード奥にあるので、ボールとゴールの距離は「50ヤード」。
これはXリーグのキッカーでも簡単ではない距離。「本当に大丈夫なのか?」という不安が会場を包む中、ヒロキがキック!
高く上がったボールは真っ直ぐへとゴールへ向かい、見事にゴールイン! フィールドゴール成功となりました。スタンドからは大歓声が巻き起こり、始球式は終了!!
無事に大役を終えたヒロキは、「最高のキックが出せた! めちゃくちゃ気持ちいい!! 西村選手に感謝です!」と大興奮でした。

ヒロキの始球式のおかげ? かは分かりませんが、試合は37-10で富士通フロンティアーズが勝利!! 西村選手も、4本のキックを全て成功させる大活躍でした! その西村選手。ヒロキの始球式について聞くと、「自分のことのように嬉しいです。本番のプレッシャーのなか、一番良いキックが出るのは、プロの集中力ですね。本当に凄いです!」と、とても喜んでくれていました。

翌日のG大阪戦には、フロンティアーズの選手が約15名、プライベートで来場。試合後には「最高に楽しかったです!」と興奮している西村選手から連絡がありました。フロンティアーズの選手がフロンターレを好きで自ら応援してくれるというのは本当に嬉しいですね!
また、ケンゴも富士通スタジアム川崎へフロンティアーズの試合を見に来ています。アメフトの試合で見るフロンターレサポーターの姿も、毎節増えています。このように、徐々にではありますが、「サッカー×アメリカンフットボール」「フロンターレ×フロンティアーズ」のつながりが広がりつつあるのではないでしょうか。今後も富士通スタジアム川崎から川崎を盛り上げたいと思います!

最後になりますが、今回始球式に協力していただいた富士通フロンティアーズの皆さん、そして、最高の指導をしていただいた西村選手、本当にありがとうございました!

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