10月21日（土）から25日（水）の間、トップチームはACLグループステージ第3節BGパトゥム・ユナイテッド戦のためタイに遠征しました。

10月20日（金）のリーグ福岡戦、チームはその足で羽田に移動しホテルに宿泊。翌朝羽田空港を出発し、約6時間のフライトでタイ・スワンナプーム国際空港へ。空港から遠征荷物を積み込み、バスで約1時間かけて現地のホテルに移動。先月のACLマレーシア遠征に続きリーグ戦後に等々力からそのまま移動という忙しいスケジュールでしたが、昨年のアジアツアーでタイに遠征しBGパトゥムと対戦しているので勝手を知るスタッフが多く、とくに大きなアクシデントもなくタイに到着しました。

チームが滞在したのはタイの首都バンコクの北側に隣接するパトゥムターニー県。日本でいうと東京都と埼玉県のような位置関係?でしょうか。チームが宿泊したホテルの近くには超大型のショッピングモールの区画があり、少し道を外れると昔ながらの東南アジアの町並みが広がっていました。この時期のタイは気温が30度前後。雨季で非常に蒸し暑く日中外を歩くとだらだらと汗が出てきますが、何人かの選手やスタッフはフリーの時間を使いホテル近くを散歩していました。

遠征1日目は移動日。2日目は午前中からお昼すぎまでフリー。各々のコンディションに合わせて筋トレをしたり、散歩したり、部屋でゆっくりしたりと思い思いの時間を過ごしました。

そして夕方からBGパトゥム・ユナイテッドのスタジアムがあるBGの施設内のグラウンドで全体トレーニングがスタート。ちなみにBGとはガラス製品メーカー「BANGKOK GLASS（バンコク・グラス）」の略で、BGパトゥムはもともとバンコク・グラスFCという名称のクラブだったそうです。

2日目のトレーニングはウォーミングアップ、ボール回し、フルコートを使った戦術面の確認。その後、福岡戦のスタメン組らは軽めの調整。その他の選手たちはシュート、ミニゲームといったトレーニングを行いました。

遠征3日目。この日は昼前からACL公式会見がありました。
フロンターレからは鬼木監督と遠野大弥選手、BGパトゥムからはチャナティップ選手が出席。ひさびさの再会（といってもまだ1年たっていませんが）ということで、監督も選手もスタッフもチャナと会えるのを楽しみにしていました。タイでは国民的スターのチャナですが、普段はちょっぴりやんちゃで憎めないキャラ。フロンターレでもみんなから愛されていました。元気そうで何よりです。公式会見は和気あいあいとした雰囲気で進められました。

そして夕方からBGパトゥムのスタジアム、パトゥム ターニー スタジアムにて公式練習スタート。
限られた練習時間ですがグラウンドではウォーミングアップ、ボール回しのあと、戦術の確認やフォーメーションのトレーニング、ミニゲーム、セットプレー、パートごとに分かれ攻撃陣はシュート、守備陣はロングボールやクロス対応といったトレーニングが行われていました。

遠征4日目。試合当日。この日の午前は、選手たちはゆったりとした時間を過ごし、午後からキックオフに合わせて心身のコンディションを試合に合わせ、夕方にホテルを出発しました。

試合は皆さんご存知のとおり4-2でフロンターレの勝利。タイの湿度の高さもあり前半は苦しみましたが、我慢強く戦いながら得点を重ねることができました。終盤は怪我人やACL特有のジャッジの基準などいろいろな出来事がありましたが、アウェイで勝点3を積み上げACLグループステージ3連勝。グループステージ突破に向けて一歩前進です。はるばる日本から駆けつけてくれたサポーターの皆さん、そして現地在住の日本人の方々の後押しも非常に心強かったと思います。

翌朝、チームは朝早くにホテルを出発し帰路につきました。移動だけではなく荷物の出し入れや出国・入国手続き等でけっこう時間がかかるので当然体の疲れはあると思いますが、アウェイで勝利しての帰国なので気持ち的にはだいぶ楽だったのではないでしょうか。帰り道も大きなアクシデントなく無事に帰ってきました。

ACLグループステージは3連勝で首位ターン。11月7日（火）にBGパトゥムとのホームゲームが控えています。この一戦で勝つことができればグループステージの争いでかなり優位に立てるはずです。ACLグループステージ第4節BGパトゥム・ユナイテッド戦は11月7日（火）19:00キックオフです。平日ナイターの試合ですが、ぜひとも等々力まで足を運んでいただき選手の後押しをよろしくお願いします!!