7月13日(月)川崎市立橘高校にて、クラブのオフィシャルトップパートナーであるアンカー・ジャパン株式会社様と共同で「モバイルバッテリーの使い方/捨て方」に関する勉強会を開催しました。
本取り組みは、橘高校の理念である「学校の授業と実社会との融合」を体現する授業として実現したものです。
今や高校生にとっても所持率・利用率が非常に高く、毎日の生活に欠かせないモバイルバッテリー。
しかし近年、廃棄されたモバイルバッテリーがごみ収集車やごみ処理施設の粉砕機等で衝撃を受けた際に発火し、大規模な火災事故につながるケースが後を絶ちません。
本授業は、生徒たちに身近なアイテムが引き起こす社会課題を「自分事」として捉えてもらい、事故を未然に防ぐ啓発活動の一環として企画されました。
授業では、単なる正しい捨て方の指導にとどまらず、化学基礎の単元である「電池の原理」の観点からアプローチ。
モバイルバッテリーの構造そのものを科学的に紐解くことで、「なぜ強い衝撃で発火するのか」という製品の仕組みを根本から理解する、深い学びの場となりました。

授業の冒頭、まずはアイスブレイクとして「私たちの身の回りでリチウムイオン電池が使われている製品を、いくつ知っていますか?」と生徒たちに質問。
生徒たちからは「スマートフォン」「モバイルバッテリー」「ワイヤレスイヤホン」など、次々と身近なアイテムが挙がりましたが、実際にはなんと身近なものでも40種類以上の製品に使用されているとのこと!
これには生徒たちからも「そんなにあるの!?」と驚きの声が上がり、一気に引き込まれている様子でした。
そして本題となる講義では、リチウムイオン電池の仕組みや他の電池との違い、さらには正しい使い方や安全な廃棄方法まで、幅広く解説していただきました。
毎日使っている身近なものだからこそ、生徒たちも興味津々で真剣に耳を傾けていました。
授業では、充電中のリチウムイオンの動きについてもお話しがありました。
モバイルバッテリーの充電時は正極から負極へ、放電時は負極から正極へと、リチウムイオンと電子が移動します。
この電子の行き来によって、電気を蓄えたり、エネルギーとして取り出したりしているそうです!

またモバイルバッテリーは、サイズによって一回でできる充電の量がまったく異なるそうです!
ここで皆さんに知ってほしいのが、「実力値」。
モバイルバッテリーを購入する際に、どのくらい電気を蓄えられるかを示す「mAh」という単位があります。
その数値の70%が実際に発揮できる充電の量となります。
例えば、5000mAhモデルのモバイルバッテリーを使用すると、普段使っている一般的なスマートフォンは約3,500mAhのバッテリーを内蔵しているので、約1回分充電ができるという計算になります。
授業の締めくくりには、学習内容をおさらいするクイズを実施。
スタッフでも少し頭を悩ませるような問題でしたが、しっかり講義を聞いていた生徒たちは見事正解を連発!
楽しみながらも、非常に深く実践的な学びを得られたことが伝わってきました。
当日は約60名の生徒が参加し、終始熱心な姿勢で授業に臨んでくれました。
今回のように正しい知識を身につけることが、発火事故等を未然に防ぐ第一歩になります。
この授業をもとに、橘高校の生徒を中心として周りの人にモバイルバッテリーの使い方を知ってもらえるきっかけとなれば嬉しいです!
ご協力いただいたアンカー・ジャパン株式会社様、川崎市立橘高校の皆さま、本当にありがとうございました!







