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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

6/17 (土) 2023

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もう少し、大きくなったら

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アカデミープロジェクト担当

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こんにちは。アカデミープロジェクト担当です。
川崎フロンターレアカデミーの新たな活動拠点である「Anker フロンタウン生田」でのトレーニングが始まり、あっという間に約3ヶ月が経ちました。ピカピカに整った施設にアカデミーの選手たちがいる風景にも、ようやく見慣れてきました。Anker フロンタウン生田が出来るまでは、U-12(小学生)、U-15(中学生)、U-18(高校生)と各カテゴリーでそれぞれ異なる場所で練習を行っていましたが、今では毎日のようにAnker フロンタウン生田で顔を見合わせることが出来ています。

つい先日、すごく良いなぁと思った出来事があったのでこちらで紹介させてください。
U-18の練習終了後のこと。とある選手と雑談をしていたところ、U-12の選手(3年生)2人が、彼らの体が隠れてしまいそうな大きなリュックを背負いながら、私たちの前にトコトコと歩いてきました。するとU-18の選手が「ほら、またリュック空いてるよ。」と声をかけていて、これがあまりに自然で本当の兄弟のようだったので「あれ、U-12に弟いたっけ??」と聞くと「違うんですけど、この子、いっつも僕のところに来るんですよ(笑)」と。どうやら話を聞くと、お互いを見かければ声を掛け合う仲だそう。冗談を言い合って、お互いくすぐりあって、キャッキャッと楽しそうにじゃれている様子は、少し年の離れた本物の兄弟のようでした。

「このお兄ちゃんのこと、知ってる?? この間、ここでやったプレミアリーグの試合も出てたんだよ。」とU-12の彼に声をかけると「ぼく試合観てるから、知ってるよー。」と返されました。...愚問だったようです。その後、別のものに興味を見つけたようで嵐のように去っていきましたが、そんな後ろ姿を見ながら「可愛いっすよね。(笑)」と最後まで優しいお兄ちゃんっぷりも思わぬところで見ることができました。

すごく良いもの見たなぁ...と思いほっこりした数分後、再び先ほどのU-12の選手2人組の姿が。
なんと、次のこの2人に声をかけていたのが、U-18の”ヤスさん”こと長橋康弘監督。おもむろに2人が座るテラスに腰かけて、何かを話し始めました。「もしや、U-12の選手にもサッカーの話を??」と、そっと見ていると「これがね、まず基本のリズム。タンタンタタタン。」と軽やかにテーブルを叩き始めた長橋監督。それを一生懸命真似しようとするU-12の2人。どうやら、長橋監督がリズムゲームのようなものをこの2人に教えていたようで、「もう1回(見せて)!!」と3人で楽しそうにリズムを奏でていました。普段からとても穏やかで温厚な長橋監督なのですが、この2人と話している時の長橋監督、ご覧の通りさらに優しい目をしてました。

そんな素敵な光景を、立て続けに見ることができて、こちらも幸せな気持ちにさせてもらいました。
Anker フロンタウン生田では、これがもう当たり前の風景になってきているのかもしれません。
普段、直接的に練習では関わることのないカテゴリーの選手たち、選手とスタッフたちがコミュニケーションを自然と取れる環境になっているのだなと感じさせられる出来事でした。

この2人のU-12の選手たちにとっては、U-18の選手やスタッフたちは「一緒に遊んでくれる、優しいお兄さんたち」なのかもしれません。でも、今はまだそれでもいいのかなと思ったりもします。彼らがもう少しだけ大きくなった時に、あの時優しくしてくれたお兄さんたちが、彼らの憧れや目標に自然と変わっていくのではないでしょうか。

彼らの成長が、今から楽しみです。

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