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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

12/20 (火) 2022

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「Scratch×Soccer」スポーツとプログラミングで未来を育む

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SDGs担当

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12月6日に川崎市立西梶ヶ谷小学校にて、高津区の市民提案型協働事業として、株式会社アルファメディアさんと合同で「Scratch×Soccer」の授業が行われました。この授業は、プログラミング教材のScratchとサッカーを組み合わせ、体と頭の両方を使うことで論理的思考について学ぶことをねらいとした学習です。西梶ヶ谷小だけでなく、同じく市内の梶ヶ谷小学校、下作延小学校でも行われています。授業は3時限にわたって行われ、1時限目と3時限目にプログラミング、2時限目にフロンターレのスクール・普及コーチの指導のもと、サッカーが行われました。

1時限目は、今回の授業の基礎となる「Scratch」を用いた基本的なプログラミングについての学習の時間でした。用意された「変数を1ずつ変える」「10回繰り返す」などのコードを組み替えて、正しく10秒を数えられるようなプログラムを考えました。最初は多くの子が苦戦していましたが、正解通りに組み替えてプログラムが完成すると、子どもたちは笑顔で楽しそうでした。

次のステップの教材となったのは、フロンターレの選手がデザインされたサッカーゲームのプログラム。遠くからシュートを打っても入らない、ディフェンダーが近くにいるときにパスを出してもカットされてしまうなど、それぞれ選手を動かしながら、ゴールが決められるように試行錯誤していました。

2時限目は、フロンターレのスクール・普及コーチ指導のもと、実際にサッカーを行う授業が行われました。ボールを蹴る、運ぶ、止めることについてそれぞれコーチの説明を受けた後に練習が行われ、子どもたちはどうやったら自分の思った通りにボールをコントロールできるかを考えながら取り組んでいました。最後にはミニゲームも行われ、ゴールが入るたびに大きな歓声が上がっていました。「ゲームと違って、思い通りにプレーするのが難しかった」「ゲームでは矢印を押すだけで簡単に動くけど現実はそうはいかない」など、多くの生徒たちが実際にプレーすることの難しさについて実感したようです。

そして最後となる3時限目には、再びプログラミングの授業が行われました。この時限でのテーマは、実際のプレーを踏まえて、「どうやったら現実のサッカーに近い、楽しいゲームになるか」でした。先ほど使ったプログラムの数値を変えることで、ドリブルやパスのスピードを変えることができます。それを利用し、最適な数値を見つけるべく、グループになって話し合いが行われました。

まずはそれぞれの数値を変えるとどのように動きが変化するのかについて、様々な数値を入力することで考察し、その後、数値を少しずつ変えながら適切な数値となるように調整していました。最終的には各班それぞれが上手く数値を見つけて、楽しく遊べるゲームを作ることが出来たようです。

この約3時間の授業を通して子どもたちは、いろいろと試してみることでアイデアを持って考えることの大切さを実感したようです。上手くいかないときは何が原因なのか、どうすれば解決できるのかを考えながら取り組むことで、失敗を成功に変えることが出来ると学べました。

スポーツとプログラミング。一見関係のない分野ですが、上手く組み合わせることで新しい「学び」が生まれています。フロンターレはこれまでも、巡回サッカー教室など、小学校でのスポーツの普及に力を入れてきましたが、こうした新しい取り組みにも挑戦し続けていきたいと考えています。今後の取り組みにもご期待ください‼

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